PART3はこちら。
国有地払い下げが不透明であるとのことで、この学園の異常さは明るみに出た。ということは、逆に言うとこの話がなかったら(数々の政治家や行政から便宜をはかってもらって)4月から小学校が開校していたということだ。
幼稚園でこの始末。6年間におよぶ小学校課程でどのような教育を行うつもりだったのだろう。
・特別活動が異様に多い
・人件費の割合が小さい
・小学校経験者の職員が少ない
・収支の見込みがずさんすぎる
……計画らしいので、まともな学校運営ができたはずはない。
実はこの学園の国粋教育の異様さは、すでにネットでは評判になっていた。でもマスコミはほぼ黙殺。さすがに現在は各社が報道合戦をくりひろげて……というわけでもない。うちは朝日新聞をとっているので、日々事件の様子を読むことができる。毎日も同様。ところが、読売新聞の扱いは格段に小さい。それどころか
「共産党に追及の主導権を奪われた民進党は……」
という具合に、いつもの民進いじめの道具に使っている程度。
そうなのだ。保守系マスコミはこの事件の扱いにどうやら苦慮している(週刊誌は、右でも左でもとにかくスキャンダルが大好きだからいずれにしても大騒ぎ)。現首相が初めて見舞われた大きなスキャンダルであるにもかかわらず。
同様のことが、テレビでも行われていた。バード羽鳥が司会するワイドショー。あ、ようやく予告したコメンテーターの登場だ。以下次号。
本日の1冊は横関大「ルパンの娘」。泥棒を家業にする娘と警察一家の息子の恋愛。こういうほのぼのミステリがわたしは好きで好きで。