事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

おんな城主直虎 第12回 おんな城主直虎

2017-03-26 | 大河ドラマ

第11回「さらば愛しき人よ」はこちら。

前回の視聴率は13.7%と上昇。意外に底堅い。その理由がよくわかった回でもありました。

今週は午後に米沢から山形新幹線経由陸羽西線で帰ってくる関係から、早丸で見ることができず、久しぶりに本丸で視聴。井伊家の直情径行なやりとりに気が遠くなりました。あまりにもわかりやすい。そのわかりやすい方々(前田吟、刈谷俊介、筧利夫)は今回で退場。おいおいこんなんで大河なのか、あまりに軽すぎないかとあきれた瞬間にダース・ベイダー登場。高橋一生。

彼が登場した瞬間にブラウン管(死語)の温度が確実に上昇。待ってました!と言いたくなる。彼こそがこの大河を今のところ背負って立っていることが如実にわかる。脚本の森下さんが、どれほど高橋一生のブレイクを予想していたかはわからないが、彼の深謀遠慮がなかったら井伊家など木っ端微塵であったと主張したいのだろう。ちょっと仕掛けが足りないような気もしますが。でも仕掛けの足りなさをあまりある高橋の魅力爆発だ。

感情をあまり外に出さないけれども、潤んだ瞳がきゅるきゅる動くあたりは、中年男でも「おー」と思う。「軍師官兵衛」でも、官兵衛の部下である冷静な男がうろたえることでドラマを揺り動かしていたし、ひょっとしたら将来は大河の主演だってありうるかもしれない。山縣有朋か伊藤博文を彼でやってくれないかな。

ドラマのタイトルをこのエピソードのタイトルにそのまま移入したのだから、音楽で言えばタイトルチューンだ。絶対の自信作、あるいは最初のシングルカット。その域に達していたかはよくわからない。でも、例の魚民が同級生の安息の場ではなくなったという意味で、来週からは違ったステージにこのドラマは突入するはず……なんだよねえ?

一生人気に期待して視聴率は14%台復帰と読みました。ほんと、ブレイクってこういうときに使う言葉だったんだなあ。うちの奥さんはTBSの「カルテット」で夢中になってました。「この人知ってる?」知ってるってば。

第13回「城主はつらいよ」につづく

コメント
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