2016年版はこちら。
忘れてた。マイベスト2017をやるのを。やっててこれほど楽しいシリーズはないので危ないところでした。
まずは邦画篇。
1 「この世界の片隅に」(片瀬須直 東京テアトル)
2 「湯を沸かすほどの熱い愛」(中野量太 クロックワークス)
3 「銀魂」(福田雄一 WB)
4 「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」(佐古忠彦 彩プロ)
5 「探偵はBARにいる3」(吉田照幸 東映)
……1位と2位を正月のうちに見てしまい、それを凌駕する作品は出ませんでした。もっとも、この二作にはなかなか勝てないですわね。
安倍内閣のもとで息苦しい現在だからこそ、カメジローという存在はうれしかった。そんな映画の上に「銀魂」を置くのがわたしらしいところ(笑)。「探偵~」を5位にしたのは、大泉洋が病院前で吐き捨てたセリフが、これぞハードボイルドだったからです。次点は「三度目の殺人」かな。
DVDで見た作品だと熊井啓の「海と毒薬」と故森田芳光に捧げられた「の・ようなもの のようなもの」がすばらしかった。
でもおそるおそる申し上げると、それらすべてを蹴散らしていちばん面白かったのは再見した「太陽を盗んだ男」(長谷川和彦)でしたが。いやもうほんとにこれは名作。みなさんぜひ見てくださいね。DVD絶賛レンタル中だし。
主演女優賞は、宮沢りえは評価されまくりだったので、ここは「のん」でいきましょうよ。彼女の復活をおれはまだ信じてるよ。
主演男優賞は「散歩する侵略者」の長谷川博己。わたし、彼のファンなんです(笑)。
次回は洋画篇。