事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「現代文学論争」 小谷野敦著 筑摩選書

2011-02-15 | 本と雑誌

31j6b2vbvl_sl500_ 論争、をあの小谷野がとりあげるのだからそりゃー恣意的に……そうでもありませんでした。むしろ過剰に冷静になっているような気さえ。

川端康成の「事故のてんまつ」や筒井康隆の断筆宣言騒動あたりからわたしもリアルタイムで知っていたわけだけど、「たけくらべ」のラストが“初潮”か“破瓜”か、春琴抄において春琴の顔にお湯をかけたのは誰か、なんて論争があったなんて知らなかったなぁ。こういうことはミステリ作家にまかせておけばよいのでは?

こういう本を濫読していると、わたしがいつも読んでいる作家たちが反目しあっているあたりがうかがえて面白いっす。小谷野は内田樹を認めず、内田は宮台真司や上野千鶴子をいなし、森達也江川紹子は反目し合い……なるほど、世に論争の種はつきまじ。"

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資格図鑑PART3

2011-02-14 | 社会・経済

Schoolka PART2はこちら

 各種資格試験の要項を見ていると、こんな傾向があることに気づく。

『1次合格、2次不合格の場合、次年度以降3年間は1次試験を免除』

山形県でもいろいろあったんだけど、教員採用試験に、これさっそく導入しないとまずいかも。ただでさえ倍率が高く、他県から優秀な人材がぶっこ抜かれているうえに、現行のままだと期限付きのまま現場で働いている連中の負担が大きすぎる。このパターンならどこかの県のような問題にもならないし、恣意的な運用という批判も(なにしろ各種試験がこうなっているんだから)逃れうるんじゃないか。

医師になる上で最も難しいのは医学部受験。医師国家試験は合格率90%とはいえ、しかし問題量がすさまじい。総問題数500問。これを3日間、計920分間で解く。

どんなに人気でも、心理学で食えているのは心理学者とごく一部の臨床心理士だけ。わたしたちが接している『こころの先生』のほとんどは精神科医。

臨床心理士の労働環境はきびしい。そんななか注目されているのがスクールカウンセラー制度。しかし、この制度も時給数千円。雇用契約も非常勤。食えない。

獣医師が臨床現場で直接相手にするのは動物。でもことばでコミュニケーションをとらなければならないのは飼い主。「人間嫌いだから獣医をめざす」タイプは挫折しやすい。

……さまざまな資格、さまざまな職業を俯瞰すると、どんな職業だって別の職業との『境界線』に悩んでいる。いまだに職務が確立されていない学校事務職員って……と嘆く声をよく聞くけれど、どんな職種も悩んでいることに変わりはないのだった。

 特に福祉関係の労働環境の劣悪さにはたじろぐ。そんな彼らも、現場からさまざまなことを読み取りながら(OJTをなめてはいけない)、同世代同士で必死に勉強しながらがんばっている。なんか、オレもがんばろうと思わされました。にしてもやっぱり福祉関係にもっと金をやんなきゃダメだってー!

【資格図鑑・おしまい】

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資格図鑑PART2

2011-02-13 | 社会・経済

511xnyey8zl_sl500_aa300_ PART1はこちら

 前号で、行政書士には公務員経験(現業はのぞく)が17年以上あると無試験で資格が取得できる、とした。確かに資格の中には官尊民卑としか受け取れないようなものがあり、弁理士、社労士、司法書士などは、それぞれの関係官庁に一定期間勤務していると無試験や一部免除になったりする。

 だったら学校事務職員も行政職だからいますぐ行政書士にっ!という甘い話ではないわけで、それは

兼業禁止だから現職のままバイト感覚で行うことはできない。

退職後にやるにしても、すでに飽和状態。独立してもほとんどが年収300万円以下。

などのきびしい現実が待っていることをお忘れなく。では資格図鑑のつづきを。

社会保険労務士は、いわば「人事・労務のプロ」「税理士の労働保険・社会保険版」という言い方もされる職業。もとは行政書士のテリトリーだった業務を特化されたもの。

社労士には「いい人」が多い。ファイナンシャル・プランナーと同様、「人に喜ばれる機会が多い」ことが影響していると考えられる。

1級建築士と2級建築士の違いは、設計するものの面積や高さに制限があるかないかだけ。建築士としての実力が1級>2級とはかぎらない。

宅地建物取引主任者(宅建)の試験はかつてより難しくなっているので、むかし受験して楽々合格した有資格者の経験談は鵜呑みにしないこと。

……そうかあ、学校にやってくる銀行員たちが、「宅建の資格もとんなきゃいけなくて大変なんだよー」と嘆いてたけど、むかしはそうむずかしくなかったんだね。そういえば主婦が通信教育講座に申し込むのは宅建か医療事務だってきいたことある。ただ、銀行員にしてもその資格をとったからといって行内で評価が高くなるかは微妙なのだそうだ。

 社労士については、どこかできいたことのあるような仕事だと思ったけど、学校事務職員にかなり近い職業なのかな、と。ただし、社会保険事務所とかにいるならともかく、独立してやっていくのはやはりたいへん。いい人でいるのもたいへん。

PART3につづく

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「アンストッパブル」Unstoppable (2010 FOX)

2011-02-12 | 洋画

Unstoppableimg01_2  前作「サブウェイ123 激突」で、やはりデンゼル・ワシントンを使って“地下鉄ハイジャック”という映像的にフラストレーションのたまる題材をあつかった反動か、トニー・スコットは映像派の本領発揮とばかりに派手な画づくりにいそしんでおります。

 赤や紫を基調にして、暴走する化学物質満載の貨物列車を一種のモンスターに見立て、流麗なカメラワークと速射砲のような画面転換で観客を一瞬たりとも退屈させない。

 列車の暴走は、やる気のない運転士のミスがスタート。惰行していると思われた無人列車は、はずみで力行(かぎょうじゃないよ、りっこうだよ)してしまい、速度を上げて大都市の急カーブに向かう。

 鉄道会社がとった作戦は、列車の前に別の列車を走らせ、わざと衝突させて減速し、運転席にヘリから人を送り込むというもの。会社の損得だけを考えている上役の考えた作戦なので当然失敗。

 では機関士デンゼル・ワシントンはどうやったか。

 後ろから暴走列車に近づいて連結し、ブレーキをかけようとするのだ。無茶でしょ?わたし、よく考えると上役のとった策の方が実現性は高いと思う。

 会社の作戦第二は、線路に障害物をおいてわざと脱線させるというもの。「そりゃ、無理だ」とワシントンは言うけど(確かに無理でした)、それなら線路を外すなり爆破したらどうなんだと……あ、それだと化学物質が漏れる、可燃物満載の列車が爆発するでダメなのか。

 まあ、ストーリーが実話を元にしているのでどんないちゃもんも無駄なんだけど、ラストで紹介される登場人物たちのその後がちょっとあざとい。ミスした運転士はファストフードに転職、無謀な作戦をとった上役は解雇、ワシントンは(クビになる予定だったのに)昇進。おいおい。

 ファストフードは命をあずけない仕事だからOK?会社に貢献しようとした上役は簡単にクビ?最大の原因は、社員のやる気をそぐアンビリーバブルな労務管理にあったはず。そっちの方の糾弾もちゃんとやってくれなくちゃ。まあそんなひどい会社でも職業人としてがんばるあたりが美徳ってことなのかな。とりあえず仕事はきっちりやろうぜ。

Unstoppableimg02

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「グリーン・ホーネット」The Green Hornet(2010 SONY)

2011-02-11 | 洋画

Thegreenhornetimg01  オリジナルのテレビシリーズ、わたしリアルタイムで見てました。おいおいどんだけ年寄りなんだよ、とつっこまれそう。でもさすがに子どもだったので、おぼえているのは例のやたらかっこいいテーマソングと、カチャッとなって(なにがカチャッとなるかすら忘れた)お屋敷を出て行くでかいアメ車。そしてやけに機敏な助手カトー。そう、いま思えばブルース・リーがやってたんだよなあ。

 ガキにとってはちょっと地味なヒーローもの。スーパーマンみたいに空を飛ぶわけでもなく、バットマンのようなとんでもない小道具を使うわけでもなかったし。

 ソニーで映画化されると聞いて、こりゃー期待できると思ったのは、カトーを周星馳(チャウ・シンチー)がやって、彼が監督もする!ということだったから。それが、何がどうなったものやらグリーン・ホーネット=セス・ローゲン、カトー=ジェイ・チョウというわたしにとってあまりなじみのないコンビによって完成。

 で、どうだったかというとこれが微妙。確かに笑えるシーンも多いしジェイ・チョウの体技はたいしたもの。悪役に「イングロリアス・バスターズ」の巨顔、クリストフ・ヴァルツが起用されたので、登場するたびにありがたい感じもある。

でもなー、意外に主役コンビがシリアスに悩んだりするのがめんどくさい。アメコミヒーローの宿痾なのか、グリーン・ホーネットは父親へのコンプレックスむき出し、カトーはショーファー扱いされることにマジで怒り出す……ひとり過激にセクシーガールを演じたキャメロン・ディアス姉さんの狂いっぷりを見習ってほしい。

アメリカや日本での興行成績もまた微妙なので、続編がつくられるかはしんどいとこかな。でも、ラストにあのテーマソングFlight of the Bumblebeeが流れると子どものときのように胸は高鳴る。今度の話はなかったことにしてもいいから、チャウ・シンチーでもう一回勝負かけてくれソニー。

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資格図鑑PART1

2011-02-10 | 社会・経済

511obwjpdzl_sl500_aa300_ 「会社図鑑」「大学図鑑」につづく、実際に該当者に本音をきいてみて、会社選び、大学選びの手助けをしようというダイヤモンド社の図鑑シリーズ第三弾。

わたしはお笑いの一種としてこのシリーズをずっと読んできたけれど、次第にマジなお助け資料に変わってきている。時代がそれを要請しているのだろうし、読んでいるわたしの姿勢もそちら系に。

この資格図鑑は、「~士」「~師」という、いわゆるサムライ商売が、実際にどんな仕事なのか、収入の多寡、資格取得の難易度を、世にあふれる資格ガイドとは一線を画して“資格をとってからどうなのか”を、実際にその職業に就いている人間が読んだら激怒しそうなことまで赤裸々に描いている。

金儲け優先でいいかげんな資格もあれば、資格そのものは立派でも、取得にいたる周辺がいかにもいい加減だったりするので、必然な記述だとも。

それでは、わたし(だけ)が知らなかった驚愕の事実を箇条書きで……

英語能力検定として大人気のTOEIC。しかし、外資にしても、高得点を取ったとしても英語多用部署に入れるわけではない。採用や昇進・昇格の条件にしている企業にしても、足切りのためのハードルとしてもうけていることが圧倒的に多い。

(おなじみの、法廷に立つタイプではない)渉外弁護士は、司法試験合格者枠の拡大でますます増えていく。グローバルスタンダードがすすめば、むしろ弁護士の主流になっていくかもしれない。

近年増えているクレジットローンやサラ金がらみのトラブルについては、弁護士会がクレサラ相談窓口をもうけていて、仕事をひきうけた弁護士は数十万円の報酬を受け取る。その仕事を受けていると同業者からはバカにされる。でも、若手や金儲け下手な弁護士はそれらで食べているのが現実。

マジで行政書士をやっている層は資格取得者全体の1/6ほど。それ以外は「よりむずかしい資格試験のステップとしてとった」「とってはみたが独立する勇気なし」「(弁護士・弁理士・公認会計士・税理士は無試験で登録できるので)ただで一応とっておいた」「司法書士や社労士などの追加資格としてとった」「行政事務17年以上従事した公務員は無試験パスなので、定年後のOBが小遣い稼ぎをやっている」から。

なんだとーっ!以下次号

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「パリより愛をこめて」From Paris with Love(2010 仏)

2011-02-09 | 洋画

Frompariswithloveimg01  リュック・ベッソン製作、はビデオレンタルにおいて信頼のブランドだ。「TAXi」「トランスポーター」シリーズにそれは顕著。なーんも考えずに観ることができるあたり、ちょうどいいんだろう。こないだの「トランスポーター2」の高視聴率(17.0%だよ。びっくり)がそれを証明している。

 リュック自身が監督するときには、それなりにひねったつくりになっているので、彼の“外注”は、業界人としてフランス映画界活性化にひと役かっている、とでも自負しているのかな。

「パリより愛をこめて」というふざけたタイトルのこの作品(原題もFrom Paris With Love……仮題をそのまま採用したらしい)も、一見そんないつもの、ひねりのない方のベッソンに見える。

 ところが、主役ふたりにジョン・トラボルタとジョナサン・リース・マイヤーズをセッティングしたものだから化学反応が起こってしまった。

“巴里のアメリカ人”としての狂犬捜査官トラボルタが暴走し、まだ見習いのマイヤーズと衝突しつつも次第に認め合うようになる……ああ嫌になっちゃうぐらいひねりのない展開(真犯人もバレバレです)なのに、ふたりがその定型をぶち破るぐらいすばらしいのだ。拾いもの。

 DVDの特典映像にふたりの述懐が入っていて、私生活でもリスペクトしあっていることがうかがえて笑えます。マイヤーズのひと言。

「(ウディ・アレンの)『マッチポイント』に出た経験も大きかったけれど、ジョン(トラボルタ)ほどアイスクリームを買ってはくれなかった。」

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明細書を見ろ!2011年2月子ども手当号~児童手当復活?

2011-02-08 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Greenhornetimg01 2010年10月子ども手当号「子ども手当は悪い子か」はこちら

今号も例によって子ども手当受給者だけにお届けする号外です。
今日の支給額は、10月に説明したように

子ども1人 → 52,000円

子ども2人 → 104,000円

子ども3人 → 156,000円

となっています。途中で認定された人はその月数に応じて。ちゃんと振り込まれているかチェックしてよ。ホントよ。

 さて、この子ども手当はいまとんでもないことになっていて、ねじれ国会や地方の反乱のからみもあって、2011年度の支給がどうなるのかさっぱり読めません。

 一応、民主党の案にそって3才未満の子に対して7000円増額して月額20000円にする閣議決定は行われたのですが、この法律が3月末までに通るかが問題なのです。

 なぜなら、いま支給されている子ども手当の基礎となる「子ども手当法」は今年度かぎりの時限立法。11年度当初に新たな子ども手当法が通らないと、なんともう消えたはずの児童手当が復活することになりそう。

子ども手当がスタートしたのだから、児童手当は自動的に消滅させるのが理の当然ですが、厚労省は「今年度末もきっと子ども手当でもめるに違いないから」と保険の意味もあって児童手当法を失効させなかったのです。さすが、霞ヶ関は優秀だというか内閣もなめられたものだというか……

※アメリカのヒーローたちってどうして父親へのコンプレックスむき出しなんでしょう。ほとんどギャグ映画である画像の「グリーン・ホーネット」でもそれは同様でした。国民病?

※今日銀行で国会中継を見ていたら、まさしくこの問題で大もめ。どうなるのかなあまったく。

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パソコン買いかえましたPART4

2011-02-07 | デジタル・インターネット

Windows7img01_2 PART3はこちら

 新しいパソコンになって、まず何がうれしかったかというと、そりゃー噂に違わず立ち上がりがメチャメチャ速くなっていたことだ。これまでは、スィッチを押してからタバコを一本吸わなければならないぐらいだったし、職場のXPにいたっては、朝の職員打ち合わせの時間まるまる必要。

「いやー速くて速くてうれしいな」

「でもそれって、7であることもそうなんでしょうけど、パソコンのスペックの向上もあるはずですよ」

サポーターは冷静。なるほど、他の作業もみんな速くなってるもんな。

 加えて、YouTubeなどの動画サイトとつながっても、回線速度は変わらないはずなのに処理が速いからか視聴もスムーズ。ちょっと思いました。光、いらなかったか?(笑)

 画面がでかいのもうれしい。こんな幅広画面でどうすんだと思ったけれど、これだけ余裕があればふたつのファイルを並列させて、ってやり方も普通に行える。

 でも文句もある。例のOffice2007で採用されたオープンなんとか方式。拡張子にxがくっつくあれね。おかげでこれまでのwordやExcelとの互換性がなくなった問題。まあ、オトナの事情とはいえ、なんか釈然としない。世の流れだからいずれ「この1冊」もそちらに移行することにはなるんでしょうが……

 それだけでなく、新しいwordやExcelにおいて、ここまで操作の変更を加えなきゃならなかったのだろうか。いや、どうせユーザーであるわたしの側が慣れていくのはわかっている。でも、たとえば行数の変更があんなマイナーなところに追いやられているのって納得できないぞ。

※これも読者から指摘があり、Office2007にはそれこそ壮絶なクレームの嵐だったのだとか。その数およそ2億件(笑)わかるぞー。

……とかなんとか言いながら、日々新しい発見があるのがうれしいところ。さまざまなソフトにおいて、検索機能が進化していることに助かってもいる。あと半年もしたら、学校のXPパソコンにいらつくことになるんだろう。そうやってまた定期をくずすことになるのかなあ(T_T)

【パソコン買いかえました・おしまい】

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パソコン買いかえましたPART3

2011-02-06 | デジタル・インターネット

Vaionewjimg02 PART2はこちら

 とりあえずやんなきゃいけないのはメルアドの移動。

 でも、きいてはいたけれど今度のパソコンにはアウトルックエクスプレス(OE)がない!っていうかあのソフト自体のバージョンアップがもう行われていないのだとか。これにはびっくり。これまで毎日毎日使っていたのに……

 理由はいろいろあるらしいが、とりあえず世にはびこるウィルスの多くがこのソフトめがけてつくられていた背景があるようだ。特に初心者はみんな最初からパソコンに入っているこのソフトを使うので、感染させるのにもっとも適したソフトでもあったようだし。

 ということで今度はウィンドウズライブメールなるものを使うんだけど、OEからOEなら移植は簡単らしいのに(あとできいたらOutlookにやればいいらしかった)、OEからライブメールへのデータ移動はむずかしいんだとか。

 うーん。仕方ない。OEのデータをCSVで書き出して、ライブメールへ…………

おお、ちゃんと移動した!えらいぞオレ。でも漢字がうまく移ってくれない。やれやれ。150人の名前を入れ直しました。問題は、これまで送受信した3万通のメール。USBメモリを使ってシコシコと……あきらめました。まあ、いつかやることも……ないだろうな。

※なんと読者から裏っぽいケーブルを貸してもらうことに。よかったよかった。

 あ、その前にセットアップの話。最初のパソコンのときは苦労したぁ。ダイヤルアップの時代だったし、汗だくでがんばったことを思いだしてウンザリ……あら?無線LANだからなのか、勝手に接続しやがる。ほとんど何もしていないに等しい。こっち方面は便利になってたんだな。ネット接続がらみはまもなく「ウチに光がやってきた」と題して特集しますのでお楽しみに。

 さて、新しいパソコンの使い勝手は……以下次号

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