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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

わたし怒ってます 2000万円 Chic & Slash - Le Freak (Live At The Budokan)

2019-06-13 | 社会・経済

Chic & Slash - Le Freak (Live At The Budokan)

いわゆる「老後2000万円」の報道をチェックしていて、あまりのたちの悪さに頭がクラクラしてきた。二重三重にたちが悪く、しかもお粗末な話なのだ。

まず、金融庁の金融審議会の報告書そのものがまっとうなのかどうか。岸田政調会長がいうように

「きわめてずさんなもの」

だとすれば、審議会のメンバーに、低レベルの人間しか集められず、対応した役人もそれに見合ったものだったということで、これはこれでひどい。

しかし多くの人たちが実はこう考えている。当たってるじゃないか、と。年金制度を無邪気に信奉するほうがどうかしている。報告書はそのことをあからさまにしただけだと。

内田樹が喝破した“空虚感を抱えたイエスマン”たちは、報告書も、与党も野党も金融庁も冷笑しながら、しかしいちばん馬鹿にしているのは「100年安心」と嘘をついたほうではなく、信じたほうだ。おれたちはそんなことは知っている。だから今さらカマトトぶって騒ぐなよ、というスタンスだろう。

そんな彼らが支持する現内閣だが、そのひどさはここに極まった。

まず、この金融審議会はなにを目的にして議論してきたかといえば、

“長生きするには資産形成が不可欠だ”

という主張を国民に理解してもらうため。つまりは貯蓄だけでなく、もっと投資をしろという、いかにも現内閣がよろこびそうなテーマ。その証拠として、95才まで生きているとこれだけ赤字になりますよと開陳してみせたわけだ。

まあ、もうちょっと表現の仕方はあっただろうと思うけれども、とにかく審議会は金融庁のリクエストに応えなかったわけではない。マーケットに金を注ぎ込め、成長のためなら死んでもいいだろ!と。

しかしわたしもまさか、この報告書を麻生太郎金融担当相が受け取りを拒否するとは思わなかった。自分で諮問しておいて、“不都合な真実”が含まれていて、世間が騒いだから報告書自体をなかったことにしようというのだ。

これには呆然。現内閣がいちばん怒っているのは、なんで選挙前に発表したんだということだろう。わたしたちの国はこのような人たちがコントロールしている。国が傾くわけだ。

本日の1曲はシックの「ル・フリーク」。ナイル・ロジャースのギターはわたしの血肉になっております。

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解説者を評定する 里崎&中畑

2019-06-12 | スポーツ

村田真一&大野豊篇はこちら

交流戦はいいなあ。西武と巨人という往年の名勝負や、吉田輝(プロだとこういう表記になるのね)と大瀬良の投げ合い、阪神とソフトバンクのバトルまで、BSでみんな見ることができます。

で、西武VS巨人の解説は里崎さんと中畑。

いやこれがもう(笑)。テレビ東京として、中畑を“お迎えした”形になっているので常にアナウンサーは気を使っている。でも、あの人はいつもどおりでした。

高木京介の冴えについては、やはりいろいろと差しさわりがあるのかもしれない。でもこの試合のMVPは間違いなく彼だった。結局のところ、今日の試合は炭谷VS古巣ってことよね。

そして吉田輝星の初勝利に、日ハムが球団総がかりでプッシュしていることに感服。チームとしても、商売としても大正解でしょ。にしても吉田、歯が白すぎないか。あ、マウスピースだったのか。

前田智徳篇につづく

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「銀魂2 掟は破るためにこそある」(2018 WB)

2019-06-11 | 邦画

前作の特集はこちら

何度も何度もトライし、しかしなかなか結果を残せなかったワーナーの日本映画製作は、「るろうに剣心」と、この「銀魂」のジャンプ連載の実写化でついに鉱脈を掘り当てた。

ただ単にベストセラーコミックの映画化だからではなく、「るろうに剣心」ではNHKの看板ディレクターだった大友啓史を口説き落とし(現在最終章を撮影中ですって)、「銀魂」では脱力系ギャグが得意な福田雄一に大作をまかせるという冒険をかましたわけで、どうやらワーナーにはプロデューサーが育ってきたということなんでしょう。

で、「銀魂2」。前作が40億近くも稼ぐという誰も予想しなかった事態をうけて製作されたのだから、さぞやチカラが入って……ますます脱力しております(笑)。

似たタイプの作品に「TRICK」があった。監督の堤幸彦は、「テレビは映画のように、映画はテレビのように撮る」ことをモットーに、劇場版だからといって無用な力みを排除していた。キャストのアドリブを延々と撮り、それをカットせずに使うなど、思えば勇気のいることだったと思う。

「銀魂」の1作目も、佐藤二朗の強烈なアドリブに、クールな悪役だったはずの菜々緒が吹き出してしまうのもカットされていませんでした。で、今回も前作以上に脱力しております(笑)。

ドラマとしてのバランスが崩れるのを承知で、銀さん(小栗旬)よりも土方(柳楽優弥)のお話に終始し、しかしラストでは万事屋のみんなに見せ場を用意して納得させるあたり、やるなあ。そして今回のキモは、あの窪田正孝を大々的にフューチャーした点にある。わかってる人はわかってるんだよね。彼はすばらしいぞ。

原作はすでに終了(空知英秋が予定どおりに終われなかったのには笑いましたが)。しかしこのタイプの作品は、続ければ続けるほど(作り手はしんどいだろうが)客の側がこなれてくるので、ぜひとも「銀魂3」もお願いしたい。わたしは橋本環奈の神楽にもういちど会いたいですっ!

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明細書を見ろ!2019年6月児童手当号 年に一度のおつとめが……

2019-06-10 | 明細書を見ろ!(事務だより)

……という調子で毎年、児童手当受給者に住民票と所得額証明書の提出をお願いしていましたが、2月の児童手当号でお伝えしたように、今年からは必要なくなりました。

おさらいすると、とっくに終わっていたマイナンバー収集の恩恵がようやく現場に、というお話。

かたく表現すれば、山形県教育委員会児童手当事務取扱要綱が改正された結果。で、それはいつからかといえば、令和元年6月3日。そうです、先週の月曜日に施行されたばかり。今年の現況届の提出にギリで間に合わせた格好。

のちほどその現況届にハンコをもらいますのでよろしく。児童手当についてあなたがすることはそれだけです。もっとも、これもお伝えしていたように、扶養手当の確認の方はいろんな書類がまだ必要なんですけどね。そちらは後日お知らせします。

ということで本日のあなたの受給額は0,000円です。

画像は「KINGDOM」(2019 東宝=日テレ=SONY)
監督:佐藤信介 主演:山崎賢人、長澤まさみ

ところは中国西部、時は春秋戦国、子どもが平気で奴隷として売り買いされる。その、奴隷として売られた少年の願いは「大将軍に、おれはなる!」というジャンプ的なもの(笑)。確かに原作のコミックもジャンプ系に連載中……ん?国名が秦で、国土統一をめざす……これって“あいつ”のお話だったのかっ!長澤まさみはおそらく彼女のキャリアのなかでいちばん綺麗です。

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いだてん 第22回 ヴィーナスの誕生

2019-06-09 | 大河ドラマ

第21回「櫻の園」はこちら

今日は三人のヴィーナスをフューチャーした回だった。

まずは志ん生と結婚することになるおりんさん。演ずるは夏帆。彼女がのちに池波志乃になるのは、ルックス的にもぴったりだ。彼女が象徴するのは(実はいちばん若い世代なのに)、芸人と堅気の世界の乖離に悩む姿。飲む・打つ・買うが芸の肥やしだとする常識に彼女は翻弄されることになる。おりんさんいいんですか。あなたにはこれから壮絶な貧乏暮らしが待ってるんですよ。

続いてはあの人見絹枝。演ずるは菅原小春。え、誰?高名なダンサーなのでした。すんごい雰囲気がある人。自分の身体が大きく“男っぽい”ことにコンプレックスを抱える少女として登場。

わたしの父親はこのドラマを激しく憎むものではあるけれども(笑)、「お、人見絹枝か」と意気込んでいた。つまりは大河ドラマらしく「のちの……である」的な有名人登場のエピソードでもあったわけだ。

今でもたおやかな女性は賞揚される傾向はあるけれども、わたしは違うな。ガタイのいい女性ってかっこいいじゃないですか。よけいな話だけど、女性のほうが背が高いパターンのラブストーリーとして、山田太一の「君を見上げて」は傑作ですのでぜひ。まだ文庫で出てるのかな。

最後は村田富江。モデルはいるようだが架空の人物。演じているのは「ごめんね青春」でも走っていた黒島結菜。父親(板尾創路)の期待に応えてお嬢様学校に通い、しかし金栗四三の影響でスポーツに目覚め、公衆の面前で“脚”をさらす。そのために金栗は……

先週につづいて学園ドラマ。書いている宮藤官九郎の喜びが伝わってくるかのようだった。実は背景に、アスリートをアイドルとしてしか扱えない日本のマスコミに対する皮肉も仕込んであるのだろう。でもそのあたりの毒を、いつ子どもを仕込んだんだ四三!というギャグでくるむあたりの芸が今日もすばらしい。

第23回「大地」につづく

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うまい店ピンポイント ヴィ・ド・フランス

2019-06-09 | 食・レシピ

熊文篇はこちら

酒田の妻と米沢の娘はよく山形駅のパン屋で待ち合わせをしているらしい。単に「パン屋」としてしか聞かされていなかったけれど、それはこの「ヴィ・ド・フランス」だった。

米沢から帰るときに、JRで山形駅に来て、高速バスに乗るまでに30分ほどあったのでわたしも入った。

おしゃれな店内で客もとぎれない。でもコーヒーはわざわざサイフォンで煎れている。店員はたまんないだろう。

そのコーヒーは確かにおいしい。塩パンは鶴岡の地パンgoodにはもちろんおよばないけれども、ホットサンドはなかなか。

で、バスに乗り込んだはいいが、そのバスは鶴岡止まり。酒田まで乗り合いバスで。いい経験でした(笑)

 「四十番~プリン体の一杯」につづく

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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」Godzilla: King of the Monsters

2019-06-08 | 洋画

前作の特集はこちら

「絶対、観てよね。エンドロールの最後までちゃんと観ないと」

先に見ていた事務職員仲間は主張。

「ちゃんと怪獣映画してたよ。すげー面白かった。」

初日に見た息子が報告。

「人間ドラマの部分が弱い、って評があって、あーこりゃ絶対に見なきゃって思いました(笑)」

同僚の勘は鋭い。

「あたし、ゴジラはしんどいわ。アラジンを見る」

ということで、鶴岡まちなかキネマにおいて夫婦で違う映画を観るという、まことにもってうちらしい展開に。

前作のストーリーはほぼ完全に頭から抜け落ちていて、でも全然影響はなかった。なにしろ怪獣たちのバトルと、米軍そのものであるモナークの戦闘描写がすばらしいので。

にしても、よく考えれば無茶な話なのである。核の恐怖の象徴だったゴジラを覚醒するために核兵器を使うとか、ゴジラの放射能を浴びた登場人物たちが全然平気だとか、あのオスプレイが大活躍するとか、サヨク中高年としては本来怒らなければいけない(笑)。しかし、作り手たちのゴジラ愛が横溢しているために、まあ見逃してやろうかと。

製作のレジェンダリー(中国資本)が気をつかったのは、本家東宝の「シン・ゴジラ」を経過して以降、最初のゴジラだということだろう。ちゃちい作品には絶対にできない。

でもだからといってもうモスラもキングギドラもラドンも使っちゃうの?もったいない気もいたしますが、モスラの神秘性や、キングギドラが宇宙怪獣である設定もきちんと継承してあってうれしい。

だいたい、ヒロインが「マイレージ・マイライフ」で“お昼の国内線の機内でセックスをしたことのある女”ヴェラ・ファーミガだし、チャン・ツィイーが双子だって設定も気合い入ってる。

前作では何のためにいるのかわからなかった芹沢博士(渡辺謙)のあつかいといい、エンドロールの最後に出てくるのが山形県酒田市の人間には泣ける人だったことといい、必見ですこの映画。

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「ランペイジ 巨獣大乱闘」Rampage(2018 WB)

2019-06-07 | 洋画

わたし、けっこうこの映画好きです。ゴリラ、狼、ワニが巨大化し、元特殊部隊で現在は動物学者のドウェイン・ジョンソン(笑)が立ち向かうというおよそあり得ない設定など気にする必要はありません。

遺伝子のカプセルが成層圏に突入して、しかも地上に激突して無事なわけもないだろ、というつっこみも意味はない。

キングコング」と「エイリアン2」と「トランスフォーマー」を合体させただけ。政治的意図もなんもなし。ひたすら破壊とユーモアを楽しんでいればいいわけね。

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解説者を評定する 村田真一&大野豊

2019-06-06 | スポーツ

小早川&井端&里崎はこちら

結局はとっぷしと楽天VS巨人の三連戦を芋焼酎を飲みながら見てしまいました。面白れー。

特に今日は、新しい戦力がどしどし生まれた試合。

楽天では石橋が有望だし、巨人ではドラフト1位だった桜井がついに本領発揮。若林もいい……っていうか、マシソンの復帰がやはりうれしい。

去年までヘッドコーチだった村田は

「あいつ(マシソン)は、男気があるんですよ」

無茶な使い方をしていたことを自ら明かしています(笑)

ソフトバンクVS中日の解説は大野豊。

いかにも人柄がいい感じ。村田と双璧かも。“解説”というエリアでは、さすがに大野さんには村田はまだ及ばないですけどね。

おいおい、どうして今日はさん付けじゃないんだって?

わたしにとっての日本プロ野球とは、大野が投げ、村田が守っていたものだからです。その匂いを継承しているのが炭谷なの。この人のリードは味わい深い。

里崎&中畑につづく

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解説者を評定する 小早川&井端&里崎

2019-06-05 | スポーツ

武田&仁志はこちら

今日も面白かったですねー交流戦。NHK-BSはDeNA対オリックスを小早川さん解説で。BS朝日は楽天VS巨人を井端さんで、そしてテレ東は西武VS広島を里崎さんで。

なんでみんなをさんづけかと言うと、解説にとても納得したからです。特に井端さんの解説は野球素人を阻害するかのよう(笑)。そこまで細かくやるかー。次の打席にどう影響する投球ができるか、ってのはとても納得できる話だった。巨人の捕手三人制も、確かに有効だろうけれども、炭谷が考えるほど巨人のピッチングスタッフは安定していなかったってことかな。なんてね。

解説者はともかく、監督はどんどん穏やかな人格者にシフトしているんだねえ。おれについてこい!的なタイプは、個性豊かな新人たちには邪魔な存在でしかないのかも。特に楽天の平石監督のありようは、とても考えこませる。名選手必ずしも名監督ではないだろうけれども、無名の選手が名監督になる可能性は激しく残されている。

なんで楽天にこだわるかというと、月末にまた楽天の試合を仙台に見に行くことが決定しているからです(笑)

 

 

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