2019年6月号「時給900円。」はこちら。
6月と12月といえば、公務員の世界ではボーナスの月。でも昔は違ったんですよ。3月にもほぼ半月分が期末手当として支給されていたんです。でも6月と12月ほどには騒がれないしマスコミで報道もされない。ということで業界以外ではほとんど知られてなくて……
さあここで、公務員だけは職場経由で児童手当が支給されることを悪用し、勝手に自分のふところに入れて夫婦関係の危機に陥った学校事務職員にふたたび登場してもらいましょう。そんな悪ーい男が、3月のお手当を素直に妻に渡すはずがない。
ところが、その妻が国の機関でちょっとだけ働いていたときだった。
「ねえ×××さん、国家公務員の人たちが、なぜだか今日(3月中旬)、並んでお手当をもらっていたけど……あれはなに?」
うううう思い出したくない。
さて、そんな悪夢の3月の期末手当は消え、6月と12月にその分はつけ替えられました。しかしどんなときも、
「6月<12月」
の原則だけは厳然としていたのに、今年度からは同じ月数(つきすう)に。大方のひとの、本日の支給額は「期末手当1.275月+勤勉手当0.9月=2.175月」です。
画像は「居眠り磐音」(2019 松竹=日テレ)
原作:佐伯泰英 出演:松坂桃李、木村文乃
「おれはとっくに観たけど、ほとんどの人が“あれ”に気づかないんだよなあ。早く観ろよ」
上司にそこまで言われたら観ないわけには(笑)。
で、“あれ”が気になって気になって。
「結局なんだったんだよ“あれ”って。」
「ほら、瓦版が出てきたろ?そのなかに……」
そんなもん気づくわけないだろがっ!
2019年7月号「時給900円PART2」につづく。