ディズニーはいま、えらいことになっている。今年のこれまでの世界興行収入を見てみよう。
1 Avengers: Endgame BV $2,795.6
2 The Lion King (2019) BV $1,348.0
3 Captain Marvel BV $1,128.3
4 Spider-Man: Far from Home Sony $1,100.1
5 Aladdin (2019) BV $1,035.4
6 Toy Story 4 BV $1,002.2
7 The Wandering Earth CMC $699.8
8 How to Train Your Dragon: The Hidden World Uni. $519.8
9 Pokemon Detective Pikachu WB $431.5
10 Alita: Battle Angel Fox $404.9
Box Office MOJOより
……トップテンのなかで5本、トップ5にいたっては4本がディズニー(配給がブエナビスタだったのでBVの略称がまだ残っている)。その下には「ダンボ」が控えているし。エンドゲームが「アバター」を抜いて歴代世界最高記録を塗り替えたのも記憶に新しい。20世紀FOXを買収し、年末にはSTARWARSの新作が待機中。寡占状態ここにきわまれり。
こうなると強気になるのも無理からぬ話で、興行において館主たちにも自社に有利な条件を突きつけてくる……んじゃないかと想像しています(笑)。取り分の%は果たして他社とくらべてどうなっていることやら。
観客にとっては、鑑賞ポイントがたまったのを使おうと思っても、ディズニーの映画だけは公開終了まで使えないところもあります。っていうか鶴岡まちなかキネマがそうでした。
ほー、と嘆息。ここまでもうけている会社に、なお貢献するのもくやしいなあ、と山形県教職員互助会の補助券をフルに使ったんだけど、ディズニーにとってはどうでもいい話なのよね。思えばこの会社も一時期はたいへんで……あ、肝心の「ライオンキング」と「アラジン」については次号で。