ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

心の色

2020-10-17 17:37:46 | 風景写真/秋

 秋は紅葉の季節。野山は、春とは違った色彩で溢れるが、週末ごとに天気が悪く、予定していた場所に思う光景を撮りに行くことができていない。そこで、過去に撮影した写真からマクロレンズで撮った「秋の野花」を5点選んで掲載してみた。
 紅葉の風景とは違って彩は少ないが、優しい色で微笑む秋の野花を撮っている時は、こちらも優しい気持ちになり、心が安らぐものである。色に心理的、生理的影響を与えられているからだ。コンクリートジャングルの中で時間に追われて仕事をしている月~金とは「心の色」も違っているに違いない。平日の心の色は「灰色」か?
 試しにインターネット上で「心の色」の簡易診断をやってみた。(https://www.arealme.com/mental-color/ja/)結果は「青」。その意味内容は次の通りである。

「心の中が青色の人は、思考能力に長けており、感情を重視します。バランス能力もよく人間関係などの難しいこともバランスよくやり過ごします。ですが、完璧主義で他人にも自分にもとても厳しくあたり、他人の意見を聞かずに自分の意見をおし通すことが多いです。」当たっているかも知れない・・・

 実際は自分の「心の色」を見ることはできない。他人の心や気持ちも同様に見ることはできない。しかし、見えないものこそが大切なのではないだろうか。 私はキリスト教徒ではないが、聖書にこんな一節がある。「私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」 (新約聖書 コリントの信徒への手紙II 4章18節)ともすれば、あまりにも「目に見えるもの」にばかり縛られてしまう日常。その日々の中にあって、私たちは「目に見えない」ものを見る必要があるように思う。
 私たちが目を注ぐ、目には見えないけれども、決して過ぎ去らないもの・・・今日の自分がどんな心の色をしていようとも、他人を思いやり、優しい思いを渡せるようになりたいと思う。最後に、フランスの小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作「星の王子さま」にある名言で締めたいと思う。

「心で見なくちゃものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ。」

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。

曼珠沙華の写真

曼珠沙華
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/40秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:埼玉県日高市 2010.09.25)

秋桜の写真

秋桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200(撮影地:埼玉県日高市 2010.09.25)

ヒメツルソバの写真

ヒメツルソバ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/80秒 ISO 100(撮影地:東京都奥多摩町 2011.11.19)

ミゾソバの写真

ミゾソバ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 500(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.16)

秋の野花の写真

秋の野花
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.16)

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