3年連続の沖縄遠征(6/26~29)。今年は、自己満足の範疇であるが充実した4日間であり、コノハチョウ、カラスヤンマ、天の川という主要な撮影目標をすべて達成し、その他の昆虫、特にトンボ類に関しては多くの写真を撮ることができた。これは、過去2回の知識と経験があってこその成果であった。
沖縄には、那覇市内に妹が移住して住んではいるが、時期になると自宅近くでホタルが出たと連絡があるくらいで、トンボチョウなどの生息場所を知っている訳でもない。また、現地に昆虫に詳しい知人もおらずガイドを頼むこともできない。したがって、トンボやチョウの生態や生息環境を学んだ上で、現地の自然環境をインターネットの情報やGoogleMapのストリートビューなどから調べて計画を立て、後は実際に行って見てみるしかない。過去2回これを繰り返し、積み重ねた知識と経験が今回の成果につながったと言える。しかし、それだけではない、遠征日程の決定と発生時期、何より天候が良かった。遠征の飛行機・レンタカー・ホテルは、半年も前に予約しているので、天候は良いことを祈るしかない。もし沖縄の梅雨明けが伸びていれば、多くは撮れなかっただろう。結果的には、運の良さを使い果たさんばかりであった。
季節的に未発生の種は勿論、チョウ類に関してはほとんど撮影しておらず、更にはホタルも観察のみであるから、今度は時期を変えて、また沖縄に行って見たいと思うが、過去に訪問している宮古島や石垣島、未訪問の西表島も魅力的である。
最後に、今回の沖縄遠征での撮り納めの1枚「ベニトンボと沖縄の空」の写真とともに、美しい大自然がいつまでも残るよう心より願い、報告を終わりたい。
以下には、今年、沖縄で撮影したトンボ類で先に掲載した4種を除いた6種の写真を掲載した。尚、初見初撮影の3種についての解説は省く。サムネイル写真は、 元画像は1920×1280ピクセルで投稿しており、写真をクリックすると別窓で拡大表示される。
- ハネビロトンボ Tramea virginia (Rambur, 1842)
- アカナガイトトンボ Pseudagrion pilidorsum pilidorsum (Brauer, 1868)(初見初撮影 116種類目)
- オキナワオジロサナエ Stylogomphus ryukyuanus asatoi Asahina, 1972(初見初撮影 117種類目)
- ヒメイトトンボ Agriocnemis pygmaea pygmaea (Rambur, 1842)(初見初撮影 118種類目)
- コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck, 1962
- セスジイトトンボ Paracercion hieroglyphicum (Brauer, 1865)
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