ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

ヒメボタル幼虫観察会

2022-11-07 16:24:10 | ホタルに関する話題

 今年の6月にヒメボタルの保全指導で訪れた高知県いの町波川地区の木漏れ日公園に、再度、国土交通省 四国地方整備局 高知河川国道事務所から依頼があり、今回はヒメボタルの幼虫の生息場所調査と観察会のため訪れてきた。
 2週間前に公園内の13カ所に10個ずつのトラップを仕掛けておいてもらい、午前中にすべてを回収して中身を確認し、夕方から参加者とともに大鍋をご馳走になり、陽が沈んでから林内を探索した。
 残念ながらトラップにヒメボタルの幼虫はかかっておらず、また夜間においても幼虫の発光を確認することはできなかった。そのかわり、オオマドボタルの幼虫数頭が発光している様子を観察することができ、ウスカワマイマイを食べている様子も見ることが出来た。多くのお子さんを含む参加者全員が、ホタルの幼虫の発光を初めて見たとのことで喜んで頂き、無事に終了した。
 目的は、公園の整備とヒメボタルの保全であり、来年も引き続き調査を行いながら整備保全計画を進める予定である。

 高知へは、11月6日(日)羽田7:35発JAL491便、高知龍馬空港9:00着で向かい、その夜は高知グリーンホテルに宿泊。翌7日(月)に高知龍馬空港11:45発JAL494便、羽田13:00着で帰路に就いた。6日は、駐車場が空いていないといけないという不安から朝6時に羽田に着いたが、駐車場の空はかなり多かった。しかしながら、空港の出発ロビーは人で溢れていた。こんなに混雑している羽田は3年ぶりである。
 以下には6日の昼間の空き時間に高知河川国道事務所の方々とともに訪れた仁淀川の名越屋沈下橋とにこ淵の写真も掲載した。にこ淵では「仁淀ブルー」と呼ばれる美しい水の色を見ることが出来た。写真はすべてスマートフォンでの撮影である。昼食は、いの町のトンカツ専門店「とんかつ芳松」にて四万十とんかつ定食160gを頂いた。ちなみにここのカツサンドは、「高知家のうまいもの大賞」を受賞している。

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ヒメボタル幼虫観察会
ヒメボタル幼虫観察会
ヒメボタルの生息環境の写真
ヒメボタルの生息環境
大鍋を囲んでの写真
観察会参加者と大鍋を囲んで
オオマドボタルの幼虫の写真
オオマドボタルの幼虫
名越屋沈下橋の写真
名越屋沈下橋
にこ淵の写真
にこ淵(仁淀ブルー)

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