お寺のオバサンのひとりごと

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親鸞の歩き方 その2

2011年05月11日 | 仏教
 前回、ご紹介した本「親鸞の歩き方」ダイアモンド社 の中で

 「親鸞が伝えたかったこと」と題して、釈徹宗先生と藤能成先生が語っておられる一部をご紹介します。

 藤先生の言葉です。

 人間は(中略)欲望が満たされたり、楽になることで快感を味わいます。それで、今の社会は、「欲望が満たされることが幸せだ」というような感覚になってしまっているんですね。(略)実はそこにあるのは、欲望が満たされた「快」と「楽」であって、本当の幸せではないんです。
 親鸞聖人は(中略)「はからいを離れ、阿弥陀如来の誓い(本願の働き)にまかせよ」と仰っています。その「はからい」というのが、現代人の理性と合理性にもとづいた思考方式を指すんじゃないかと思います。そうした思考方式では、自己中心の欲望から離れられないので、本当の幸せを実現できないんです。

 釈先生の言葉です。

 (略)信仰の絆のあやうさをも自覚していたのが、親鸞という人ですね。(略)
 純粋無垢な善意の中に潜む罪や悪を見つめ続けた人といえば、やはり親鸞さんでしょ。

 その他、くわしくは、ぜひ、「親鸞の歩き方」をお読みください

 
コメント (3)
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