散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

テレビ番組

2006年01月08日 16時02分25秒 | Weblog
正月や連休だといつもと違ったテレビ番組を見る。
印象に残った番組を2つほど。

NHK教育「おでんくん」
登場人物が全ておでんの具材という、アンパンマンのパクリのようなアニメ。
結構話がシュールで面白かった。
もの凄く抽象的で中身のない説教をする大根先生も気に入ったが、おでん君
自身は餅入りの「ふくろ」キャラなのである。
困ったことが起きると自ら袋をとじている紐(かんぴょう?)をほどき、
中から役に立つ道具を出すのだ・・・(ドラえもん?)

「アストロ球団」
話には聞いていたが、先日初めて見た。マンガの原作をストーリー・セリフ
共に実に忠実に再現した実写ドラマだ。
前回見た中では以下のシーンが印象的だった。

・敵のピッチャーがボールを投げる寸前に、ボールの縫い糸をつめで切って
 から投げる。バッターはヒットを打つが、ボールの皮が凶器となって、
 バッターの喉もとを掻っ切る。
・敵のピッチャーは太平洋戦争の特攻隊にいたが死にそびれた男である。
 その執念を野球に向けていたのだが(何故?)、相手バッターを倒した
 瞬間に燃え尽き、一瞬にして白髪の老人と化してしまう。
・敵のファーストは伝統的な日本拳法の使い手。ランナーが1塁に来ると、
 どさくさ紛れに拳法を使って体にタッチして、血反吐を吐かせる。
・アストロ球団のあるバッターはかつて「殺人X打法」と言うのを使って
 いたが邪道わざとして封印。しかし、強力な敵のために封印を解く。
 敵のサードが殺人X打法による打球を拳で受けようとする(ボクサー出身の
 ため)が、逆に拳が砕かれて血まみれになる。

どうだろう。
一体何の話だか全く分からないだろう。
しいて言うならば「SF・格闘・アクション野球ドラマ」なのである。

また昼酒

2006年01月08日 15時43分59秒 | 食べ歩き
大雪の中を所要で外出。
終了後に山の手の蕎麦屋「Y」へ。

まず、福島県の酒、大七本醸造を燗してもらい、板わさを注文。
通しには大根の甘味噌かけがついてきた。
ちょっと温度が高めの燗だが、昼下がりにちょうど良い穏やかな味だ。



普段の私はほとんど”もり”かセイロしか注文しない嫌味な男だが、寒いせいか
気まぐれにカレー南蛮蕎麦を注文。
ちょっと気まぐれにも程があるが、きつねとかたぬきよりはこういうものの方が
好きだ。
トロミのついたカレー汁に大ぶりの鶏肉、大きく切ったネギもピッタリだ。



店を出ると、さらに雪が激しくなっていた。

20060108最近読んだ本

2006年01月08日 15時34分43秒 | 読書
「レベル7」宮部みゆき
タイトルがもう少し効果的に使われると雰囲気が出たような気がする。
記憶喪失ものとしてはピカイチ。分かりやすい(再読)。

「返事はいらない」宮部みゆき
嫌な話でもどこかに人の良さが出ている(再読)。

「幸福の軛」清水義範
テーマが重い。ミステリとしてはまずまず意外な犯人。

「東京見聞録」原田宗典
昔はこれくらいでも不思議スポットだったかも知れないが、今となっては
有名どころ多し。情報化の弊害か(再読)。

「曙光の街」今野敏
マニアックなテーマを手がける作者だが、登場人物への愛情が感じられる
作風は基本的に信頼できる。
今回はヒットマン、ヤクザ、刑事ながらそれぞれの立場にどうしてもなじめ
ない3人の物語。

「龍は眠る」宮部みゆき
どうしてこうなってしまったのだろうと言う後悔がにじみ出た作品。
残念ながらこうなるしかなかったのだ(再読)。

「影笛の剣」鳥羽亮
悲しい宿命の剣の使い手。それゆえ自滅っぽくて強さを感じない。

「見学のススメ」原田宗典
(再読)

「淋しい狩人」宮部みゆき
人間の色々な側面がよく書かれている(再読)。

「名探偵の呪縛」東野圭吾
推理小説への愛が感じられる作品。しかしマニア向け(再読)。

「同級生」東野圭吾
人生いろいろ(再読)。

「池波正太郎」KAWADEムック
もしかして去年買っていたかもしれない。

「火車」宮部みゆき
これまた、いろいろあったなあと言う感慨にひたってしまうエンディング。
(再読)

「ザ・ジョーカー」大沢在昌
エンターテインメントとして悪くない。ラストシーンは静かながら壮絶。