散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

50年

2006年04月01日 23時45分57秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は夕食前に一軒。相当歩いたのでグッタリしつつ、すすきののバー「C」へ。ウィスキーソーダで喉をうるおし、ボトルが目に付いたグラッパを注文。マスカットから作られたグラッパらしい。香ははっきりしているが、味はマイルド。

カウンター逆側にいる女性が「最近太ってきて」「もう年だから」と喋り方もおばちゃん喋りでマスターと話をしていたので、「50代なのかなあ」と顔を見ぬままに思っていたのだが、本人曰く31歳らしいのだ。あまり老け込まない方がいいぞ。

夕食後にもう一軒。琴似のバー「D」へ。
ああ、やってしまった。ジョージ・ウルクハート・50年をハーフショットで注文。

50年たつと、樽で熟成させていた原酒の9割が蒸発してしまうらしい。日本向けに60本限定ということらしいが、50年熟成でこの値段は破格だ(でもいい値段なので半分量なのだが)。香は深く甘く、味は単なるウィスキーとは思えないような複雑な味。多分、この真価は私には分かっていないのじゃないだろうか(家に帰って17年もののウィスキーを飲んだら、さっきの味の素晴らしさが少し分かってきた。17年ものだって、結構な熟成期間なのだが)。

次はもう全然違うジャンルにしなければ、どうにもならない。カロニー・1982・ヘヴィラムという23年熟成のラム酒を飲むことにした。アルコール度数が62度であり、パンチの効いた味。甘く濃厚なラムの香り。

前回来たときにブランデーメーカーのグレープジュースが美味しかったのだが、もう品切れらしい。残念だが、来月リンゴジュースが入るらしいので、それとカルバドスを合せてみることにしよう。

最後はテキーラベースのマルガリータ。塩をきかせてさっぱり。

ちょいと食べすぎ

2006年04月01日 21時14分57秒 | 食べ歩き
本日の昼食はバタバタしている内に時間がたってしまい、札幌駅近くのカレー屋「I」で、カツカレー。今日の夕食はまたガッチリ食べる予定なのに、濃厚、ボリューム大の昼食になってしまった。



夕食は二十四軒のビストロ「PE」へ。
アルザス・ピノブラン・ヒューゲルを注文して、アミューズは筍と独活のキッシュ アンチョビソース。さっぱりした春の味である。
前菜は菜の花とハムのキッシュ(よい香りだ)、鶏白レバーのパイ、鱒のスモーク、ニシンとジャガイモとリンゴのサラダ仕立て。私はレバーのパテが大好きで、ワインに非常に合う。

次にパスタ料理。もちもちとしたジャガイモの立方体=シュペッツェレにソーセージとトマトをかけた物。酸味の効いたソースがぴったり。魚料理はカレイとアサリにシュークルートを添えてスープ仕立てにしたもの。あっさりとしてこれも春めいた感じ。

メインは羊のロティに羊と豆の煮込みを添えてもらった。焼いても煮込んでも羊の風味がはっきりと分かり、やはりこうでなくてはいけない。ヴェールソースは青っぽい香がするが、食べると青臭くなく爽やか。

この店ではいつもデザートが楽しみ。コーヒーを飲みつつ、レモンのシャーベット、パイナップルのサフランコンポート、ブルーベリー入りケーキ、ナッツ入りクッキー、柔らかプリンなど。デザートにはそれぞれ正式名称があると思うのだが、残念ながら詳しくないので紹介は適当である。



ぜひ最後に赤ワインとチーズをやってみたいと思っているのだが、とても満腹でそこまでたどり着けない。

路面電車の旅

2006年04月01日 16時26分38秒 | Weblog
今日はまだ気温が低いが、良い天気になってきたので路面電車の旅に出かけることにした。路面電車の旅といっても、一日乗車券を購入してぶらり散歩としゃれこむような甘いものではない。約8.5キロの路面電車の路線全線を歩いてみる旅だ。

歩きつつ全ての停留所を写真にとって見たのだが、あまり面白くない。すれ違う電車の写真を撮ったので、それをアップしよう(私は電車マニアではないが)。

パンの学校



ガーナチョコレート



コカコーラ



Qoo



緑色の電車



エスコートカード



緑の電車(旧型)



リトルスプーン



ミルキー



2006/4/22追加
フリスク



2006/5/20追加
QURAZ(レンタル倉庫)



セデス



2006/6/10追加
貸切電車



2006/8/12追加
アルバイト北海道



2006/9/23追加
ビッグ



血液センター



2007/2/24追加
ニッカ



結構いろいろ走っているものだ。

巨匠デ・キリコ展 など

2006年04月01日 13時43分17秒 | ART
大丸の「巨匠デ・キリコ展」へ。
非常に期待して行った展覧会であり、”何点か”良いものが出品されていたような気がする。「不安を与えるミューズたち」「ニューヨークの形而上的光景」「夏の夢アリアドネとイタリア広場」「噴水のあるイタリア広場」「ヘクトルとアンドロマケ」が興味深かった。

これまでキリコの画に「きっちり塗ってあるな」と言う印象を抱いていたのだが、割とあっさり目に塗られた作品も多い。また形而上画になりだす前の裸婦スケッチなども、見る人によっては面白いのだろう。

大同ビルの「MITORAMAXII ミトラマ島綺談」へ。
「熊、街へ」が印象に残っていて、濃厚な民族的イメージを持っていたのだが、もっと作風は多彩。私は花の画に全くと言っていいほど興味をもてないのだが、上手くて感心。「サボテン営業」というのが面白く、ご本人にその話をしたところ、「ああいうのを、つい、どうしても描いてしまいます。好きと言ってもらえて嬉しい」とのこと。そこはかとないユーモア感もステキだ。

時計台の「徳丸茂展」へ。
もの凄く気持ちのよい画だ。

本日は所用があり、ギャラリー巡りは以上。

20060401最近読んだ本

2006年04月01日 12時23分57秒 | 読書
「声の網」星新一
随分懐かしい作品を再読。最近、星新一は結構再刊されているような気がする。まさにインターネット時代先取りと言う感じか。

「操縦不能」内田幹樹
非常に面白いテーマの作品。フィニッシュへの盛り上げのスムーズさがもう一つ。

「白菊」藤岡真
驚かせようとするあまり文章に違和感がある。何となく漂う古臭いセンスもどうか。

「懐かしの札幌昭和探索ガイド」
最新の店なのにレトロ調というのはどうも好きではない。紹介されている中でお勧め(驚き)はやはりレトロスペース坂会館。ぜひ行ってみたいと思っている店は串かつ千里。

「小説のゆくえ」筒井康隆
断筆前後の話を含んだエッセイ。私は最もノーベル文学賞に近い人だと思っているので、もっと書いて欲しい。

「浮世絵師列伝」
北斎、広重を結構見たので、今見たいのは歌麿である。

「浮世絵博覧会」高橋克彦
いろいろ見てから読み直したので、面白かった(再読)。

「地球の静止する日」ブラッドベリ他
SFにまだセンスオブワンダーがあった時代の作品集。懐かしい。