1日は時計台→たぴお→三越の3箇所。
2日は資料館→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→市民→丸井→さいとう→スカイホール→琴似メトロギャラリーの9箇所。もう少し回りたかったのだが、何となく調子が悪い。
■札幌市資料館。今週の資料館は大当りでは。
「知床開拓スピリット 栂嶺レイ写真展」。悲惨な開墾生活を想像してしまうのだが、もちろん苦労はあるものの、意外に立派な開墾ぶり。
「妖怪展」ここでは私が着目している山谷美由紀の作品が面白い。明るい部屋の作品も良いが、暗い部屋(一室を締め切り真っ暗にし、懐中電灯で作品を見るのだ)の方も想像力を書き立てる。暗い部屋ではタラ(というペンネーム?)の「あな憎しや俵藤太」という作品も面白い。懐中電灯の光に大ムカデが浮かび上がり、テラテラと光るかのようだ。
「西洋建築慕情 島口暉生原画展」。こちらはクラシック西洋建築を製図画風に描いたもの。フリーハンドの線に味がある。
もう一つの絵画展示も面白かったと思う。
■大同ギャラリー「日本画グループZAI展」。空をテーマにした競作展らしい。前鼻桜子「そら?」は猫が後ろ向きになり三角形の青空を眺めている作品。手前に鳥かごが置いてあり、逃げた鳥を思っているのだろうか(食べたくて?)。
鈴木美香の「白線」。小さなキャンバス(日本画でもそう言うのか?)を5枚続けて、青から白へのグラデーションで空を表現している。そこに一筋の飛行機雲、飛行機自体は灰色の影のよう。すっきりとした印象的な作品だ。
■さいとうギャラリー「額田春加個展 PURPLE ZONE」。これは驚いた。とにかく作者のエネルギー=原始力が大爆発だ。抽象画と具象画の中間的な作品だが、まあ理屈よりも画のでかさ、色彩の大胆さ、筆の豪快さを楽しむと良い。もちろんがさつな作品ではなく、小品「平山ビルから見た風景」という作品では、「そのビル、どこやねん!」とツッコミたくなるような、奇妙な心象的風景が描かれている。
■スカイホール「米倉斉加年の世界」を見てから「スイス・リュージュ・オルゴール展」。中央にある高そうなオルゴールに「音を聞きたい人は係りまで」と書いてあるので、ちょっとお願いしてみた。すると…、いやー聴いてみるもんだ。予想を上回るオーケストラ的臨場感のある音。ちょっと私、感動である。この記事を書いている今、展示は既に終了してしまったよね。多くの人に聞いて欲しい音色であった。
■琴似メトロギャラリー。飾ってあるものが、遠目に「ちゃんとした作品のような気がする」と思っていたのだが、平日は仕事の疲れでわずかの寄り道ができない。今日足を運んでみたら、石川亨信の版画であった(冒頭写真)。目がいいな、私。
2日は資料館→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→市民→丸井→さいとう→スカイホール→琴似メトロギャラリーの9箇所。もう少し回りたかったのだが、何となく調子が悪い。
■札幌市資料館。今週の資料館は大当りでは。
「知床開拓スピリット 栂嶺レイ写真展」。悲惨な開墾生活を想像してしまうのだが、もちろん苦労はあるものの、意外に立派な開墾ぶり。
「妖怪展」ここでは私が着目している山谷美由紀の作品が面白い。明るい部屋の作品も良いが、暗い部屋(一室を締め切り真っ暗にし、懐中電灯で作品を見るのだ)の方も想像力を書き立てる。暗い部屋ではタラ(というペンネーム?)の「あな憎しや俵藤太」という作品も面白い。懐中電灯の光に大ムカデが浮かび上がり、テラテラと光るかのようだ。
「西洋建築慕情 島口暉生原画展」。こちらはクラシック西洋建築を製図画風に描いたもの。フリーハンドの線に味がある。
もう一つの絵画展示も面白かったと思う。
■大同ギャラリー「日本画グループZAI展」。空をテーマにした競作展らしい。前鼻桜子「そら?」は猫が後ろ向きになり三角形の青空を眺めている作品。手前に鳥かごが置いてあり、逃げた鳥を思っているのだろうか(食べたくて?)。
鈴木美香の「白線」。小さなキャンバス(日本画でもそう言うのか?)を5枚続けて、青から白へのグラデーションで空を表現している。そこに一筋の飛行機雲、飛行機自体は灰色の影のよう。すっきりとした印象的な作品だ。
■さいとうギャラリー「額田春加個展 PURPLE ZONE」。これは驚いた。とにかく作者のエネルギー=原始力が大爆発だ。抽象画と具象画の中間的な作品だが、まあ理屈よりも画のでかさ、色彩の大胆さ、筆の豪快さを楽しむと良い。もちろんがさつな作品ではなく、小品「平山ビルから見た風景」という作品では、「そのビル、どこやねん!」とツッコミたくなるような、奇妙な心象的風景が描かれている。
■スカイホール「米倉斉加年の世界」を見てから「スイス・リュージュ・オルゴール展」。中央にある高そうなオルゴールに「音を聞きたい人は係りまで」と書いてあるので、ちょっとお願いしてみた。すると…、いやー聴いてみるもんだ。予想を上回るオーケストラ的臨場感のある音。ちょっと私、感動である。この記事を書いている今、展示は既に終了してしまったよね。多くの人に聞いて欲しい音色であった。
■琴似メトロギャラリー。飾ってあるものが、遠目に「ちゃんとした作品のような気がする」と思っていたのだが、平日は仕事の疲れでわずかの寄り道ができない。今日足を運んでみたら、石川亨信の版画であった(冒頭写真)。目がいいな、私。