散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080323最近読んだ本

2008年03月23日 20時15分59秒 | 読書
「チームバチスタの栄光 上下」海堂尊
心臓手術の名チームの手術が、なぜか連続失敗に終わる。万年講師と型破り役人が手術失敗の謎に迫る。キャラクタ造形の上手さで読ませるが、トリック自体は特にインパクトがない。

「ゴーレムの檻」柄刀一
幻想的設定(例えばエッシャーの絵が実現している)世界の中での本格推理小説。大人の童話的楽しさにあふれる。

「新本格推理08」
今回、結構SF設定作品が目立ったような気がするのだが、これが非常に難しいのだ。SF界と推理界というダブル閉鎖社会に共通する領域は限りなく狭い。書店でも本棚はわりと隣だったり、読者層は重複しているのだが。

「好きよ」柴田よしき
ミステリアスな発端から、エンディングはSF伝奇もの。作者のせいではないが、うーん。

「恋愛函数」北川歩美
恋愛相手との相性を数値化して表すサービスを行うお見合いサービス。しかし、ベスト相性と思われたカップルの間でトラブルが…。人物の書き分けに気を使っていないので、誰が誰とどうしたのか非常に分かりにくい。それで面白さをそがれたなあ。多分面白いのかもしれないのになあ。

以下、図書館の2冊。
「図解雑学 科学捜査」長谷川聖治
推理小説などから得た知識で十分であった。

「消防が10倍おもしろくなる本」木下慎次とJレスキュー編集部
非常に興味深い。どうしても当番が多いため、署につめきりになり、結果として自炊が多い。麺類を作る時は、途中で出動があっても後で食べられるように、つけ麺スタイルにすることが多いとか。こんな大変な職業なのに、日中にスーパーで買い物をしていると「勤務時間中に!」とクレームを入れる下らない住民がいるそうなのだ…。いろいろな仕事と勤務体系があることを、世の中の人はきちんと知るべきだと思う。

缶ジュース夜話1

2008年03月23日 15時24分17秒 | Weblog
最悪の体調で週末を過ごし、何もすることができなかった。ということで、以前から書かねばなるまいと思っていた、缶ジュースの話である。昼間に投稿しても「夜話」なのである。

私は大学時代に国内を旅行することが何度かあり、その時に缶ジュースの地域性に目覚めたのが趣味の始まりである。好きになってみれば、地元の自動販売機にも面白いジュースがめじろおしであることに気がついた。

いろいろコレクションしたものの、当時は個人でパソコンを持つ人も少なく、デジカメもなく、その成果を残すことができなかった。またいつしかジュース業界も再編が進んだのであろうか、個性的なジュースを製造する小メーカーを見かけなくなり、全国どこに行っても同じ製品ばかりが多くなってしまった。

この道は恐ろしいマニアがいるもので、数千缶を集める人もいると聞くが、私のはそんなにマニアックなものではなかった。現在はほとんど水かお茶(かアルコール)しか飲まなくなった私の、昔を偲んでの茶飲み話である。

***
「ファンタ」
缶ジュースといって、何よりも最初に思い浮かぶのは「ファンタ」である。これほど種類があって、一般の人もよく知っている缶ジュースもないだろう。随分昔に思いつく限りの種類を書いてみたことがある。

オレンジ
グレープ
ゴールデングレープ
アップル
ゴールデンアップル(存在しないというのが定説。復刻版あり)
アップルミックス
ストロベリー
メロン
ピーチ
トロピカルパンチ
レモン
パインフルーツ
クリアパインアップル
フルーツパンチ
青りんご
マスカット
グリーンマスカット
グレープフルーツ
クラブソーダ(実は瓶しか見たことがない)
トロピカル(ラスベガスで発見)
KOLITA(TUTTI FRUITS)(これもラスベガス)
ラズベリー(これもラスべガス)
クリアレモン
ラフランス
ファンキーレモン
すもも

最近、いろいろな種類が期間限定で発売されているようだが、最初っから期間限定のものにはどうも興味がもてない。以下、まとまりなく思いついたこと。

ラスベガスに行った時に、コカコーラショップで新種のファンタを発見したのはうれしかった。ただし缶ジュースではなく、サーバーから紙コップにつぐ方式だったので、日本には持ち帰れなかった。謎の”TUTTI FRUITS”味がどんなものだったか、もう思い出せない。

コカコーラ社の缶のサイズは350ml缶が一般的であるが、コークライト等にスリムな250ml缶があった(今もある?)。その昔、太さが350ml缶と同じで、背丈が低い250ml缶(通称・カニ缶)があったのも歴史上の話かもしれない。

ファンタのホームサイズには子供の頃非常な憧れを抱いたものである。何しろ飲めないくらい沢山入ってるんだぜ! ところがその後1リットル、2リットルと瓶のサイズは大きくなり、自分自身も500mlなんか一気飲みするようになってしまった。子供の頃のあのときめきはもうない。

***
「リフトオレンジ」
「リフトグレープ」
「リフトアップル」

リフトシリーズは後に札幌でも見かけるようになったが、昭和60年頃には、コカコーラボトリング社の製品でありながら、長野県周辺でしか売っていないというまさに地域限定品だったのである(今調べると、他地域でも売ってはいた模様)。それをなぜ私が持っていたかと言うと、長野県出身の後輩に帰省した時に買ってきてもらったからなのである。

確か割りと微炭酸のオレンジ、グレープ味で飲みやすいものだったと思う。「リフトアップル」だけはメキシコで販売されているそうで、これまたラスベガスのコカコーラショップで見つけたものである。

第一夜終り。