散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

後志(4)

2009年11月07日 23時40分16秒 | 食べ歩き
知人と合流し、まずは入浴。


→子供は飲んじゃダメだぞ。



その後、送迎車で移動してバーベキューができる「MM亭」へ。自分で食材を取ってきて焼くスタイルなので、肉、キノコ、ジャガイモ(地物で旨い)を中心に攻める(写真はたまたま肉ばかりだ)。



おいしかったものはジンギスカン、豚肩ロース、ベーコン、エリンギ、椎茸、ジャガイモと言ったところか。少しだけご飯を食べようと思い、「蘭越米」と書かれているのを食べて見たところ、これが相当に旨い。茶碗半分くらいにしておいたのだが、もう一度取りに行ってしまった。



最後にコンソメスープを飲んで、アイスキャンディーを食べて終了。飲み物は発泡酒だったが(知人E氏が怒っていた)、それほど飲まずに食べる方に専念したから良いか。



2次会は宿泊施設に戻り、小樽ワイン、芋焼酎を中心に飲む。午前1時就寝。

後志(3)

2009年11月07日 15時25分35秒 | ART
小川原脩美術館に到着。今年で開館10周年ということらしい。入場者数も決して多いとは思えないが、ぜひ末永く続いてほしいものだと思う。



今やっているのは「小川原脩の世界 - 画業70年の軌跡」である。私の好みからすると、1960年代くらいまでの作品が好きだ。

「唄う男」:背景が黒、目も塗りつぶされたようで、ムンクの「叫び」ばりの表情である。
「納屋」:学生時代に帝展入選したという力作。
「根津風景」:この頃は根津も田舎だっただろうか。空の色合いが非常に良い。

「植物園」:草むらを見上げる小人になったような気分。シュールな作品。
「魚売り」:鮭と思われる魚を、緑・青・黄を使い大胆に描いた。
「人」「脱ぐ男」:人間って何だ、というのを描こうとした作品だと思う。
「土のバレエ」:フゴッペ洞窟の文様から作成したらしい。図形が踊るようだ。

とここまでは良いのだが、これ以降は分かりやすいモチーフを温和な色調で描いた作品になり、予定調和のきらいがあると思う。

戦前のシュールレアリスム作品は、かなり失われてしまったようなのだが、絵葉書で残されたものがあり、その一部を今回見ることができた。思いっきりダリ、ピカソ風の作品もあるのだが、床上浸水した部屋でピアノを弾く人を描いた作品などは、非常に見てみたいものである。

コーヒーをごちそうになりながら、「牧島如鳩展」の図録を見て休憩。その後、美術館を出て知人との集合場所へ移動する。




後志(2)

2009年11月07日 14時11分51秒 | Weblog
昼食を終えて、ぶらぶらと小川原脩記念美術館を目指す(結構遠い)。朝晩は相当冷え込むと思ってコートを着てきたのだが、日中は相当暖かい。少し速く歩くと、汗ばむほどの気温である。



しかし、倶知安は一度結構雪が積もったようで、そこかしこに雪が残っている。次の写真は駐車場の雪を集めたものなので、ちょっとした小山のようになっている。



文化福祉センター前で本田明二の彫刻発見(タイトル失念。申し訳ないです)。



文化福祉センターでは開催予定だった町民音楽祭が中止になっていた。インフルエンザのせいだろうか。


後志(1)

2009年11月07日 12時57分26秒 | 食べ歩き
毎年、恒例のようになっている後志への旅に行ってきた。今回も倶知安、余市、小樽の3点セットでいつも通りのコースである。

まずは琴似から倶知安へ直行。



昼過ぎに到着し、事前に調べておいた蕎麦屋「Y」へ。結構評判店らしい。

店内には先客2名で空いており、ほっとする。普段もりそばを食べることの多い私だが、腹がへっていることもあり、今月のお勧め、鶏天ぶっかけ(冷たいつゆに冷たい蕎麦が最初から入っている状態)を注文してみた。



まずは鶏天から食べて見る。うーむ、鶏ささみの部分は、実に軽くふわっと揚がっている。白身魚くらいの柔らかさで、しかし鶏肉の味がする(当たり前だ)。胸肉かもも肉か分らないが、もうひとつの部分はやや歯ごたえがある。これは中々の味わいだ。

続いて蕎麦。写真の隅っこの方に写っていると思うが、太く幅広の田舎そばだ。これは思いっきり噛んで食べるしかない。もぐもぐ食べると、蕎麦の香りというより、味がはっきりして、これはこれで良いものだ。

最後に蕎麦団子のお汁粉がちょっとついて、満足の味。



創業から50年を越える店だが、まだ若い店主(2代目らしい)が店を続けてくれることを期待したい。