散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか鹿児島(18) 珍しく温泉

2014年09月25日 22時59分26秒 | 食べ歩き
ここから鹿児島市の繁華街を上下左右にジグザグ歩き作戦へ。大体、道が把握できてきたころに、旅もほぼ終わりなのである。しかし、街中の温度計で32℃というのを見かけたが、今日は久々の夏到来という感じだったな。

ということで、鹿児島中央駅まで戻り、電車で隼人駅へ。最近の旅ではホテル&繁華街で一杯&バーというパターンが多かった私だが、この旅では珍しく最終泊を温泉旅館にしてみたのである。

 

旅館の送迎で天降川温泉「K」亭へ。ホテルの横には川が流れ、渓谷といった感じの風景。静かな別世界である。

 

早速チェックイン後に風呂へ。まだ団体客が到着していないということで、風呂独占である。ただし、野趣あふれる露天風呂「鬼の栖」は明日にならないと男性は入れないので、また翌朝、風呂に入ることにしよう。

ということで程なく夕食。夕食は旅館の「おしながき」があるので、少々ダイジェストしながら内容を書いていこう。

食前酒 梅酒
先付  海老芋白煮チーズよごし、子持ち鮎甘露煮、銀杏、タコとエシャレット
    渋川栗芋きんとん包み、よだれびな旨煮(粘液の多い貝のようだ)

 

吸物  松茸・鱧土瓶蒸し



造り  真鯛、鮪、高海老



煮物  薩摩黒豚つみれ鍋

 

蓋物  鰻蒲焼・玉子豆腐



焼物  真名鰹西京焼、鯛皮煎餅、茄子田楽



酢の物 ずわい蟹砧巻き



留椀  焼き茄子、絹ごし豆腐
食事  鹿児島県産ひのひかり



香の物 柚子大根
甘味  柿と栗蜜煮わさびクリーム



飲物  ビール、島美人お湯割り、みかんジュース

今日はくつろいで食べ、料理もまあまあ満遍なく美味しかった。量も腹がはちきれそうと言うほどでもなく、適切な量である。食事が終わってから、旅行中滞っていた読書に励み、途中で買った本を2冊読む。徐々に眠くなり、就寝。

なぜか鹿児島(17) ああ山形屋

2014年09月25日 11時50分19秒 | 食べ歩き
街の中心部の方に戻り、今日の昼食は山形屋のレストランである(普段、私は店名を伏せていたりするのだが、ここばかりはそういうわけにもいかないので実名を書かせてもらう)。鹿児島のデパートと言えば、間違いなく山形屋(ちなみに、発音はヤマカタヤらしい)と、地方デパートの雄である。



ここのレストラン(というか大食堂)の名物メニューが焼きそば(麺が長崎の皿うどんにも少々似ており、かた焼きそばとも言われているようだ)なのである。今、Wikipediaを見ていたところ、食堂全体の売り上げの半分以上を焼きそばで上げているらしい。

メニューにはバリエーションがあり、焼きそば、大盛り焼きそば、ミニ焼きそば、海鮮焼きそば、焼きそば炒飯(焼きそばとチャーハンが半分ずつの模様)などがある。固めの揚げ麺に野菜などがたっぷり入った餡が掛かっているのが特徴である。



しかし、私にはもう一つ食べたいものがある。別に有名店があるのは知っているが、合わせて山形屋で白熊を食べておきたい。白熊は近年カップアイスにもなっているので、ご承知の方も多いだろう。こちらにもバリエーションがあり、白熊、子熊、ミニ熊とあるので、ミニ焼きそばとミニ熊を一緒に食べることにしよう。



入口のレジで食券を購入して入店。食券までは予想通りだったが、私が驚いたのは席に座ると店の人がお茶を入れた土瓶(形は土瓶だが残念ながらプラスチック製)を持ってきたことだ。もう、こんなサービスをしている大食堂はほとんどあるまい。



ちょっと感動しながら待っていると、まずはミニ焼きそばがやってきた。キャベツ、もやし、豚肉、きくらげ、なると、人参、ねぎと豊富な具がうれしい。これをダイナミックに頬張ると、固めの麺とやさしい塩味の相性がことのほか良いのだ。





だが、これだけじゃ普通だよねと思われる方も多いだろう。この焼きそばの驚くべき特徴はもう一つある。焼きそばには小皿が付いてくるのだが、これ不思議ではないだろうか?

実はこの小皿に三杯酢を入れ、焼きそばを付けて食べるのである。そのために専用の三杯酢はあらかじめテーブルに用意されているのだ。私も半分くらい食べたところで、その食べ方を試してみた。なるほどイケる!





もちろんあんかけ焼きそばに酢をかけて食べるというのはそれほど特殊なことではないだろうが、三杯酢に、しかも付けて食べるというのはかなり珍しいのではあるまいか。私はミニを頼んでいたのだが、周りの年配の皆さんはかなりの確率で普通サイズの焼きそばを注文している。それを食べきれる秘訣が、この三杯酢なのかもしれない。

一息ついたところで、今度はミニ熊が到着。早速食べると、ある程度は予想していたものの、カップ白熊とこの白熊は別物であるということが判明した。何といっても氷のふわふわ加減、口に入れた時の溶け加減が全く違うのだ(カップ白熊よ、ゴメン。君が不味いわけではないと思う)。



食べ進むと餡子が登場し、ここで変化がつく。そして最後は氷をあえて全部溶かして、液状になったものを食べる(ストローで飲む人もいるらしい)と、これはまた素晴らしいデザートだね。ちょっと白熊で冷えすぎた口に、まだ温かいお茶を土瓶から注いで飲めば、これはパーフェクトな組み合わせである。

 

平日の12時前に既にかなりの混雑ぶり。年配のお客さんの楽しそうな雰囲気と、店員さんのクラシックな折り目正しいサービス。今一度、デパートの大食堂よ蘇れ! とでも声を上げたくなるような場所であった。鹿児島の皆さん、山形屋の大食堂を誇りに、いつまでも愛してあげて下さい(と、大げさな表現だが、ここは大まじめで書く)。

なぜか鹿児島(16) 鹿児島駅へ

2014年09月25日 10時56分25秒 | 旅日記
本日は趣向を変えて観光施設ではなく、ひたすら街中を歩くことにした。ということで、鹿児島中央駅からJRで鹿児島駅へ向かう。今の鹿児島中央駅は昔、西鹿児島駅であったことからして、おそらくその昔はこちらの方が中心的な駅ではなかっただろうか。そんなところを起点に、鹿児島の街を良く眺めてみたいのである。

この両駅の間は、札幌でいう札幌駅‐新札幌駅のような関係だと思い、改札を通ったのだが、何と電車が30分ほど無い。こんなに本数が少ないのかと思い、駅員さんに言って、一度逆戻りさせてもらい、お土産売り場をしばらく見学して時間をつぶす。

改めて改札を通り、一駅だけ先の鹿児島駅へと向かった。



駅に降りると、見えるものすべてが昭和テイストだ。この辺りは昔、本当に栄えていたのだろうか? あまりそんな雰囲気も感じられないが、懐かしい味わいはある街をぶらぶら散策。目の前には市電の鹿児島駅前駅もあり、こちらは末端の駅ということで3本の電車が入ることのできる簡易電車倉庫兼ホームがある。

 

それから懐かしい食堂風の店がまだ数多く残っており、時間があればこのあたりを攻めてみたいところである。



途中で市役所関係の施設に立ち寄り、国際交流サロンかごしま(姉妹都市の情報がある)、Art Gallery minato、それから市役所の食堂をチェックする。食堂のサンプルケースにはかた焼きそば(後述)があった。

 

 

なぜか鹿児島(15) 朝食一巡

2014年09月25日 08時54分59秒 | 食べ歩き
今日も比較的好調に6時頃起床し、7時頃朝食。メニューはそれほど変わらず(3日目にして、大体一回りしてしまった)、ご飯、さつま汁、肉じゃが、辛子明太子、酢鶏、ミートボール、豚みそ、チャーシュー、さつま揚げ。



第2シリーズは野菜カレー小盛り、サラダ。



第3シリーズは杏仁豆腐とフルーツ、コーヒー。



9時に出発。