散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

新さっぽろにて

2010年04月13日 21時08分24秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
本日は打ち合わせ終了後、同僚のT君と新さっぽろで一杯飲んだ。

食べ物はポテトサラダ、カキフライ、もち豚串、アスパラ炭火焼、かたくり菜おひたし。飲み物はビール、ハイボール、日本酒(秋鹿、常山、ばくれん、多分もう一杯)。

勢いがついて、飲み過ぎた。帰りに「んっ!」と地下鉄を降りたところ大通だった。そこから再度乗ると、席に座れず立ちっぱなし。まあ、そのおかげで乗り越さずに帰ることができた。

20100413最近読んだ本

2010年04月13日 08時34分13秒 | 読書
■「宇宙のあいさつ」星新一
再読。

■「The Whisky World Vol.27」
今回は5周年記念号だけあって、特集が充実している。代表的なブレンデッドウィスキー紹介、ベストウィスキー2009、銀座のバー特集など。銀座で何度かお世話になったバーテンダー氏が、酒が飲めないということが判明し、びっくり。

以下、図書館の5冊。
■「世紀末の隣人」重松清
事件ルポルタージュだが、10年以上前の事件は何だか物悲しいものがある。被害に遭った人からすれば、それどころではないのだろうが。

■「らも」中島美代子
夫・中島らものことを書いた本。中島らもの本は50冊以上読んでいるが、やはり書いていないことというのは沢山あるわけだ。その辺が分かるという意味では貴重だが、私はこの人たちと一緒には暮らせない。

■「ミステリーとの半世紀」佐野洋
ミステリー作品だけではなく、佐野洋の交友関係や、推理作家協会の活動を通して推理小説の歴史が分かる本。ぜひ佐野以外の作家にも、回顧録のようなものを書いて欲しいと思う。

■「思考の補助線」茂木健一郎
共感できることはとっくに分かってしまっていることだし、共感できないことには関心が持てない。これが思想本を読む意味を感じない理由である。

■「荷風流東京ひとり歩き」近藤富枝
一人暮らしで散歩が好きだった永井荷風。レストランに行くといつも同じ席で、同じようなものを食べ、特別扱いされないのが好きだったとか。その精神に共感である。

***
さあ、今日は病院に立ち寄ってから出勤だ。

20100411最近読んだ本

2010年04月11日 22時40分43秒 | 読書
■「悪魔のいる天国」「おのぞみの結末」星新一
再読。

■「発信源グロソフト ペリーローダン374」パットン、マール
グッキーの仲間が発見されるが、すぐ死亡。話を一話だけつないで、長期的な展望がゼロではないか?

■「追伸」真保裕一
ギリシャに単身赴任した夫のもとに、妻から離婚を願い出る手紙が届く。最初は全く理由が分からず要領を得ないのだが、やがてはっきりしてくるその理由とは?

■「妖精配給会社」星新一
このころの作品は本当に素晴らしい出来栄えだと思う。最後に予想外のオチがあるのはもちろんだが、それを越えて、さらに背景に「人間とは」「人類とは」と感じさせるものがあるのだ。

以下、図書館の3冊。
■「世界のシワに夢を見ろ!」高野秀行
世界の辺境におけるかなり悲惨な旅の話。私は生命力が弱いので、こんな旅はできない。

■「酒の肴、おいしい愉しみ」根本きこ
最近、家で酒を飲むときのつまみや、居酒屋料理に関する本が非常に多いのではないか? まあ、家で飲むということもあって当然だが、外で飲むというのは飲み屋の雰囲気を体感することも大きな理由の一つであり、食べ物や飲み物を再現できたからそれで済むというものではないのである。と、つい持論を述べてしまったが、この本はそういう嫌らしさはない、さりげない本なのである。

■「帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛」宮崎東洋
大体本を読んで、病気の展開に予想がついた。あまり長引かないことを期待するのみである。

今日も春っぽい札幌

2010年04月11日 13時23分17秒 | 食べ歩き
今日もまずまずの暖かさ。昼食は二十四軒のビストロ「PE」へ。本日の前菜は山菜とベーコンのキッシュ、滝川産合鴨のテリーヌ、桜鱒のフラン、西洋わさびと野菜のマリネ。



キッシュはベーコンの塩気が効いており、山菜の歯触りが良い。テリーヌは合鴨の風味がかなりする、好みの味付け。フランは魚の優しい味わいに酸味のあるソースがからむ。そして西洋わさびの風味が効いたマリネが斬新な味だ。これ、ピクルスより好きかも知れない。酒のつまみに出てきたら、ついつい相当食べてしまいそうだ。

今日の主菜は魚を選択してみた。黒カレイとサルティンボッカである。淡白なカレイ(でも縁側の部分も入っている)にトマトとジャガイモを合わせ、さらに生ハムがコクをつけているのだ。



デザートは桜色のワインゼリー、グレープフルーツのアイス、木苺とホワイトチョコレートのロールケーキミント風味、もう一つは黒っぽく写っているものだが名称を忘れた。



ワインゼリーは結構大人の味、アイスと合わせて食べるとバランスがよいかな。ロールケーキにはミントソースを合わせてみる。私はミントリキュール好きなので、このソースも良いなあ。

ということで、すっかりのんびりくつろいでから、図書館、薬局と回って帰宅。冷たい風が左手に当たると痛いが、まあ何とか平常な状態に近付いてきた。

ストレス大爆発

2010年04月10日 21時14分12秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
金曜日からやっと夜、良く眠れるようになった。手のじーんとした痛みはあるのだが、頭痛が治まったのである。酒を飲んで良いのかどうか問題だが、えーい、飲んじゃえ。ということで、ギャラリー巡りの後、すすきのに降り立った。

久しぶりなので、疲れない店「WY」へ。ビールと3種通しからスタート。通しは刺身(ホタテ、白身、マグロ)、イカ中華和え、卵焼きとちょっとした盛り合わせ。



今日は焼鳥が食べたかったので、以降の注文は焼鳥のみである。まずはささみ塩、鶏モツ。ささみは淡白だが、鶏のエキスがたっぷり含まれている。モツはレバーの濃厚な味わいが良い。





続いて、ナンコツ的コリコリ感もあるせせり、定番の肉ダンゴ。





飲み物は燗酒に切り替えて、最後にナンコツ。これをかみ砕いて、焼鳥は終了だ。ところで私は本を読みながら酒を飲んでいるので、全くうちとけていない感じなのだが、顔を覚えてもらったのだろうか。何だかお店の人が親しげな雰囲気になってきた。



ここから琴似に移動。幸い雨は本降りにならず、歩いてバー「D」へ。1杯目はテキーラ+ライム+竜舌蘭のシロップでギムレット風の作りである。なぜかテキーラには大鹿の姿が描かれている。



2杯目はキャメロンブリッジ1979という、グレーンウィスキー。あえてモルトではなく、グレーンを出荷しているのだから自信作なのだろう。ほど良い甘味とドライな感じがする。3杯目はウォッカ+ヘーゼルナッツリキュール+ぺルノー+ルートビアのリキュール。これはぺルノーが一瞬主役として他を圧するのだが、最後にルートビアが寄り切って勝ち、というカクテルだ。それにしてもルートビアのリキュールというのは珍しいのではないだろうか。マスターが好きらしいが、相当限定された好みであるだろう。



最後にラフロイグ+抹茶リキュールという強力パンチの取り合わせ。しかも抹茶味がラフロイグの強力さと引き分けるというところまで持ち込んでいるのだ。これはちょっと面白いカクテルだった。マスターもいま思いついた新作、ということだそうだ。



まあ、このくらい飲めば憂さも晴れたかな。タクシーで帰宅。今日もぐっすり睡眠。

20100410ギャラリー巡り

2010年04月10日 16時31分01秒 | ART
4月9日に道新→時計台→たぴお。
4月10日に近美→三岸→芸森→4プラ→スカイホール→さいとう。

■時計台ギャラリー「外山欽平油絵個展」。今年のテーマ文字は「M」である。アルファベット自体には特に意味が無いのだと思うが、私はアルファベットの形が気になるのである。「M」という文字は正面性もあるし、横を向いている感じもするし、硬くも柔らかくもあり、非常に面白い素材であると思う。「m」なんかは、横を向いた動物のようで、面白い。

■ギャラリーたぴお「春への協奏曲」。奥の壁に林教司の暗色で女性の横顔を描いた作品と、竹田博のオレンジ色のバラを描いた作品が並んで展示されていた。

■三岸好太郎美術館「三岸・東洋趣味に遊ぶ」。大体は三岸好太郎美術館の収蔵品なのだが、高輪画廊というところから17点ほど水墨画、淡彩画が来ていた。あっさりした描写の作品が多いが、珍しいことは間違いない。

上海旅行の足取りを検証した展示コーナーがあり、収蔵品展示ではあるけれども、工夫が感じられる。なお、今年もスタンプラリーは継続するようで、あらたな台紙をもらった。



■芸術の森美術館「芸森の名品」。展示数も多く、なかなか充実した展示である。
三木俊治「未来を語るテーブル」:遺跡で発掘された文字のような拓本作品。もう少し、未来を感じさせるイメージがあればな、と思う。
丸山隆「残留応力」:カーブする形と色、タイトルのセンスがピッタリ。
鎌田俳捺子「交響詩による」:青のモザイクを思わせる、大スケールの作品。

谷口一芳「憂」:地形のような、生き物の顔のような不思議な作品。
舟越桂「雪の上の影」:嫌いなら感想を書かなければいいのだが、芸森の代表作品のように扱われているので一言。母子の愛情を形にした作品という見方をされているのだろうが、私には、子離れできない気持ち悪い親というか、精神的双子の嫌な感じがするのである。これは個人の感覚が投影されたものであるから、どちらが正しいというものでもないと思うが。

中村善策「裏庭の植木鉢」:珍しく裏庭の世界のみに限られた、小ぢんまりした作品。
木田金次郎「晩秋羊蹄山」:ちょっと珍しい、朱色が効いた作品。
伊藤正「黒い街」:ビル街と電柱、電線の黒さが印象的な作品。1960年ということからすると、札幌市内なのかな。

伏木田光夫「カニューの精神病院」:どうも色彩的な好みが合わない作家であるのだが、初めて良いと思った作品である。色だけとるとメルヘン的でもあるのだが、膨らんだ建物は、ちょっとゴッホのような感覚を覚える。
今泉真治「火口」:実に細かい描きこみと、作品としての巨大スケールが両立。
山本瑞雲「先考鈴木鎌太郎三十九歳像」:こんなのが芸森にあるとは知らなかった。高村光雲の一番弟子による、軍服姿の木彫作品。面白い。
佐藤朝山「山鳩」:羽のあたりの写実性がいい。

会期末は近いが、札幌にどんな美術作品があるのか知るためにもぜひ、とお勧めしたい展覧会である。それはさておき、文句が一つ。私が行った直前に、バックヤードツアーがあったせいか、それとも何らかの広報活動のせいか、基本的に撮影禁止の会場なのに、やたらに写真を写している人が多いのだ。

私も写真を撮りたい訳ではないが、多少の不公平感を感じるのと、シャッター音がとにかくうるさいのだ。私はどちらかというと機械音が非常に気になるたちで、折角展覧会を見に来たのにシャッター音が気になって集中できず、ガッカリというしかない。そう何回も来られる訳ではないのだから、こういう日にあたると不運としか言いようがない。


そば屋さん多いエリア?

2010年04月10日 12時27分47秒 | 食べ歩き
北海道立近代美術館に行く前に昼食を取ろうと、前に満員で挫折した店「Z」へ行ってみた。後で、近美に行くときにも蕎麦屋さんを2軒見つけたが、この辺は地味に蕎麦屋の多いエリアなのかもしれない。

たまたま1番客として入店し、土日祝限定の多分お得なメニュー「海老天丼+蕎麦」を注文する。蕎麦はかけそばともりそばが選べるのだが、私の好みはもちろんもりそばだ。

他の注文が無いので、親父さんが蕎麦を茹で、同時におかみさんが天ぷらを揚げ、それをバイトのお姉さんが瞬時の空き時間もなく私のところに運んでくれた。こういうスムーズな運営は実に嬉しい。



届いたとこから、まずは蕎麦を一口。スムーズな味は悪くない。そして天丼。海老、ピーマン、海苔、カボチャ、ナス、サヤインゲンの天麩羅が乗り、貧相な感じがしない。甘めのタレも、天丼としてピッタリであろう。

ということで、一気に食べて、これがお得な千円なのである。私の後からは大勢の客が来ていたが、それは何となく分かる。お店の人たちの円滑な連携も非常に良い感じがする、安心して食べにくることができる店なのだと思う。


20100410最近読んだ本

2010年04月10日 08時35分15秒 | 読書
■「ようこそ地球さん」「ボンボンと悪夢」星新一
ショートショート集の感想は省略(再読)。

■「気まぐれ指数」星新一
主要登場人物がそれぞれの思惑で動くとともに、自然に裏の動きが派生してしまい相互作用を起こすという作り。もっと複雑に見せることができるはずだが、そこは星のシンプルな書きっぷりで分かりやすい話となる(再読)。

■「殿さまの日」星新一
昔は時代ものを一切読まなかったので「つまらん」と思っていたが、今回再読しているなかでは一番興味深い作品。場所を特定しない藩の殿さまの一日を書いた表題作は、何の事件も起きずに淡々とすぎる。戦国時代や一部のお家騒動等を除いては、多分こうだったのだろうなという感じ(再読)。

■「dancyu5月号」
もう5月号! 今月はたまご料理特集。昔、何かの本で「自分で作れるたまご料理を、即座に10種あげられる人は、かなりの料理上級者」というのを読んだことがあるが、確かにそうなのである。ウソだと思う人は試して欲しいと思う。

■「少女ノイズ」三雲岳人
殺人事件の写真を撮影するのが趣味(変質者ではない)の男性と、優等生の姿に疲れ、予備校では他人との接触を拒む女性。というせっかくのキャラクター設定を生かしきれない、安易なボーイミーツガールもの。

以下、図書館の1冊。
■「綾辻行人ミステリ作家徹底解剖」
この人「十角館の殺人」に始まるシリーズだけで、日本の推理小説の歴史に残ると言っても過言ではない。

諸事情による

2010年04月09日 12時52分06秒 | 食べ歩き
本日は諸事情により札幌市役所の上の方の食堂で昼食を食べる。お得なセットメニューが沢山あるのだが、ボリュームがありすぎるような気がして、カツ丼の単品にした。



カツ丼は卵のとじ加減よく、ツユ多め、クラシックな甘辛味付けだった。場所は高いが、昔の食堂の味がする。客も年配の方が多いように思える。


対症療法

2010年04月08日 21時03分11秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
帯状疱疹は結構なインパクトがあり、疱疹が出ている左腕はずっと「じーん」と痛いのである。それより厳しいのが頭痛で、平均1分位のインターバルで、「痛っ」と声が出てしまうくらいの頭痛がするのである。

薬も飲んでいるので、しばらく控えていたのだが、痛み以外に悪い個所はないので、今日はちょっと酒を飲んでみることにした。ということで、すすきののバー「N」へ。病気のことはさりげなく隠して、1杯目はホワイト&マッカイのハイボール。予想より、ウィスキーの味がしっかりする。

2杯目はウィスキーベースの官能的なカクテル。ウィスキーは何と東洋醸造の「ジュピター」という特級表示のウィスキーだ。シェリーのせいもあるのだが、何となく枯れた昭和の味わいがする。結構シャープになりがちなこのカクテルには珍しい仕上がりだ。

さらにここで、サントリーピュアモルト7年という珍しいウィスキーの味見。少々ヘタッている気配もあるが、往時の味わいを思わせる面白い味。なかなかやるな、サントリーという感じだ。

3杯目はジン+白ワイン+ぺルノー+フランボワーズ+ディタという、フルーツ的でもあり複雑なカクテル。このピンクのカクテルに、桜の花の塩漬けを落とす…。

真面目な話だが、おかげさまで、その後頭痛が治まっている。アルコールの効果か、Nさんのおかげか…(←何言ってんの)。これにて帰宅し、早めに寝ることにしよう。

20100405最近読んだ本

2010年04月05日 23時10分22秒 | 読書
■「イノセントゲリラの祝祭 上下」海堂尊
これが例の、死亡時における画像分析の話か。これまでの一病院内の事件から、大きな社会・病理・法律をテーマした作品となった。テーマが主で、これまで主人公だった田口の出番が薄い。

■「ボッコちゃん」星新一
久々に再読。しばらく読んでみよう。実は一つ、星新一作品に関しては気になることがあるのだ。

■「綺羅の柩」篠田真由美
30年前に消えたシルク王と、現代の富豪の殺人の関連は? 推理小説というより、物語めいている。

以下、図書館の5冊。
■「池波正太郎 男の世界」中村嘉人
池波正太郎は星新一との共通点があるな。文章が平易すぎて「文学作品」という扱いをされていないこと。原稿の締め切りを非常に良く守ったこと、等である。

■「池波正太郎の食卓」佐藤隆介、近藤文夫、茂出木雅章
池波の好物を和・洋の料理人が再現(再読)。

■「名作の食卓」大本泉
小説中の食を紹介した本。

■「日本SF全集総解説」日下三蔵
日本を代表するSF作家の代表作を選定し、架空の全集として編集したもの。こうしてみると、やはり30年以上を越えて、一定レベル以上の作品を発表し続けている人はいないのだな。一番は筒井康隆になるだろうか。

春めく札幌

2010年04月04日 13時46分17秒 | 食べ歩き
雪がいつまで降るのかと思われる札幌だが、昨日・今日の好天で積雪はほぼなくなった。歩きやすくなったが、埃っぽさがかなりあってちょっと嫌だ。またやや薄手のコートで出かけたのだが、日向を速く歩くと暑くなってきた。

古本屋に立ち寄ってから、琴似のタイ料理店「S」へ。少し辛い物をと、鶏のホットバジル炒めかけご飯にしてみた。



目玉焼きをつぶして混ぜたせいか、辛味はほどほど。炒めた肉汁とタイ米が混じるところが非常に美味しい。油断していたら、セットでついてくるトムヤムガイというスープの方が辛かった。香辛料が入っているのだが、唐辛子のぶつ切りのようなものが見える。念のためによけて食べなかったが、辛さとしてはちょうどよかった。少し体調は改善するだろうか。



散歩ついでに京都にまで足を伸ばした(ウソ)。

20100403最近読んだ本

2010年04月03日 23時15分42秒 | 読書
■「ミハスの落日」貫井徳郎
海外の街を舞台にした、普段の作者とは一味違った作品。いつもは精神的にドロドロした作品が多いのだが、多少ライトか?

■「天岩屋戸の研究」田中啓文
いわゆる「天の岩戸」の物語。途中、良いところもあるが、最後はスーパーマンのようなエンディング。どうだろう。

■「星新一 上下」最相葉月
星新一の評伝だが、自分をあまり語らない人だっただけに、貴重な話が満載である。また、池波正太郎とも少し交流があったとは、初めて知った。文学界としては評価の決して高くない星だが、よくぞ日本に生まれ、あの発想力をもって作品を生み出してくれたものと思う。

以下、図書館の5冊。
■「ぼく、ドラえもんでした。」大山のぶ代
「ドラえもん」すごいよね(今、入力しても一発変換される)。これに匹敵するアニメはサザエさんくらいか?

■「ゴールデン・メモリーズ・オブ・ロック」かまち潤
ロックの歴史を一望する本。

■「池波正太郎指南 食道楽の作法」佐藤隆介
「指南」ねえ。

■「池波正太郎への手紙」佐藤隆介
池波の好きだった飲食店をめぐり、手紙形式での書き語りの本。これは素直で良いのでは。

■「鬼平犯科帳盗賊指南」サーフライダー21
火盗改めや盗賊たちをモデルにした組織論の本。