今回の遠征では、キンセンイシモチを採集することができた。2017年以来、久しぶりにキンセンイシモチを我が家の水槽に迎え入れることに。
テンジクダイの仲間同士の混泳では、キンセンイシモチにとってはストレスになることがある。ミスジテンジクダイなどと混泳したら追い掛け回されることがあった。それにより追われたのか、あるいは直接攻撃されたのか、体がスレて死んでしまった。そのため今回は気性の激しいタスジイシモチには水槽から退出していただいた。今一緒に飼育しているのはイトヒキテンジクダイとヤミテンジクダイで、これらはスジイシモチ属とは分類学的にかなり離れているので、激しく攻撃されることはない。
キンセンイシモチとのテンジクダイ科以外の同居魚はカエルウオ類が何種かと、昨日ご紹介したシマハギ、ハクセンスズメダイ、スプリンガーズデムワーゼル、タルボッツデムワーゼル、ヤハズハゼなど。スズメダイは攻撃性が強いものが多いが、キンセンイシモチに対してはさほど攻撃的ではないように思われる。魚の数は多いが、小魚が多く水量も多いので現在のところ問題はない。ただしサンゴも飼育しているため、今後水替えを頻繁にするなどの対応策をとる必要があるだろう。