魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

深海魚14.ソコホウボウ

2009年05月25日 20時08分33秒 | トロール船乗船記録と深海の魚(2009年5月)

本日紹介する深海魚は、カサゴ目ホウボウ科のソコホウボウPterygotrigla hemisticta   (Temminck and Schlegel)です。写真は深海から曳きあげられ、胃が飛び出ている様子です

ソコホウボウは日本産ホウボウ科魚類としては大きくなり、全長30cmを超えることもあります。ホウボウやカナガシラに比べ色彩は赤味が薄く、体側上方に黒色斑があることで区別できます。

日本産の同じソコホウボウ属魚類とは、吻棘が短く、細長いこと、体に暗色斑があることで区別できます。吻棘の形状は、ホウボウ科やキホウボウ科魚種では、同定の重要なキーとなります。

ホウボウ科魚類中、ホウボウは最も美味なもので高級魚として取り扱われます。カナガシラやカナドはそれより小型種ですが、焼き物などに向く鮮魚として流通されています。このソコホウボウ類は練り物としての需要がある程度で、あまり流通するとはいえません。

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