(今回の記事は2019年4月14日にアップしたものですが、某社社長氏によりぶろぐをすべて消された後復旧を試みるも復旧できなかったため、ノン・オリジナルのものとなります、ご了承ください)
色々と忙しくてぶろぐの方を更新できていませんでした。忙しすぎる。その割にはカネがない。でも魚はやってくるから写真を撮りまくるわけである。この写真のコチは先日我が家にやってきたスズキ目・カサゴ亜目・コチ科・ハナメゴチ属のハナメゴチ。
ハナメゴチはイネゴチによく似た種で、マゴチやワニゴチほどでもないが全長30cmを超えるなど、そこそこのサイズに育つ種である。眼にはワニゴチなどのような皮弁もないため、イネゴチとはかなりよく似る種であるが、体側の斑紋などはイネゴチのそれとはかなり異なっている。ただそれでも間違えられることがあり、沖合底曳網漁業でこのハナメゴチが漁獲された際に、イネゴチと誤った同定をしてしまったことがある。今回は長崎県近海で漁獲されたものであるが、長崎県ではイネゴチもハナメゴチもよく漁獲される。このほかメゴチというのもまたよく似ている魚ではあるが、鰭の色彩や体側の模様が異なっており、さらに間鰓蓋部に皮弁がある(ハナメゴチにはない)ことで区別することができる。なお、ハナメゴチは今回が初めてではなく、これまでにも2回ほど見ている。1回目は高知県沖の底曳網漁業にて水深150mくらいの場所で獲れた。そのほかにも八幡浜で水揚げされた個体を見ている。水深は435mからも得られている、というがふつうはもっと浅く、45~220mくらいだという。
大型になる種で色々食せそうだが、案外細いので身は多くはとれない(刺身にした場合)。そして数もあまり獲れない種である。味自体はよく、身の色もきれいで色々な料理に使えそうではある。今回のハナメゴチは長崎県 石田拓治さんからやって来たもの。いつもありがとうございます。また、今回はもう2種ほど魚がやって来たのだが、1種は諸事情によりアップは自粛。もう1種は次回ご紹介したい。
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