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こんにちはー。今日から9月っすね。
今日は以前購入してこれまで紹介できていなかった、イサキ科の魚をご紹介。スズキ目・イサキ科・コショウダイ属のコロダイ。コロダイはこれまで何回か文章の中には登場しているものの、写真では紹介できていなかったので、ここで改めてご紹介。
コロダイは全長80cmにもなる大型種。体色は灰色っぽく、オレンジ色や黒色の斑点が散在するが、これがないものもいる。ただこのようなものは近年、別種とされることがあるようだ。Fishbaseでは本種のほか、日本にも分布するヒレグロコロダイ、Plectorhinchus centurio、P. punctatus (Diagramma punctatum)、P. labiosus (D. labiosum)が有効種とされているようだが、違いがわかりにくい。なお、本種の背鰭は9~10棘と少ないなどの違いにより、別属(コロダイ属Diagramma)に含められることも多いので、一応注意。
コロダイの幼魚はくねくねした泳ぎ方をする。幼魚がくねくねした泳ぎ方をするコショウダイ属の魚は、先ほど述べたアジアコショウダイ、ムスジコショウダイのほか、アヤコショウダイやヒレグロコショウダイ、チョウチョウコショウダイなどもいるが、属標準和名にもなっているコショウダイや、クロコショウダイといった種は、幼魚は枯れ葉に擬態しているが、くねくね泳ぎはしない。海外にはほかにもがっしりとした体形のコショウダイ属は何種かいるが、それらの幼魚はどうなっているのだろうか。幼魚についての疑問はつきない。
幼魚について疑問が多いこの仲間ではあるが、コロダイは非常に美味な魚であり、それと同時によい釣り魚である。夜のぶっこみ釣りで釣れるというが、強い竿がないとパワーにまけてしまうだろう。なお、写真の個体は体長20cmほどの幼魚である。長崎県の印束商店 石田拓治さんより。ありがとうございます。
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