魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

フィリピン魚20.ツマグロマツカサ

2012年03月16日 18時59分51秒 | 魚紹介

フィリピン魚はネタ不足?いえ、諸事情により2連続の同科魚類です。ということで今日もイットウダイ科の魚です。

今回はアカマツカサ亜科のツマグロマツカサMyripristis adusta Bleekerです。

ツマグロマツカサはアカマツカサ属の魚です。アカマツカサ属は日本から少なくとも14種が知られています。本種の特徴は有孔側線鱗数が27前後と少ないこと、背鰭・臀鰭・尾鰭のそれぞれの縁辺が黒いこと、などがあげられます。

 

アカマツカサの仲間は本州から九州ではキビレマツカサやナミマツカサなどが釣れるようですが、これらの種の体は鮮やかな赤色、ですからこのような紫色のアカマツカサ属魚類はなかなかイメージわきにくいと思われます。分布は奄美諸島以南、インド・西太平洋のサンゴ礁などにすみます。本種と名前がよく似たクロオビマツカサは静岡県や高知県などに分布することが確認され、私も高知県で釣ったことがあります。ただしこの種はみたことがありません。

水中写真では緑色がかかり、この写真の個体と同じ種とは思えないほどきれいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フィリピン魚19.ウケグチイッ... | トップ | フィリピン魚21.クロベラ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

魚紹介」カテゴリの最新記事