ヤエヤマギンポ。我が家の水槽には2010年から住んでおり、かなり長い付き合いの子になります。
ヤエヤマギンポは、多くのマリンアクアリストには「こけとり」として飼育されているのですが、実際にこの魚を見てみますと、「まつ毛」のような皮弁があったり、眼が大きいところなど非常にかわいいものです。
「こけとり」として入れられることが多いのですが、もちろん一般的なサンゴ水槽では付着する藻類を食わせるだけでは長生きさせることは難しいですので、やはりヤエヤマギンポにあう配合飼料を給餌したいところです。
我が家では大体「メガバイト グリーン」を使用しています。最初は写真の「S」を使っていましたが、現在はより早く沈み、大きな口で藻類を食むギンポの仲間に良いようにMサイズのものを与えています。給餌の際にはまず餌を計量カップに入れ、海水を加え、さらに栄養のアミノ酸添加剤を加え、それらをかき混ぜるというやり方をとっています。餌は水槽に大量に与えます。多量に餌を与えますのでアミノ酸の添加もあるため水槽の水が白く濁るほどです。
熱帯地方のタイドプールでカエルウオの仲間を観察しますと、この仲間はとにかくいつも餌を食んでいるのをよく見ます。そして採集してみますと、みな腹がよく膨れており、やせているものは見たことがないのです。実際にたくさんの餌を必要としている魚には、とにかくたくさん餌をあたえることが大事、というのが私の考え。しかしそれでも最近は、ヤエヤマギンポの体後方がやや平たくなっているように感じます。これは回復まで時間がかかりそうです。
メガバイトは確かに良い餌であるとは思いますがそれでも万能ではありません。メガバイトのほかにも色々な藻類食魚類用の餌が国内外問わず出ています。今後、いくつかまた与えてみたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます