タネギンポは2019年に採集してきたが、長いこと1匹であった。しかし今年の高知県でもう2匹採集して我が家の水槽で暮らしている。この個体はほかの個体と争っていたのか、背鰭がかじられたような跡がみられる。
こちらが2022年に採集した個体。高知県の潮だまりではふつうに見られる種である。ムツゴロウやトビハゼなどをMudskipperと呼ぶのに対し、この仲間はRockskipper、岩の上をはねる者、と称される。餌は主にコケを食べる。水槽内ではコケを食うほか配合飼料に餌付くが、それでも藻類成分主体の配合飼料(海藻70など)が望ましい。本種もカエルウオも、サンゴには無害であるため、ヤエヤマギンポなどと同様サンゴ水槽のコケ取りとして入れられることも多い。
なお、私はカエルウオの類を持ち帰るときはなるべく小さいものを持ち帰るようにしている。あまり大きいものは配合餌を食べてくれずやがて餓死してしまうことが多いからである。逆に小さすぎるのもよくない。種類にもよるが、この種の場合は3~6cm前後がよいだろう。もちろん、飛び出しには注意しなければならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます