年の頭に「毎日更新」を掲げていたこのぶろぐも10日ほど更新していませんでした。理由はちょっと忙しかったこと、〆切のあるお仕事で〆切に間に合うように一生懸命お仕事しておりましたが、結局何とか間に合ったようでほっとしました。
今回はふたつほど前の記事でご紹介しましたクサウオ科「スナビクニン」(写真はろくに掲載していなかった)ですが、それが現状は何とかうまく飼育できているのでご紹介します。
スナビクニンは斑紋や色彩に変異が多くて、え、これが同じ種類かと思うようなものもおります。スナビクニンの特徴は鼻孔が1対であること、臀鰭軟条数が25~28軟条であることなどがあげられます。
体側に細い線が入る個体
オレンジ色の体で黒い斑紋が散らばる
一様に黒っぽい個体
スナビクニンに似た特徴を持つものに「ニセソコシロ」という種もいますが、ニセソコシロは背鰭、臀鰭、胸鰭の軟条数がスナビクニンよりもやや多めなのが特徴です。この種も本州の太平洋岸、西は三重県にまで分布しているということですが、スナビクニンとは区別されていないらしく、写真なども撮れていないようです。
この仲間もダンゴウオ科の魚と同じく腹部に吸盤をもち、岩や水槽面などに張り付くことができます。また体は柔らかく、岩と岩の間をすり抜けるように移動できます。夜間にスナビクニンを発見したところ、素早く泳いでおりました。瞬間的には結構はやく泳ぐことができるようです。
現在は水温10度ほどで飼育しています。寒波が来たときは8度にまでさがりました。しかし低い水温でもこの魚には関係ないようで元気いっぱい泳いでおります。特に夜間にライトで水槽を照らしてみると活発に泳いでいる様子も観察できました。餌はイサザアミの冷凍のものを食べていましたが配合飼料も食べている様子です。寝る前にあげると翌日にはなくなっています。
ちなみにあの時採集した貝はメイン水槽に入れております。ウコンハネガイみたいな貝(ミノガイの仲間)は大きく広がるときわめて美しいです。
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