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サポーター

2006年06月22日 23時46分00秒 | アジア
 数時間後にサッカーワールドカップ・日本対ブラジルの試合が始まる。決勝トーナメントに出られるかどうか、天下分け目の決戦! “ドーハの悲劇”もリアルタイムで見た私としては、ブラジルと決勝トーナメント進出を賭けてワールドカップで戦うこと自体、感慨深いものがある。
 オーストラリア戦、クロアチア戦と、厳しい結果だったから、日本中でああでもないこうでもないと、皆かまびすしかった。私も「あそこであのシュートが・・・」「あのミスさえ・・・」と、“たら”“れば”を並べたくなった。(たらは北海道、レバは肉屋!―田辺聖子の小説より)
 でも、試合をするのは選手たちだ。勝てなくて一番口惜しかったのは選手たちだし、批判する人たちが代わりに出ていったら勝てるわけじゃない。好きなだけあれこれ言ってもいいけれど、応援するなら、どんな結果でも選手たちといっしょに受け止めよう。選手たちと共にあるのがサポーター、そうでないならただの傍観者だ。
 人生には誰にも代わってもらえない、たった一人で切り抜けなければならない場面がある。そんなことを考えるようになったのは、子どもたちが大きくなってきたせいかも。受験なんか、代わってやれたらどんなに気が楽かと思う。でも、代わってやることはできない。子ども自身が頑張るしかない。親はそばにいて、見守っているしかない。どんな結果が出てもいっしょに受け止める覚悟をして。同じ次元で論じていいかどうかわからないけど、応援するってそういうことじゃない?
 選手たちには、この大舞台でプレーできることを、素直に喜んでほしい。まだ本調子じゃないと言われるブラジルだが、やっぱりそのプレーを見てるとわくわくする。そんなチームとワールドカップで戦える瞬間を、全身で楽しんできてほしい。どんな結果でも、終わった瞬間に思わず拍手したくなるような、そんな試合を期待します
コメント (2)
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