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「YG Family's 10th Anniversary World Tour」東京公演

2006年09月13日 17時12分48秒 | アジア

 つれあいの中国茶会によく参加してくださるもちまきさんから、「K-POPのコンサートチケットが当たりました」とお誘いをいただいた。“当たった”というからには、プレゼント?無料?メンバーを見ると、SE7ENにBig Mama、Gummyの名前もある。これは買ってもお得なチケットと思い、喜んでお供した。
 東京フォーラムに着いてチケットを受け取ると、「ご招待」のスタンプが(ラッキー)。 夜の公演の前に昼の公演を追加したようだ。2階席だが距離はそう遠くなく、見やすい。アリーナはSE7ENのファンが7の形の蛍光棒を持って待ち構えている。スクリーンには短編映画のようなミュージックビデオが流れる。
 予定の時刻にぴったり始まった(夜もあるんだし、香港じゃないんだから当たり前だ^^;)。スクリーンにYGファミリー会社紹介が出て、ソテジワアイドルのメンバーが設立したというのを初めて知った。というわけでHip Hopに強い。もちろんそれだけではなく、最近まで所属していたフィソンのようなR&Bも、SE7ENのような歌って踊れるスターもいるのだ。まずは各アーチストが1曲ずつ次々歌っていく。
 一通り歌い終わったところで全員が舞台に勢ぞろい。比較的日本語ができるSE7ENと1TYMのメンバーが、二人で進行を務める。昨年SE7ENのコンサートを日本でやったり、みんな日本での活動がそれなりにあるようで、「おひさしぶりです」という挨拶にファンが沸く。
 トークらしいところはそこだけで、あとは各アーチストがじっくりと。STONYSKUNKはレゲエへの深い愛情を前面に押し出して、ゆったりめのラップがのりやすい。昨年のK-POP ALL STAR IN JAPANに来ていたLexy、ハスキーな声がセクシーで、いい感じ。1TYMの日本語の上手な子は、全部タメグチなのだが不快感を与えない。日本人の友達がうまく教えてると見た。「敬語とか勉強したけど、おれににあわないから、もうあきらめた」なるほど。Hip Hopなのにバラード曲もあって、ちゃんときれいな高音で歌える子がいるところがさすがK-POPだ。
 Big Mamaは女性4人組で、「エンタの神様」がお笑い番組になる前に「夜もヒッパレ」みたいな歌番組だったころ、何度か出演していた。圧倒的な声の洪水に溺れて酔いしれる観客。間奏の間にじわ~と拍手がわき上がる。4人で十分の声量なのにバックコーラスが参加するのが不思議だったが、盛り上がってフェイク合戦になったとき、ベースのメロディを歌うのに必要だということがわかった それぞれの個性をしっかり出しているのが素晴らしい。Gummy(コミ)は、デビュー当時は可愛い女の子だったのに、すっかり色っぽくなってて、光る衣装がまぶしい。バラード、ダンス、R&Bとなんでもござれ。フィソンの女の子版という感じかも。
 SE7ENはたっぷり見せて聴かせてくれた。ダンスもすごく切れがあるが、バラードも聴かせるようになった。デビュー当時の歌しか知らなかったが、順調に育ったんだなと思う。日本語の歌も、1stや2ndシングルはこなれていて安心して聴けた(新曲はもう少しかな?)。フィソンが移籍した後、彼が香港で言う“一哥”(レーベルで一番売れているリーダー格)の位置づけで頑張っているのだろう。中華圏でも北京語の曲「風雪日記」を出したり、着実に売り込んでいる。
 新人5人組のBig Bangは、3人がおもにボーカル、2人がラップのようだ。ダンスもこなすけれど、ボーカルだけでもかなりいける。全体のバランスはいい感じなので、競争の激しい韓国ボーイズグループの中でもそれなりに伸びていきそうだ。タンクトップの上にTシャツの片袖を通さずに着ているのが面白い。
 いかにも韓国のラッパーらしいアグレッシブなサウンドだったのはジヌション。デビューして9年も経っているとは知らなかった。SE7ENが参加しての「How deep is your love」では、ふだんメロディ歌ってなさそうなのにスローパートをちゃんと歌って偉い。
 ファミリーそろってのコンサートを何度もやっているようで、歌でもダンスでもコラボがスムーズ。ちょっとしたところで簡単な振付のダンスをみんなでそろってやるのが、お遊戯の延長みたいでなんか可愛い。
 アンコールは全員で「IYG」Tシャツを着て勢ぞろい、、、あれ、Big Mamaがいない?と思ったら、ラストの「We are family」で出てきてリードする。カッコいい~。観客もいっしょに踊る。盛り上がった~
 ぴったり3時間、無駄がない構成で曲や歌手を知らなくても飽きさせず、カラオケ音源と生バンドの両方をうまく活用していた。通訳や司会を置かずに彼らだけで進行したのがかえって良かった。片言の日本語をカンペ見ながら言ってくれるのも、英語の上手な人が英語で話してくれるのもいい。買ったら8500円するチケット、損はさせてないぞ こんなイベントならまた見たいと思った。私もプレゼント当てよう(って買いなさい!>自分)
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コメント (4)
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