次男が市民体育祭のバドミントンに出るというので、市の総合体育館へ見に行った。中学生の部(一般の部はまた別)・個人戦ダブルスで、学年別になっている。出場数が多い学年はトーナメント、少ない学年は総当り。もう引退した3年生も、個人戦は出場可ということで出てきていた。
1年生同士の試合は、へなへな~と上がった球にあれ?と空振りしたり、ふわっとしたサーブをカシャッとネットにかけたり、当たりそこねがひょいと入ったり、二人とも追いかけずにぼーっと立ってたり、、、笑っていいやら怒っていいやら それでも、少しでもミスしないで長く続けられたほうが勝っていく。次男のペアは、1回戦はなんとか勝ったが、2回戦で負けてしまった(残念!)。
同期のもう一組のペアが頑張った。1回戦は次男たちのペアと似たようなレベルの試合だったが、2回戦は相手も上手で、長い試合になってきた。元気のいいS君が、一球決めるごとに「よっしゃ!」「やった!」と大きな声で気合を入れる。大人しそうなパートナーのK君も、だんだんのってきて、スマッシュを決めるとガッツポーズ。見ているお母さん達は「うちの子、声ばっかり、気合入りすぎ~」「あら、K君がガッツポーズしたよ」「もう、バテバテなんじゃない?」とか言いながら、だんだん夢中になってくる。1回戦より、明らかにラリーが続き、ミスが減り、ラケットが上手く扱えるようになっている。まさに試合中に上達しているのだ。3年生の先輩たちが、チェンジコートの間にせっせとアドバイス。
見事、2回戦も勝って、もう決勝戦(笑)。相手はさっき次男たちを負かしたペア。一人は小柄な次男よりもっと小さいくらいで、伸びた前髪がジャマなのか、ヘアピンで留めている(可愛い!)。2回戦よりもさらに集中して頑張るが、相手もよく動くしミスが少ない。サービスリターンのミスが続くと、たちまち何点か連続して取られてしまう。それでも、「よっしゃーっ!」と声を出し、ときどき深呼吸して集中。少しくらい後ろに押されても、ちゃんと下がって打ち返せるようになってきた。ネット際に小さく落とされても、反応してロブを上げたり、逆にまた小さく切り返したり。第1ゲームは取られたが、第2ゲームは取り返す。3年生の先輩たちが、つきっきりで指導。しまいにうちわで扇いでやっている(3年生の先輩にそんなことやらすな!>次男&ほかの1年生^^;)先輩としても、目の前で頑張る後輩の姿が嬉しいかも。後輩が育っていくのを間近で見て、先輩冥利につきているかも?!
第3ゲーム、リードは許すものの粘り強くついていく。相手にマッチポイントを握られてからも、サーブ権を奪い返し、得点を重ねる。最後に力尽きた。。。が、決勝戦に相応しい見事な試合だった
梁靜茹(フィッシュ・リョン)に「一夜長大」(一夜にして大人になる)という曲があるが、S君とK君は一日にして急激な成長をとげた。実戦で伸びるとはこういうことか~。この目で見られてラッキー うちの次男も、そんな日が来るかな。来るように、日頃の練習を頑張るんだよ!
実は、うちの中学の3年生は強くて、個人ダブルスで関東大会まで出た選手もいる。彼らの試合はさすがに、同じ中学生とは思えない、ちゃんと“スポーツ”の試合。もう引退して練習してないから体の動きはいまいちのようだが、それでもそこそこ迫力のあるスマッシュとリターンの攻防、ドライブの応酬やネット際の小技、そして滑らかな連携の動きを見せてもらった。彼らの技術を少しでも後輩に伝えてやってほしい。。。
日程が終わって一息つく中学生たち。売店で何か買ったりしている。ベンチに、一人分には少し足らないくらいの距離を置いて、並んで腰掛けてアイスを食べてる、男の子と女の子(たぶん3年生)。。。ちょっと青春
翌日の団体戦(3年生抜き)に、次男は2年の先輩と組んで1試合だけ出させてもらった。前日よりは気合が入ってたかな? 当たりそこねのドロップショットが決まったり、相手のスマッシュを何本か続けてリターンできたり、ちょっとだけ上達したかもしれない。寝る前に「やっぱりバドミントンで打つのって、いいよね」とか言ってた。
人がバドミントンしてるのを2日連続で見てたら、自分でもやりたくなってしまった。そのうち次男とやろうかな