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去年⇔今年

2011年03月07日 06時16分15秒 | スポーツ

 世界ジュニアフィギュアスケート選手権、フジテレビの放送を見た。時間枠の割には、日本代表選手と上位陣の演技をしっかり見せたほうだった。世界選手権の宣伝が多いのは困りものだが
 (それを強調したいなら、世界選手権にもエントリーしている選手をうまく紹介すればいいのに?! 男子SP1位のキーガン・メシング、フリーも放送したが総合4位、世界選手権には来ない。逆にフリー3位総合3位に入ったアレクサンドル・マヨロフは世界選手権予選に出場予定、十分通過の可能性がある選手だと思うが
 アンドレイ・ロゴジンのフリー演技のとき「男子日本勢連覇はロゴジンの演技にかかってきます」とかなんとか、実況アナが言った。しかし、去年の羽生結弦は、ジュニアグランプリシリーズ2勝、ジュニアグランプリファイナル優勝、いわば優勝候補筆頭で臨んでいた。今大会は田中刑事もSP6位からで、正直「3枠取れたらいいな」くらいの気分。そこでシーズンベスト更新のフリー1位なんだから、それ以上望んじゃいけません
 それでふと思った。今大会に去年の羽生結弦と村上佳菜子が出てたら、勝てたか?
 去年と今年ではSPの要素数が違う。男子はステップが2つから1つになり、女子はスパイラルシークエンスがなくなった。男子はステップのうち高いほうの点、女子はスパイラルシークエンスの点を引いてみよう。ジャンプの配点やGOE加減点、スピンやステップのレベル認定基準などが変わっているが、そのへんはちょっと計算しきれないから、目安として考えると:
 羽生結弦 SP:64.95(実際は68.75) フリー:147.35 合計212.30 今大会だと1位に相当。
 村上佳菜子 SP:55.00(実際は59.00) フリー:106.47 合計161.47 今大会なら3位に相当。
 アデリナ・ソトニコワがあと1日早く生まれてたら・・・去年村上佳菜子が世界ジュニア女王になるのは難しかった、かも PCS(演技構成点)をフリーで比較してみると、今大会のソトニコワ、エリザヴェタ・ツゥクタミシェワ、アグネス・ザワツキより下。今季は表現力を高く評価されてる佳菜子ちゃんだけど、昨季はまだまだだったか。いや、今年が凄すぎる?!
 一方、昨年の羽生結弦のフリーPCSを今大会に当てはめると、7点以上の差をつけてダントツ1位。すでに図抜けていたことがわかる。
 じゃ、今年の羽生と村上が出てたとすると・・・それぞれベストを出した四大陸選手権グランプリファイナルから、ジュニアにはない要素のコレオステップとコレオスパイラルの点を引くと、羽生は224.72で当然1位、村上は175.30で逃げ切り1位ということになった?!
 ということは、今大会の男子はまだ少しシニアとは差があり、女子はシニアに入っても引けをとらない、というレベルだったといえる。
 さて、来年は・・・中村健人はシニアで頑張るしかないが、田中刑事と木原龍一は再度世界ジュニアに出られるか。宇野昌磨がジュニアに上がって、どれだけできるか? 女子は多士済々だけど、ジュニアグランプリファイナルに出場できるくらいの成績が出せるといいな。
 そして、ソトニコワやツゥクタミシェワがシニアのグランプリシリーズに参戦してきたら、これまた大変なことになりそう 2009-2010シーズンの浅田真央を上回るか?
 ・・・先のことばっかり考えすぎ>自分

コメント
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