Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ついついダメ出し

2011年12月14日 18時33分15秒 | テレビ

 昨夜はBS朝日でフィギュアスケート・グランプリファイナルのエキシビションを堪能。1時間枠だった地上波と違って、2時間だと放送される出演者の数が多く、ジュニアの優勝者たちの演技も見られた
 女子のリプニツカヤ、足が真上まで上がるスパイラルやビールマン、凄すぎ。この子は器械体操でもやってたんだろうか?! 男子のジェイソン・ブラウンは今週17歳になるので、羽生結弦と同い年。4回転もトリプルアクセルもなしでどこまで点が出せるか、そしてこれから高難度のジャンプを身につけたらどんなスケーターになるか、楽しみな選手。
 アイスダンスのシニツィナ/ジガンシン、いかにも初々しい。ほんの数年前まで、ヴァーチュー/モイヤーやデービス/ホワイトもこんなだったかな ペアの隋文静/韓聰の演技は放送されなかった。フィナーレで高橋大輔と隣になってたが、韓聰は中国時代劇の扮装っぽかった。どんなプログラムか見てみたい。
 シニアのペア張丹/張昊、曲名が「Here I am」と紹介されたので英語曲かと思ったら、K-pop 曲名も誰の曲かもわからないけど、歌詞はたしかに韓国語だった。どっかに資料ないかな
 ボロソジャル/トランコフの曲は「ロミオとジュリエット」と紹介されたが、歌詞はフランス語に聞えた。“ロミジュリ”もいろいろなバージョンがあるけど、たしかベルトン/ホタレックもエキシビションで滑ってたような、、、流行ってます(笑)
 川口悠子/スミルノフの「黒い瞳」は、サーシャ(スミルノフ)のシャツはだけがお約束 ペアは全体に競技でできない難しいことを次々やるので、競技プログラムよりも大変そう。
 トゥクタミシェワは中東風というか西アジア風? 片手上げダブルアクセルの連続が見せ場。羽生結弦はエキシビションでもトリプルアクセルがっつり、ハイドロブレーディングでも空いてる手の振付までしっかり。偉い
 素敵な大人の鈴木明子と、美しすぎるスケートの高橋大輔を見ると、あとはもうどうでもよく^^;
 
 何がダメ出しかというと、カメラワーク。なんだか意味なく演技者に寄りすぎる。全身が映ってないと足元が見えない、姿勢がわからない、という瞬間が多すぎ。ペアでどちらか一人だけ映してしまうと、ユニゾンの美しさが見えない。
 テレビ朝日さんてば!と思ってたら、どうやら国際映像だったようで・・・世界中でイライラしたかも
 といいつつ、これはテレビ朝日のカメラ?と思われるのは、フィナーレでやたら日本選手だけアップにしてる時間が長い。リンク中央で技をやって見せてる選手を映してくれないのは、ちょっと困る。贔屓はほどほどに

 競技の録画を見返したら、こっちはマジでダメ出ししなきゃいけないところがあった 男子SPで高橋大輔がコンビネーションジャンプにできなかったことを実況アナが「ショートプログラムにはコンビネーション1つを入れていいので、みんな入れるわけですが」。“入れていい”じゃない“入れなければいけない”です 解説の佐野稔さん、そこで「そうですね」なんて相槌打ってちゃダメでしょう。。。
 ショートプログラムでは、「要求されている要素ができなかった」ことに対してシビアな減点がある。シニア男子は「コンビネーションジャンプを含まなければならない」し、その回転数は「3+2/3+3/4+2/4+3のどれかの組み合わせでなければならない」のだ。
 コンビネーションにならなかったジャンプは、GOEが-3と決まっている。高橋大輔が跳んだ3回転ルッツは基礎点6.00。アクセルを除く3回転ジャンプのGOE-3は、実際の減点が-2.1と決まっているので、3.90にしかならない。
 フリーだと、極端な話、コンビネーションが一つもなかったとしても、ザヤックルールに引っかかってなければジャンプそのものの基礎点やGOEが減点されることはないから、あえて単独にとどめて加点を稼ぐことも可能。しかしSPではそうはいかないのだ。
 要求される回転数に足りなくてもGOEは-3。例えば、ファーストに4回転が跳べたのにセカンドは1回転しかできなかったら、これも-3。ロシア大会のフェルナンデスが、ファーストが2回転になってしまったがセカンドで3回転を跳んで、なんとか「3+2」にして大きな減点を免れていた。
 ちなみに、SPの単独ジャンプも要求される回転数が決まっている。シニア男子の場合、ダブルまたはトリプルアクセルと3回転または4回転ジャンプが必須。いわゆる“パンク”、きれいに跳び上がって降りてきたけど回転数は少なかった場合など、フリーなら大きく稼げないけど大きく引かれもしないが、SPではしっかりGOE-3をくらう。2回転や1回転の基礎点からさらに引かれるわけだから、とても痛い
 というような条件を、実況アナも頭に入れて喋ってくれないと困る。まったく佐野さんも~~~と思ったら、荒川静香さんも 女子フリーで鈴木明子の2回目のルッツとループがコンビネーションにできなかったことについて。「2回のうち1回はコンビネーションかシークエンスにしなければならないので、シークエンスとして70%の得点になってしまいます。」あれ、シークエンスって80%じゃなかったっけ、、、
 後半、基礎点が1.1倍になる時間帯で、7掛けと8掛けじゃけっこうな違いになってしまう。70%になるのは回転不足(アンダーローテーション)ですね

 なんか口うるさくってすみません

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする