Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

NHK杯2013女子SP

2013年11月08日 22時06分48秒 | スポーツ

  フィギュアスケート・グランプリシリーズ2013第4戦NHK杯、いよいよ女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。実況アナが「浅田真央、鈴木明子の2人には最後のNHK杯」と言うので、、、それはそうだけど、言われちゃうと寂しくなる。

宮原知子…「戦場のメリークリスマス」♪ 静かな曲でステップシークエンスから入る。曲調が変わるとぐっとスピードを増して、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップときれいな流れの中で決めていく。レイバックからビールマンのスピンは軸が1ミリもぶれない。音をしっかり拾う振付で表現力もアピールできた。堂々たるシニアデビュー、58.39で自己ベスト。
長洲未来(米)…ジョージ・ガーシュイン「私の彼氏」♪ ロマンチックでリズミカルな曲、雰囲気は合っている。冒頭に3回転+3回転を予定していたが、タイミングがずれて単独に。ステップやスピンはかなり良かった。51.01。
エレーナ・ラディオノワ(ロシア)…曲は映画「アンナ・カレーニナ」より。ピアノの調べにのって、演じるのが大好き!オーラ全開でぐいぐい滑っていく。冒頭のルッツで片手をついて単独になってしまったが、後半のループに3回転トウループをつけたので、却って基礎点が上がったかも?! スピン姿勢の美しさは特筆もの。62.83。
エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)…「吹雪」より「ロマンス」という曲。しっとりしたいい曲♪ 冒頭のルッツでステップアウト、ダブルアクセルがシングルになってしまった。「集中力を欠いているように見える」(解説:荒川静香さん談)。そうなのかな、、、45.14。
アリョーナ・レオノワ(ロシア)…映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」からの曲。一昨年と同じ曲に戻した。冒頭の3回転トウループ+3回転トウループで惜しくも転倒。でも引きずらず、フリップとダブルアクセルを決めて、見せ場のステップもノリノリ。後半のジャンプ基礎点が1.1倍になる前のプログラムなので、ジャンプ3つが最初に固まってる構成^^; 55.86。
ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)…「帰れソレントへ」♪ しっとりしたアレンジで、サルコウ、ルッツ+2回転トウループ、ダブルアクセルとジャンプはどれも余裕。ミスらしいミスはなく、終わって大きなガッツポーズ。それも当然の61.90、自己ベスト更新。
グレイシー・ゴールド(米)…ガーシュイン「3つの前奏曲」♪ 予定していた3回転+3回転が3回転+2回転に、ループでステップアウトと、ジャンプは完全な出来ではなかった。クラシックだけどファンキーな曲調をよく表してるステップなど、全体の評価は高い。62.83。
浅田真央…ショパン「ノクターン」♪ ゆったりと、のびのびと、滑り出していく。冒頭のトリプルアクセルは両足着氷で少しオーバーターン。でも時折見せる笑顔から、今は滑るのが楽しいという気持ちが伝わってきて嬉しくなる。ステップの中で一瞬止まってまた動き出す振付が、ピアノの音とシンクロして心地よい。終わってうんと頷いた真央ちゃん、すさまじい量の花束を、フラワーガールたちと一緒にせっせと拾い集めていた。次の滑走者が控えているので、時間がかかり過ぎてはいけないと気を使ったんだろう。71.26、トップに立つ。
鈴木明子…「愛の賛歌」♪ 予定していた3回転+3回転は3回転+2回転に、フリップはこらえてなんとか立つ。でもこのプログラムは、ジャンプに多少ミスがあってもとにかく魅力いっぱい 曲の盛り上がりと同時に決まるダブルアクセルから、一気にステップに入っていくあたり、うるうるする 「オリンピックで見たいと思われるプログラムにしたい」と鈴木選手が言うとおり、これは是非ともオリンピックで世界中に見せたいプログラムだ。66.03。

 結果、2位以下に5点以上の差をつけて浅田真央がトップ。2位に鈴木明子、3位と4位は62.83の同点だが技術点の差で3位にラディオノワ、4位にゴールド。5位のマルケイまでが60点以上と高得点。宮原は6位スタートとなった。
 さてフリーはどうなるか? 楽しみ

 

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NHK杯2013男子SP

2013年11月08日 18時02分35秒 | テレビ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2013第4戦NHK杯。種目と種目の間はインタビューや練習風景、浅田姉妹のフラワーガールのときの写真紹介など、これはこれで楽しいつなぎ。解説の八木沼純子氏も、小学生のときNHK杯でフラワーガールを務めたとか。その頃の出場選手には誰がいたのかな、、、
 浅田真央から集めた花束を受け取った選手は誰だったのか、調べたらわかるかしら

 2種目目は男子ショートプログラムジャッジスコア)。
アダム・リッポン(米)…「カルメン」♪ 4回転トウループは片手をついたが着氷。トリプルアクセル、フリップ+トウループをきちんと決め、躍動感のあるステップで手拍子。でも最後に一瞬バランスを崩したような スピンでは女性のようなレイバック姿勢も入ってきれい。82.25、シーズンベスト。
コンスタンティン・メンショフ(ロシア)…「コウルスターガイスト」♪ 面白い曲。衣装の柄が両手の指先を合わせるような絵で、それに重ねるような手のポーズで始まった。トリプルアクセルがきれいに入り、4回転+3回転のトウループを頑張って下りたが、ルッツで転倒。73.57。
マックス・アーロン(米)…「ある恋の物語」♪ 大ちゃんのあの曲ですが^^; けっこう楽しそうに踊る。胸のあたりにずいぶん筋肉がついてムキムキしてきた? 4回転サルコウ+2回転トウループ、4回転でちょっと手をついてしまった。ルッツで両手をついてしまったのが本人はすごく口惜しそう。76.21、シーズンベスト。
ジェレミー・アボット(米)…曲は映画「ピナ」より。以前、ペアのサフチェンコ/ゾルコビーが使っていた曲。振付の中に技術要素が溶け込んですごく自然。4回転は途中で開いてしまって「(たぶん)ダウングレードになってしまう」(by解説:本田武史氏)。コンビネーションとトリプルアクセルはきれいに決まり、伸びやかでスピード十分なステップは素晴らしい。78.78、シーズンベスト。
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)…「二つのギター」♪ ロシア民謡だそうな。白地に黒の刺繍ジャケット、黒い手袋とシックな衣装。4回転トウループでややバランスを崩したのでコンビネーションは2回転に。ルッツは予定を変えてループに、基礎点は下がってもきれいに決めたから悪くはない。キャメル姿勢がきれいなスピン、だんだんテンポが速くなる曲にのったステップもよかった。手拍子くらいあってもよかったのに? 79.80。
織田信成…「シカゴ」♪ コミカルな動きの中に、4回転+3回転、トリプルアクセル、ルッツと申し分ないジャンプ 振付の一つ一つがうまく流れになって、織田選手らしさ全開。本人も大満足の出来だが得点が出るのに時間がかかり、、、回転不足チェックなのか? 82.70、やはり回転不足とエッジのエラーを取られたようで、惜しい
無良崇人…「ミニー・ザ・ムーチャー」♪ スイング系の曲で、4回転+3回転を頑張って下り、高いトリプルアクセル、ルッツはちょっと手をついたが決まった。曲が「ジャンピング・ジャック」に変わったところからのスピード感があるステップは新境地かな。79.97、シーズンベスト。
ハビエル・フェルナンデス(スペイン)…「サタン・テイクス・ア・ホリデー」(悪魔が休暇を取る)という曲、ボードビリアン風の楽しげな振付。4回転でステップアウトしたが、トリプルアクセルとルッツ+トウループはきれいに。昨年より少し身長が伸びたって 84.78。
高橋大輔…「ヴァイオリンのためのソナチネ」佐村河内守作曲、スケートアメリカより落ち着いて集中した感じで滑りだした。4回転トウループ、トリプルアクセル、ルッツ+トウループをしっかりと決めると、あとは高橋大輔の世界を作っていく。感情が体の動きとなり、音楽と一体となったステップ。モロゾフコーチがちょっと涙ぐむほど、、、本人は静かにガッツポーズ。95.55 自己ベスト更新

 結果、高橋大輔が10点以上差をつけてトップに立ち、フェルナンデス、織田、リッポン、無良と続く。高橋大輔が優勝に向けてかなり有利な状況。表彰台争いはフリーで十分逆転もあり得る。
 インタビューで、「今日はよかったけど、明日が大事なので気を引き締めて」「フリーは気持ちで負けないように、逃げずに攻めて」と高橋大輔。「笑顔でできてよかった」「(回転不足を取られた4回転は)修正して頑張りたい」と織田信成。
 フリーでもいい演技を!

 ところで実況アナウンサー、「アンダーグレード」なんて用語はありません。「アンダーローテーション」「ダウングレード」ですよ

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NHK杯2013ペアSP

2013年11月08日 16時11分44秒 | スポーツ

 ライブ放送をテレビで見られる
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2013第4戦NHK杯が始まった。アイスダンス・フリーダンスを除く全ての種目が生放送。
 初日はペア・ショートプログラムジャッジスコア)から。高橋成美/木原龍一組、GPシリーズにデビュー

高橋成美/木原龍一…「サムソンとデリラ」♪ すごく慎重に滑っていた感じ。ダブルツイストもそうっと、だった^^; ソロジャンプは成美ちゃんが少しオーバーターンしたが、コケなかったから良しとしよう(笑) スローも決まったし、リフトはワンハンドにして、成美ちゃんがキャッチフット。49.54、いいスタート
アナスタシア・マルチュシェワ/アレクセイ・ロゴノフ(ロシア)…「サラバンド」♪ ソロジャンプはダブルに。リフトは下り方まで工夫をこらしている。スローでちょっと痛そうな転倒で、演技が終わったとき女性が顎を押さえる。少し血が出ていたが、大丈夫かな。48.97。
彭程/張昊(Cheng PENG/Hao ZHANG)(中国)…「グリーン・デスティニー」♪ ソロジャンプをきれいに下りて乗ってきた。ツイストの高さは凄いし、ペアスピンに逆回転や難しい姿勢がある。安定感と表現力が増してきた。65.09、シーズンベスト。
ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイザー(米)…「マラゲーニャ」♪ 距離のあるスロー、リズムに乗ったステップもなかなかいい。全体に流れが途切れることなく、いい感じ。58.67、シーズンベスト。
隋文静(Wenjing SUI)/韓聰(Cong Han)(中国)…「道」♪ 高橋大輔のバンクーバーを思い出してしまうが、アレンジはわりとクラシック。スローはフリップがばっちり決まった。ソロジャンプはユニゾンがぴったりとはいかなかったが二人とも下りる。リフトは元々巧いが、ステップの表現力や、ペアスピンの姿勢の美しさは成長著しい。70.13、70点台に乗せてシーズンベスト。
マリッサ・カステリ/サイモン・シュナピア(米)…「ブラック・マジック・ウーマン」「スムース」♪ エレキの調べにのって、クールなダンスリフトがカッコいい。複雑な動きの入るペアスピンや、ポジションチェンジがきれいなリフト。ソロジャンプで男性が両手をついてしまい、スローで両足着氷になったのが惜しいところ。58.60。
ペイジ・ローレンス/ルディ・スウィーガース(カナダ)…「シカゴ」♪ ノリのいい曲で楽しげに滑る。体を倒した女性を後ろから支える姿勢からそのままデススパイラル、面白い。ステップはスイング系の曲調でアイスダンスのよう。ソロジャンプで2人とも転倒、ツイストはキャッチの位置が低くなってしまった。スローも転倒と、技術点は伸ばせず。
タチアナ・ボロソジャル/マクシム・トランコフ(ロシア)…「仮面舞踏会」♪ 登場から退場まで、まさに舞踏会 ツイストもスローも高さと余裕。ソロジャンプもぴったり、明らかに難しそうなリバースラッソーリフト。デススパイラルからそのまま入るペアスピンでは、男性がキャメル姿勢でキャッチフットしている下で女性がシットポジションで回り、さらに逆回転。ステップはアイスダンスに出られそう?! 82.03、それでもシーズンベスト更新ではないって、どんだけ^^; この調子のままソチ五輪まで突っ走れるのか

 後半グループの6分間練習の間に、高橋/木原組のインタビューが流れた。「滑り過ぎず、抑え過ぎず、力を出せるように」意識したという成美ちゃん、「できましたか?」ときかれて「できました!」。いつもの彼女らしい。「グランプリシリーズの最初がNHK杯で、お客さんの声が力になってよかった」「練習以上のものが出せた」という木原くん。
 フリーに向けては、「明日はまた新しい気持ちで、挑戦する気持ちをもって思いきり滑りたい」と成美ちゃん。「無事に滑り切りたい」と木原くん。さもありなん

 結果、1位ボロソジャル/トランコフ、2位隋/韓、3位程/張。4位以下との点差からすると、フリーもこのままいきそう。

 次は男子ショートプログラム

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