フィギュアスケート・グランプリシリーズ2013第4戦NHK杯、最終種目アイスダンス・フリー(ジャッジスコア)。ショートダンスは、出かけていて録画をまだ見てないのでまたあとで。
珍しく、NHKが録画中継(追っかけ)している。遅れること1時間だから、まあ仕方ないか^^;
ヴィクトリア・シニツィナ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:44.34 FD:79.89 合計124.23
オペラ「ノルマ」より♪ 若々しく爽やかなカップル。男性のジガンシンは、姉のネッリ・ジガンシナがドイツ代表になっている。クラシックな雰囲気の曲によく合っていた。
キャシー・リード/クリス・リード SD:51.91 FD:81.85 合計133.76
「Shogun2」♪ ツイズルの出だしはタイミングが合ってないかと思ったが、最後はぴったり合って好印象。全体に伸びやかでミスもなく、見ていて嬉しくなる演技だった。キャシーの組み紐のような髪飾り、素敵
タニヤ・コルブ/ステファノ・カルーゾ(ドイツ) SD:52.39 FD:78.12 合計130.51
映画「魔法にかけられて」♪ おとぎ話のお姫様が現代社会に出てきちゃう話だったかな? 衣装も王子様とお姫様っぽい。優雅な滑りの中にダイナミックなリフトが溶け込んでいて、なかなかいい。
パイパー・ギレス/ポール・ポワリエ(カナダ) SD:55.20 FD:88.87 合計144.07
映画「ヒッチコック」♪ ドラマチックなストーリーを表情豊かに演じていく。ギレスの透ける生地に銀糸刺繍のスカートが魅力的。
エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) SD:61.35 FD:94.02 合計155.37
「白鳥の湖」♪ 二人とも衣装は黒、つまりイリニフは黒鳥。飛翔するような姿勢のリフトや、きれいな姿勢のスピン、一蹴りがよく伸びて、今季GP初戦としてはいい仕上がり。本人たちも満足のようだ。
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(米) SD:63.09 FD:94.49 合計157.58
マイケル・ジャクソンメドレー♪ 今季はアップテンポな曲でフリーを踊る。こういう曲もしっかりこなせるようになって、素早い動きを粗くならずにきれいに見せてくれる。黒の中に少しだけ混ざる赤のクリスタルがお洒落な衣装。終わってアレックスが「Yes!」とガッツポーズ。
アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:64.58 FD:95.48 合計160.06
「セビリアの理髪師」♪ 曲調と振付の動きがぴったりで、いい感じに小さい盛り上がりが何度も起こって、その積み重ねで最後まで飽きさせない。ところどころコミカルな仕草が入るのも可愛い。
メリル・デービス/チャーリー・ホワイト(米) SD:73.70 FD:112.95 合計186.65
「シェヘラザード」♪ デービスの鍛え抜かれた体のなんと美しい リフトのポジションチェンジやローテーションの速さといったら、、、アイスダンスとは思えないほどの加速があるステップ。オリンピックに向けて準備は完璧だ。
結果、優勝はデービス/ホワイト、2位にカッペリーニ/ラノッテ、3位にシブタニ兄妹。リード姉弟は6位。デービス/ホワイトはファイナル進出決定。
一生懸命日本語でインタビューに答えてくれるキャシーとクリス。ところどころ「So,,,」なんか入っちゃうけど。「ひざ、いたいです。でも、がんばって、がんばって、いけいけ、すべて、おわり」とクリス、偉い
全種目が終わったが、全体にいいパフォーマンスを見せる選手が多く、充実した大会だったと思う。いよいよ、会場で観戦してみたい気がしてきた
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2013第4戦NHK杯、女子フリー(ジャッジスコア)。
ゲデバニシビリの演技の後、採点システムのコンピューターにに不具合が生じた 「以前にもこの会場でシステムダウンしたことがある」と解説の荒川静香さんがいう。長洲未来は次の滑走順で、待ってる間にきれいなジャンプを何本も跳んじゃった^^; 盛り上げたのでエキシビションに出場が決まる
あまり長くなるので、「昨日の浅田真央選手のショートプログラムを」と画面で流し始めたが、会場の音声が消せないので、早い復旧を期待する観客の手拍子などが重なって、なんか変
20分の中断でなんとか復旧した。中断が長くなりすぎると、もう一度6分間練習をすることになるそうで、そこまでいかなくて済んでよかった
エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア) SP:45.14 FS:84.10 合計129.24
「ジゼル」♪ 素肌が見えている背中がきれい^^; ステップはのびやかだった。ジャンプは予定どおりの回転数で跳べたものが少なく、、、終盤のスピンでもちょっとバランスを崩した。ジャンプにしろスピンにしろ、いつもより回転が遅く感じた。
長洲未来(米) SP:51.01 FS:90.70 合計141.71
映画「007」より♪ 黒の衣装でシャープな印象。さんざん待たされてる間に中途半端に体力を使ってしまったか、ジャンプは完璧にはいかなかった。さっきはきれいに跳べたのに~ でも笑顔を絶やさずに頑張って滑り切った。3本目のダブルアクセルが無効になってしまって残念。
アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:55.86 FS:106.68 合計161.94
「カルメン」♪ 鮮やかな真紅の衣装。いい表情で大人の女を演じられる年齢になった。冒頭は3回転+3回転の予定だったのかもしれないが、着氷が乱れる。全体としては悪くなかったけど、ソチ五輪に出るにはロシアの若手たちが強すぎる
宮原知子 SP:58.39 FS:111.82 合計170.21
「ポエタ」♪ 待たされた分固まった体をほぐしたかったのか、名前が呼ばれてから何度もジャンプを確かめ、1分間ぎりぎりまで使ってスタート位置についた。冒頭の3回転+3回転はセカンドが回転不足で下りてしまったが、後半のダブルアクセル+3回転トウループや3連続コンビネーションなど、きっちり跳ぶ。フラメンコのリズムにしっかり乗って、日頃の練習で高橋大輔の滑りを見て吸収してるだけのことはあるかな
ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア) SP:61.90 FS:107.05 合計168.95
「ミッション・インポシブル2」♪ 多少のミスがあっても崩れなくなって、今できることは必ずできる!みたいな自信が感じられる。トリノ五輪のとき19歳だったので、頭角を現すのが早ければ十分出場の可能性があった年齢だが、8年後に出場を叶えられそう。鈴木明子もそうだけど、続けるといいことはやっぱりある。
グレイシー・ゴールド(米) SP:62.83 FS:114.98 合計177.81
チャイコフスキー「眠れる森の美女」♪ バレエ音楽に合わせて優美な印象の衣装。冒頭のルッツで転倒したのと、サルコウが2回転になった以外は、きっちりとこなした。元気いっぱいの少女的なイメージだったけど、表現の幅が広がった気がする。
エレーナ・ラディオノワ(ロシア) SP:62.83 FS:128.98 合計191.81
映画「フリーダ」より♪ スケートアメリカで見た時は、背伸びして大人っぽく見せようとする感じがうまくはまってない気がしたが、今回は元気よく踊るほうを優先したのがかえって良かった。振付もこなれてきて、その中でほとんどミスなく全部のジャンプを決めまくる。終わった瞬間はガッツポーズ、少しうれし泣き
鈴木明子 SP:66.03 FS:113.29 合計179.32
「オペラ座の怪人」♪ 14歳の少女の後に、大人の女性が登場 冒頭は3回転+2回転+1回転(予定は2回転)の3連続コンビネーション。転倒や回転抜けもあって、満足な演技とはいかなかった。でもスピードにのったステップやコレオシークエンス、最後のポーズの美しさ。本物のクリスチーヌはきっと次に見られるはず。
浅田真央 SP:71.26 FS:136.33 合計207.59
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番」♪ 落ち着いて力強く滑り出していった。トリプルアクセルはまた両足になってしまい、3回転フリップ+3回転ループはループが2回転に。けれど不安を感じさせない。終盤のステップの素晴らしさは格別! 本人は終わった後、ちょっと変な顔をした。サルコウが2回転になってしまったことを気にしたのかと思ったら、リンクサイドに戻って開口一番「また足ついちゃった」。トリプルアクセルの方か
また自己ベスト更新で2大会連続200点越え。本物
結果、優勝は浅田真央、2位にラディオノワ、3位鈴木明子。4位ゴールド、宮原知子が5位。浅田真央はグランプリファイナル進出が決まった。ラディオノワと鈴木明子は共に24ポイントで最高順位2位だが、得点合計でラディオノワが上位にランク。ファイナル進出はあと2戦の結果を待つ。
録画はHDD容量との戦いだけど(笑)、やっぱり生でテレビで見られるって、嬉しい NHK杯、いいわぁ