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好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

悲願の初優勝、そして

2024年11月23日 23時34分04秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2024第6戦中国杯男子フリージャッジスコア)が終わって、佐藤駿がグランプリシリーズ初優勝を飾った
 SP3位のアダム・シャオ・イム・ファ(フランス)は、4回転予定のルッツや3アクセルのパンクがあったが、4トウ2本などを決めてフリー161.31、トータル252.32で表彰台を確定させる。
 SP2位のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が神演技 4ルッツ、3アクセル+4トウ 4フリップに4トウ+オイラー+3サルコウなど、ところどころqがついても、とにかく跳びまくり、ルンルンのステップで踊りまくり
 コレオシークエンスでスライディングしたとき、バランスを崩して一瞬立ち上がり損ねたところが転倒扱いになってしまったが、自己ベスト大幅更新で182.96、トータル276.17で2位以内確定。
 ショートプログラムは98.75で首位に立っていた佐藤駿くん、フリーは最終滑走。すぐ前のシャイドロフが凄い演技をしたが、プレッシャーになるか・・・?
 冒頭の4ルッツ、その安定感は武器になる。4回転予定のフリップが2回転になったが、4トウ+3トウ、単独4トウ、3アクセル+オイラー+3サルコウ、3アクセル+2アクセルと、しっかり稼いだ。滑らかなスケーティングも良かったが、これは微妙だ・・・
 179.73!トータル278.48でシャイドロフを2点あまり上回り、グランプリシリーズ9回目の出場にして初優勝。初なのが意外だが、表彰台には6回連続で乗っているのに、真ん中がなかったのだった。
 この結果、佐藤駿とアダム・シャオ・イム・ファがファイナル進出を決めた。

 ファイナル進出となったのは、イリア・マリニン(アメリカ)、鍵山優真、佐藤駿、アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)、ケヴィン・エイモズ(フランス)、ダニエル・グラスル(イタリア)。
 得点合計を見ると、アダム・シャオ・イム・ファが突出して低い 2大会の合計が500点を切っている。補欠の3人が全員、大波乱のフランス大会に出場していて、3番手の島田高志郎は450点台。一方で補欠にも入らなかった三浦佳生がアダム・シャオ・イム・ファより20点近く多く得点している。
 システム上、得点順に進出者を決めるわけではないが、なんとなくもやもやしてしまう。Tie Breakingの1stを、最高順位ではなく、技術点合計にしたほうが納得できるのに?と思うのは私だけだろうか。
 このシステムのおかげで、意外と思われた選手がファイナル進出のチャンスをつかみ、それをきっかけに大きく飛躍することもあるので、絶対ダメというわけではないけれど。

 2週間後のファイナル、その2週間後には全日本。ファイナルに出る選手たちにはタフな日程だが、体調を整えて頑張ってほしい

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GP2024中国杯女子FS

2024年11月23日 19時52分59秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2024第6戦中国杯女子フリージャッジスコア)。

<G1>
陳虹伊(チェン・ホンイー、Hongyi CHEN)(中国) SP:45.81(12) FS:93.76(11) Total:139.57(12)
 「ハーフムーンセレナーデ」♪ 紺。冒頭の3トウで転倒したが、両手上げ3ルッツ+2トウで立て直し、あとはノーミス。キャメルスピンで難しいキャッチフット。

アナスタシア・グバノワ(ジョージア) SP:52.11(11) FS:125.23(7) Total:177.34(8)
 「Balder」「Freya」♪ ブルー系。今日はジャンプ好調! 3フリップ+3トウ、両手上げ3ルッツ+2アクセル+2トウなどよく跳んだ。唯一のミスは3サルコウのステップアウト。ラストがシンプルなシットスピン、曲の雰囲気によく合う締めくくり。

朱易(ジュー・イー、Yi ZHU)(中国) SP:58.36(10) FS:107.68(9) Total:
 「A Star Is Born」♪ ベージュに紫、カラーストーン。3フリップ転倒したが、3ループ+2アクセルで立て直し、3フリップ+オイラー+2サルコウなどを決めた。なんかまだ若い気がしてたが、もう22歳。コーチはペアのトン・ジエン。

安香怡(アン・シアンイー、Xiangyi AN)(中国) SP:60.10(9) FS:103.64(10) Total:163.74(10)
 「Curse of the Golden Flower」♪ 黄色の濃淡。3フリップ、3ループと両足着氷っぽいところはあったが、後半2アクセル+両手上げ3トウ、両手上げ3サルコウ+片手上げ2トウ+2ループなどを華やかに決めた。ステップはあまり一歩が伸びない コンビネーションスピンでは逆回転も見せた。

マデリン・スキーザス(カナダ) SP:61.10(8) FS:119.67(8) Total:180.77(7)
 サン‐サーンス「死の舞踏」♪ ワインカラー。きれいな3ルッツ+3トウ、ウォーレイから3フリップ、3ループと好調だったのに、ルッツ、ループと2回転になるミス。プログラム自体は悪くないのでもったいない。

キム・ミンチェ(韓国) SP:62.94(7) FS:91.45(12) Total:154.39(11)
 「La terre vue du ciel」♪ 灰緑。3トウ+3トウ、3フリップ+2トウなど前半は良かったが、3ルッツで転倒すると3フリップも転倒してフェンスにぶつかる。アクセルはパンクと残念なことに きれいなイナバウアーからスパイラルのコレオ。最後のポーズの前にバランスを崩したのも転倒扱いになってしまった

<G2>
キミー・レポンド(スイス) SP:67.71(6) FS:128.20(5) Total:195.91(6)
 「グラディエーター」♪ 黒に赤やゴールド。3フリップ+3トウ、3ルッツと決める。美しいイナバウアーのコレオからの流れで3ループ+2アクセル、3フリップ+2トウ+2ループと頑張った。ヘアカッターのレイバックスピン、後半曲調が変わってのびのびとステップ。
 今できることはやりきった感。シーズンベスト更新。

渡辺倫果 SP:69.08(5) FS:127.87(6) Total:196.95(5)
 「ブエノスアイレスのマリア」アストル・ピアソラ♪ 赤系に黒。3アクセル、下りた 3ループ+3トウ、3ルッツ+2アクセルなど決まったが、後半3ルッツ転倒。2アクセル+オイラー+3サルコウで立て直したかと思ったが、3ループで突っ伏すような転倒してしまい イーグルからハイドロのコレオ、音とシンクロするステップと最後まで頑張った。
 転倒2回でもこの時点でトップには立つ。

キム・チェヨン(韓国) SP:69.27(4) FS:139.20(3) Total:208.47(3)
 「Whisperers from the Heart」「(シルク・土・ソレイユより)Love Dance」♪ ベージュの濃淡。スムーズな2アクセルから、3ループ、3フリップ+2トウ+2ループ。後半、1本目の3ルッツでややこらえたが、2本目の3ルッツに3トウを付ける。大きなスパイラルやハイドロのコレオ、スピンもきれいなポジション。
 ・・・と、ひたすら技術的な部分ばかりが印象に残る選手・・・自己ベストに迫るシーズンベストでトップに立つ。

住吉りをん SP:70.48(3) FS:131.97(4) Total:196.95(5)
 「Adiemus: Song Of Sanctuary」♪ ブルー緑オレンジなどカラフル。2アクセル+3トウから入り、3ルッツややステップアウト。スピンのドーナツ姿勢は片手を下に伸ばす面白いポジション。3ループ転倒したが、3ルッツ+2トウで耐え、3フリップ+2アクセル+2トウはスムーズに。
 イナバウアーやイーグルのコレオ、キラキラと音楽の表情をそのまま氷上で見せるようなステップ。きれいなビールマンスピンでフィニッシュ。
 悔しさは残ったが、このプログラムは魅力的

アンバー・グレン(アメリカ) SP:70.84(2) FS:144.70(1) Total:215.54(1)
 「I Will Find You The Return」♪ 紫系。見事な3アクセル 3フリップ+3トウ、3ルッツ+2トウ、後半もくるくるターンから3ループ+2アクセル+2アクセルで歓声が上がる。最後の3ループで傾いたがこらえ、ビールマンスピンで締めくくる。
 ノーミス 自己ベスト更新

千葉百音 SP:70.86(1) FS:141.05(2) Total:211.91(2)
 「Ariana Concerto No. 1」♪ 赤。微笑みをたたえて滑り出し、3フリップ+3トウ、3サルコウ、3ループと滑らかに決めていく。足を横から上げて後ろに回す姿勢のスパイラルから膝曲げイーグルのコレオ。3ルッツ+2アクセル、両手上げ3ルッツ+2トウ+片手上げ2ループも決まった。
 表情豊かなステップの途中でまさかの転倒 しかしすぐ立ち上がって続け、レベルは4。ビールマンスピン、コンビネーションスピンでフィニッシュ。
 終始、晴れやかな表情で、音楽の中にいるのが見ていてうっとり 惜しいミスはあったがシーズンベスト更新

 結果、優勝はアンバー・グレン、2位千葉百音、3位キム・チェヨン。住吉りをん4位、渡辺倫果5位。
 ファイナルにはグレンと千葉が進出を決めた。さすがに6人全員日本勢とはならなかったが補欠の3人のうち2人が日本勢(1人韓国)と、シリーズ全体で凄い活躍。というか、少なくとも2人はファイナルの表彰台に上がることが今から決定している
 そうこうしているうちに男子が始まっている。佐藤駿くん頑張れ~~~

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たまには地上波で

2024年11月23日 13時33分08秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケートのテレビ放送が、近年めっきり少なくなっている。配信ばかり見ているのに言うのもなんだが
 グランプリシリーズ2024第6戦中国杯が昨日から開催中。13:30から、テレビ朝日で放送がある。今季は深夜に放送することが多かったようだが、日本時間の夜1日目の競技が終わって、余裕をもって編集して土曜の午後に放送ということでやりやすいのかな
 配信で上位選手は見たけど、たまには解説付きの放送で見てみよう
 

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