毎週末、国内大会も国際大会もあって、目が2つじゃ足りないフィギュアスケートシーズン
今週末はジュニアグランプリシリーズ2022・第6戦ポーランド大会(Baltic Cup 2022)。日本からは、男子:片伊勢武アミン 中田璃士 田内誠吾、女子:中井亜美 柴山歩が出場予定。
ペアには派遣がないんだけど、、、今回めっちゃペアに注目している。というのは、第5戦ポーランド大会(Solidarity Cup 2022)で、結成1年目にして3位表彰台の快挙を成し遂げた村上遥奈/森口澄士組に、ファイナル進出の可能性があるからだ。
ペアは参加数が少ないので、JGP7大会のうち4大会でしか行われない。今大会で4大会終了してファイナル進出6ペアが決定する。
2大会終えた村上/森口組は、20ポイント・最高順位3で、2番手につけている。今大会で村上/森口組を上回る組が4組以内なら、6組が進出するファイナルに行けるわけだが・・・
進出の可能性がある上位陣をまとめてみた。前回と同じくらいのスコアを出したと仮定しての順位と最終ポイント。PANETTA/THRASHER組の得点は、村上/森口組を上回るために必要なスコア。
現在Pt. | 最高順位 | 今季ベスト | 順位 | 最終Pt. | ||
Sophia BARAM / Daniel TIOUMENTSEV | 15 | 1 | 171.36 | 1 | 30 | |
Anastasia GOLUBEVA / Hektor GIOTOPOULOS MOORE | 15 | 1 | 166.56 | 2 | 28 | |
Violetta SIEROVA / Ivan KHOBTA | 13 | 2 | 143.48 | 3 | 24 | |
Chloe PANETTA / Kieran THRASHER | 11 | 3 | 139.72 | 4 | 20 | 130.48 |
Ava Rae KEMP / Yohnatan ELIZAROV | 13 | 2 | 124.73 | 5 | 20 | |
Ashlyn SCHMITZ / Tristan TAYLOR | 11 | 3 | 113.40 | 6 | 16 |
KEMP/ELIZAROV組は最高順位が2位なので、5位でも村上/森口組の上になる。この通りになると、5組が村上/森口組を上回るので、村上/森口組が補欠の1番か
上位3組はその中で多少入れ替わっても大きな影響はなさそう。PANETTA/THRASHER組が5位以下または130.47点以下、KEMP/ELIZAROV組が6位以下なら、村上/森口組にチャンスが出てくる。
こうしてみると、、、“ペア史上最高点のサイドバイサイドジャンプ”3サルコウ+3トウ+2アクセルが決まらなかったのが惜しい。2位になったSIEROVA/KHOBTA組と結局3点ちょっとしか違わなかったので、決まっていれば2位13ポイントで合計22ポイントとなっていた。かなりの確率で6番手に入れたはず
なんて、結成1年目で欲張りすぎか でも、村上/森口組は今季が最初で最後のジュニアシーズンなので、出られる試合はできるだけ出て経験を積んでほしい。
(Numberの記事の中で、岡部由起子さんが指摘する「ペアの年の差パートナー問題」は、言及されていないがおそらく村上/森口組のことを指している。他の国でも、年齢差によって国際大会に出場できないペアが何組も出てくるのだろうか?
国際大会に出られなくても、国内ではシニア・ジュニアどちらかのカテゴリで出られるようにすればいいと思う。ペアは必須要素のジュニア・シニアの差がフリーでのリフトの数だけなので、シニアで競わせても問題ないと思う)
村上/森口組の演技を貼っておこう。
SP:47.94(4) ジャッジスコア
FS:92.41(2) ジャッジスコア
それぞれシングルでも近畿選手権に出場、もちろん西日本選手権から全日本/全日本ジュニアを目指しているだろう。西日本→ペア選考会は連戦になるし、全日本ジュニアで村上選手は同じ大会で2種目に出ることになるが、怪我に気をつけて頑張ってほしい
<追記>
ポーランド大会(Baltic Cup)の結果、ペアのジュニアグランプリファイナル進出チームが決定。村上遥奈/森口澄士組は7番手・補欠のトップになる。“PANETTA/THRASHER組が5位以下または130.47点以下、KEMP/ELIZAROV組が6位以下”のどちらもなかったので 本人たちはあまり気にしてないかも。
近畿選手権で村上選手はジュニア女子3位、森口選手もシニア男子3位で、それぞれ西日本選手権進出を決めている
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