少し前に、ISU公式サイトのSKATERS一覧に名前が載ったということで話題になっていた。
北京五輪で優勝した後、試合に出場していなかった隋文静(スイ・ウェンジン、Wenjing SUI)/韓聰(ハン・ツォン、Cong HAN)組(中国)のうち、女性の隋文静選手が新しいパートナーとチームを組んだ。
新パートナーは李澤恩(リ・ズーアン、Zeen LI)選手、1999年7月生まれの25歳。国際大会出場の実績はないようだ。百度百科によると、孫優美選手と組んで2024年3月の国内大会で2位になっている。このとき優勝したのが今季ジュニアグランプリファイナル優勝の張嘉軒(Jiaxuan ZHANG)/黄一航(Yihang HUANG)。
データが正しければ、李選手の前パートナーは2012年11月生まれ、実に13歳差だった こちらの映像は2022年1月15日にアップされているが、このとき孫選手はまだ満9歳、2021年7月のシーズンイン時点では8歳だったことになる。日本ならノービスにも出られない年齢から、大人と組んでペアをやっていたのか・・・
今季のシーズンベストで、中国勢トップは上記の張/黄組。張嘉軒選手が2007年8月生まれで、シーズンイン時点ではまだ16歳だったので、今季はシニアの大会に出られない。シニア勢で今季試合に出ているのは王瑀晨(ワン・ユーチェン、Yuchen WANG)/朱磊(ジュー・レイ、Lei ZHU)だけで、ショートプログラムのシーズンベスト55.14は28番目相当。世界選手権でフリーに進めるか、微妙な状況だ。
ミラノ五輪出場枠がかかる世界選手権で、とにかく1枠を確保しよう!ということで隋文静選手を復帰させたのではないかと思う。
復帰を伝える記事や、練習動画を見ると、復帰に向けて淡々と準備している感じ。北京五輪の時のような大きな期待はされていないだろうし、焦らずにやるんじゃないだろうか。おそらく冬季アジア大会でお目見えすると思われる。
どんなプログラムを作ってくるのか、どのくらいのレベルの演技ができるのか、まずは見てみたい
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