南の島にて
■座死力
○○力のように、なんとか力というバカっぽい標題が最近の本には多いとは猫猫センセは言っていたような気がするけど、座死力を提案します。
山本五十六連合艦隊司令長官は前線指揮のため搭乗していた一式陸攻が撃墜され戦死した。今ではその戦死の詳細はいろいろ説があるそうだが、おいらが、がきんちょの時読んだ本では、銃弾が貫通した山本長官は軍刀の柄を、白い手袋をした手で握ったまま席上で乱れることなく戦死していたと書いてあった。
(墜落した山本長官機はのち発見され、遺体は回収された。)
つまり、山本長官は整然/凄然と座死した。
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ということは次のような行動はとらなかったことを示す;
米戦闘機、ロッキード・P-38に一式陸功が囲まれた時、起立、抜刀し、「テメー、何やってんだよー!」と操縦している機長に切りつけたり (w!) 、
「こんな機長じゃ戦えないんだよ! 」 (w!) とか、
「機長を変えろよ!機長をよ!」とか逆切れしたり、軍刀を振りまわして....。
「このままじゃ、集団自殺だー!」とか (w!).....。
「そもそもこの機長、先発じゃねーだろー!」とか、(w!)....。
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銃撃されている間中、搭乗員も淡々と任務を果たしていたのであろう。
こういう搭乗員はいなかったはずだ;
「おい、副機長、どうなってんだ!? なんで敵機が来襲したんだよ!? 責任を明確にしろよ!」
「いやー、索敵対策は通信兵の責任だ!」と副機長。
「じゃー、責任を取って、辞めます」と通信兵。
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山本長官戦死の報に見入るうめちゃん
昭和18年5月22日、朝日新聞