草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

夢物語を口にして混乱させた細野は即刻大臣を辞任せよ

2011年07月10日 | 政局

 だったら言うべきではなかったろう。細野豪志原発担当相の発言には、テレビに怒鳴りつけてしまった。できもしないことを並べ立てて、責任が取れなくなると、今度は撤回である。路上キスで笑い者になった男が、真面目くさっても、誰も信用するはずはないが、それにしても酷すぎる。細野は今朝放送された「新報道2001」に出演し、あれだけぶちあげていた緊急時避難準備区域の解除について、地元との調整を口実にして、慎重論を述べたのだ。マスコミを前に大見得を切っていたことを、こともあろうに本人が撤回したのである。恥知らずにもほどがある。いっぱしの政治家であるならば、もっと言葉に責任を持つべきだろう。原発のストレステストに関しても、「再稼動の条件になる」と答弁していた。どうせ菅直人首相の茶坊主に徹するつもりなのだろう。「私はお墓に避難します」との遺書を残して93歳の女性が自殺したが、緊急時避難準備区域の南相馬市の住人であった。国の扱いが中途半端であったために、自主避難することに疲れたのだろう。そこにまた、目立ちたいだけの調子与三郎が現れたのだから、たまったものではない。何度も信用を失墜したのだから、細野は即刻大臣を辞任するのが筋ではないか。

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失われた国家像を発見するには堕ちきることだ!

2011年07月10日 | 思想家

 菅直人首相が退陣する方向に向いてはいるようだが、ここまできてしまったのだから、戦後体制を根本から解体すべきだろう。危機に直面しても、国が責任を行使できないような状態は、あまりにもぶざまだ。保守民族派が中心となることで、中共や韓国、北朝鮮に対して、国家として身構えるべきだろう。そうでなければ、暴力の海での生存はおぼつかない。自民党のなかには、権力にありつけるならば、主義主張はどうでもいいという勢力がある。しかし、それでは今と変わらない。坂口安吾は『堕落論』で「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人のごとくに日本もまた堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」と名言を吐いている。「堕ちきること」で、かえって「自分自身を発見」することができるのだ。3月11日以降の日本も、まさしくそれと一緒ではないか。民主党政権の右往左往によって、限りなく無政府状態に近くなり、国の権威が失墜したことで、失われた国家像を取り戻そうとする気運が高まりつつある。戦後体制への不信感がもっともっとつのればいいのだ。坂口安吾ではないが、中途半端では先に進まないのであり、民主党政権の延命に、自民党は断じて手を貸すべきではない。

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