草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

天晴れな吉田松陰の死こそが武士道の真髄だ!

2011年07月30日 | 思想家

 金にもならない政治ブログを更新することについて、家族からは横槍が入るが、そこを頑張るのが国士ではなかろうか。そうは言っても、体の方は思うようではなく、病院通いの日々である。そして、神経質なこともあって、ネットで検索しては、自分を重病人に仕立て上げる。昔から「病は気から」とはよく言ったもので、すぐに気落ちするのは、鬱屈しているからだろう。しかし、それでいて、政治的なこととなると、頭に血が上ってしまう。昨日あたり、福島県や新潟県では過去に例のない豪雨になっているのに、それについてのコメントを菅直人首相がしなかった、というのを聞けば、もうそれだけで怒り心頭に達する。個人的なレベルで考えれば、政治に口出しをするのではなく、今日一日楽しく暮らすことを考えればいいのだが、そこに安住できない生意気さが、私の取り得であり欠点だ。どうせ残り少ない人生なのだから、自分に割り当てられた役をこなして、サッサと闇に消えるだけなのだが、ついつい長居をしたくなるのは、まだ私に未練があるからに違いない。その点では、伝馬町の獄で刑を待っているときにつくった、吉田松陰の辞世の歌は天晴れで、私など足元にも及ばない。  

 呼び出しの声まつほかに今の世に待つべき事の無かりけるかな  

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豪雨のため奥会津では高齢者だけの集落が孤立状態だ!

2011年07月30日 | 災害

 奥会津は驚異的な大雨によって、想像を絶する被害が出ている。南会津郡の南会津町や只見町、大沼郡の金山町や三島町では、伊南川や只見川が一部で決壊し、孤立した人たちを救おうと自衛隊が出動している。過疎地で、バブル崩壊後、建設業が次々と倒産したために、若者の姿はほとんどなく、山間地にへばりつくようにして集落が点在する。どこで地滑りが起きても不思議ではなく、救助するにも二次災害の危険性と背中合わせである。金山町地内では、只見川にかかるJR只見線の鉄橋や国道の橋が流されたといわれる。そうであれば、只見町には、ヘリコプターで空から向かうしかない。奥会津は、世界的名版画家である斎藤清の題材となった場所である。そこの山肌がえぐられ、堤防を乗り越えた濁流が集落や水田を呑み込む様は、それこそ地獄である。しかも、今助けを待っているのは、そのほとんどが高齢者である。私は故郷を離れた奥会津出身者に呼びかけたい。「すぐに助けにきてください」と。80歳を過ぎた人たちが先祖伝来の地を守っているのであり、もはや力尽きようとしている。夜になると、音一つなく真っ暗になってしまう過疎地であっても、そこにはあなたちの先祖の墓があるのだから。私も金山町に知り合いがいるので、これから手伝いに行くつもりだ。  

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保安院のやらせを蒸し返すより原発事故対策を優先せよ!

2011年07月30日 | 災害

 自公政権時代の原子力関係のシンポジュウムで、経済産業省の原子力保安院がやらせ質問を要請していたことに対して、今の政権内から鬼の首を取ったかのような批判が出ているが、そんなことで揚げ足を取っているサヨクというのは、相も変わらず問題のすり替えであしかない。彼らこそ、様々な組織に仲間を潜入させて、やらせを行ってきたではないか。だからこそ、70安保騒動のときに、各大学の自治会を掌握できたのだし、連合加盟の各組合だって、組織を牛耳るためには、あらゆる手段を講じてきたではないか。さらに、良し悪しは別にして、原子力発電所の推進は、これまで国を挙げての大方針であったために、原子力保安員もチョッカイも出したのだろう。経営者は電気事業連合会、社員は電力労連に加盟し、それぞれ自民党と民主党をコントロールしてきた。建設中を含めると56基もの原発が日本に存在することになったのは、そうした背景があったからだ。今守勢に立たされている民主党政権が、そもそも居直れるわけなどないのだ。放射性物質で汚染された東日本は、このままでは人住めぬ地になろうとしているのに、責任転嫁と弁解に終始しているのだから、これでは原発事故の対応が遅れてあたりまえだ。何百万人という被曝した人たちのことなどは、まったく頭にないのだろう。  

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