草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安易な難民の受け入れは将来の日本に禍根を残すだけだ!

2015年10月02日 | 思想家

日本は難民に対して冷たいという人もいるが、あえて混乱を引き起こさないためにも慎重な姿勢を貫くべきだろう。政治的な迫害を受けて本国にとどまれない人々に対しては、手を差し伸べることをためらってはならない。しかし、経済的に恵まれないからということだけで、日本に押し掛けてくるのは拒否しなくてはならない。ドイツを目指しているシリアの難民はとどまるところを知らない。そうでなくても日本には在日をめぐる問題がある。かつて一つの国であったために、自国民と同様な扱いを朝鮮半島の人々に行っている。同じアジア人同士であってもいさかいは生じている。アメリカのように最初から多民族の国家であれば、お互いの違いを乗り越えるエネルギーが働くだろうが、日本においてはそれが国家の解体につながる危険性がある。佐伯啓思が『国家についての考察』で「グローバリズムと情報化(IT革命)の中でなされる、ほとんどなし崩し的な政治的決定はますます歴史的・文化的構成体としての国家に歪みを与えている」と書いている。今の日本においては「歴史的・文化的構成体としての国家を担うという意識」が重要になっている。ここで大量に難民を受け入れることは、そうした動きに逆行することになりかねない。世界は一つだとしても、様々な宗教や価値観があるわけで、それぞれの民族が特性を生かすことが大事なのである。民主党の岡田克也代表が主張している安易な難民受け入れは、将来の日本に禍根を残すだけなのである。

 

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