草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

習近平を面と向かって批判したBBC女性記者の記者魂!

2015年10月24日 | 思想家

世界中がウイグルやチベットに対する中共の民族抹殺に怒っているのに、イギリスのキャメロン首相が金のために中共と手を組んだ。産経新聞によると去る21日に行われたキャメロン首相と習近平首席の共同記者会見で、BBCの女性記者が異議を唱え、習近平首席をも批判した。見上げた記者魂である。それと比べると、中共をまともな国として取り上げ、何かするとその反応を気にする日本のマスコミは、あまりにも腐り切っている。イギリスは民主主義国家である。人権に配慮するのは当然であり、日本のマスコミも見習うべきなのである。かつて共産主義に理解を示すのが、進歩的といわれた時代があった。川崎修は『ハンナ・アレン』において、アレントの全体主義についての見方を分かりやすく解説した。共産主義もまたナチズムと同じ全体主義なのである。Гイデオロギーの支配と組織的なテロルによって特色づけられる。現実感覚喪失の空隙を埋めたのが、論理的構築物としてのイデオロギーであった。そして強制収容所を頂点とする組織的テロルは、人間多様性や自発性を根絶することを目指す全体主義支配の究極の実験室であった」。人間の弱さにつけこんで、現実を無視したイデオロギーを吹き込んで、人々に間違った団結心を起こさせるのである。それと同時に、自分たちに与しない者たちを、組織的テロルでもって敵として抹殺するのである。中共のような人権を無視した全体主義の独裁とは厳しく対処すべきだ。断じて膝を屈すべきではないのである。

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