テレビの報道番組はほとんどが見るに値しない。自分たちの既得権益である「ええかっこしい」のパヨク的な言論の慰めの場になっているからだ。あんなもので日本の政治を考えるのは、情報弱者しかいないだろう▼テレビ朝日の報道ステーションで言いたい放題のことを口にしていた古舘伊知郎は、そのお粗末ぶりをぽろっと漏らしてしまった。安倍政権による報道への圧力があったかのように演技して、それで視聴率を稼いでいたというのだ。国民をたぶらかしたのを認め、大見えを切って見せているのである。愚かのことである▼古舘ごときの主張を国民は容認していたわけではないのである。それは内閣の支持率からも理解できそうなものである。まともな日本人は、古舘の言っていることを聞きながら、自分たちの正しさを再確認していたのである。田原総一朗が認めていたように、もはやテレビの力では政治は動かせなくなった。テレビの威勢がよかったのは、平成21年の民主党政権が誕生した時までであった。国民が一方的に煽り立てたのがテレビであった。民放ばかりではなく、NHKまでその急先鋒であった▼あれで国民は多くのことを学んだのである。人は生きて識るしかないのだから、それもまた仕方がないことであった。行き場所を失った民主党は民進党となり、共産党の操り人形と化している。テレビ局は過去の失敗を反省することもなく、自分たちの価値観で「ええかっこしい」を演じている。多くの国民が呆れているのに、それすらも気付かないのである。
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