草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発処理水放出に福島県民もネットも冷静

2023年08月23日 | 科学技術
 福島第一原発の処理水が24日に放出することが決定した。マスコミや特定野党が騒いでいるくらいで、福島県民もネットもいたって冷静である。
 漁業関係者は最後の最後まで反対の姿勢を崩さないが、ひろゆき氏がツイートしているように、逆にそれが風評被害を煽りかねない。「海に流しても影響がありません」と言い切った方が、不安の解消につながるからだ。
 補償をどの程度にするかで、綱引きをしているのではないだろうか。危険性と背中合わせで文明は進歩してきた。もはや人類は原子力を無視しては暮らせなくなった。
 福島県民は、原発は絶対安全だというのを信じてきたのに、それが裏切られたという思いが強い。しかし、日本のエネルギーの今後を考えたときには、再エネでまかなわれないことは明らかである。
 どこまでコントロールできるかは、誰にも分からない。中国や韓国もトリチウムを海洋に流しており、批判できる立場ではない。IAEA(国際原子力機関)が昨日、「国際安全基準に合致していて、環境などへの影響は無視できるものだ」との声明を発表しており、今はただ先に進むしかないのである。
 だが、アルプスに不都合が生じた場合には隠蔽することがあってはならない。同じ過ちを繰り返さないように、最善を尽くしてもらうしかないのである。

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