予想しなかった展開が生まれつつある。当初は安倍首相の解散総選挙は無謀だと思われていた。しかし、単身で突進するかのような決断が、新な局面を拓きつつある。国民は安倍首相に何を託そうとしているのだろうか。戦後体制のなかでもがき苦しんでいる日本人が、国家を取り戻すきっかけになるのを、内心では期待しているのではないだろうか。自民党の立候補者の多くはそれに気づいていない。国家国民を論じることなく、利益誘導のかつての自民党政治に復帰しようとしている。外交や安全保障について論じることなく、それで国政を語ったつもりになっている。そんななかで唯一正論を吐いているの次世代の党である。日本の国防を強化しなければ、中共の侵略を許すことになるからだ。この瞬間も日本の領土を護っている自衛隊の諸君は、緊張のただなかにある。中共の戦闘機へのスクランブルは日常化している。相手から攻撃されるまで反撃できない自衛隊機は、死を覚悟しながら任務についている。国政選挙でそれにまったく触れないのは、危機意識が乏しいからだろう。戦後体制によって日本は手足が縛られてしまった。国の安全はアメリカ任せになり、従属的な地位に甘んじなくてはならなかった。安倍首相がそれを問題にしようとしただけで、アメリカからも危険人物視された。中途半端になるのは政治家としてはやむを得ない。少数であろうとも、当面は日本派の次世代の党が頑張るしかないのである。
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