文在寅の韓国を甘く見てはならない。いつ倒されるかと恐れを抱いており、自分を守るためには何でもやりかねないからだ。対日強硬路線をこれまで以上にエスカレートさせるのは確実だ。我が国に戦争をしかけてくる可能性すらある。国内的には監視を強化し、意に添わない保守派を次々と逮捕するだろう。自由と民主主義は踏みにじられるのである▼エリック・ホッファーの『魂の錬金術エリック・ホッファー全アフォリズム集』(中本義彦訳)には、権力者の弱さに触れた言葉がある。「強者が弱者の真似を始めるとき、世界に大きな災禍がふりかかる。弾圧と粛清という強者の掌中にある無比の手段は、弱者が生き残るための絶望的な手段である」▼文在寅が主張する歴史問題云々は、あくまでも日本を批判するためであり、関係改善など念頭にないのである。自らの失政に目を向けさせないために、文在寅は反日を韓国民に焚きつけているのだ。韓国は赤化に向かって突き進んでいる。それを阻止できるかどうかは韓国民にかかっている。しかし、すでにマスコミ、警察、軍隊まで影響下に置かれている。唯一検察が抵抗しているが、チョ・グクを法務部長官に任命したことは、まさしく指揮権の発動である。スターリンや毛沢東がそうであったように、被害者意識が強く弱者を装う者たちほど残酷な権力者はいない▼これから韓国民は地獄を見ることになるが、我が国にとっても対岸の火事ではないのである。
応援のクリックをお願いいたします
最初は、南北首脳会談での金正日の礼儀正しい態度に驚きましたが(引用者注:訪朝した金大中を年長者として敬い、機知に富んだ巧みなユーモアを言い、同行の韓国人記者一人一人を実名で呼んだので記者たちは心を奪われた)、それでも北朝鮮への不信感はまだぬぐい切れない状態でした。アジア競技大会で北朝鮮女性応援団が入ってきて、彼女たちに古き良き朝鮮美を感じ、韓国人と同じ食べ物(引用者注:そして同じ朝鮮歌謡「アリラン」)が好きだというのを聞いて、気持ちが大きく揺れました。
そして、ユニバーシアード大会で一緒に南北朝鮮を応援することによって、朝鮮統一の情緒が一気に高まりました。
驚くべきことは、韓国国民の気持ちのなかで、朝鮮戦争に対する恨みが徐々に消えていったことです。何10万もの同胞が犠牲になったにもかかわらず、『北が一方的に悪かったわけじゃない』『朝鮮戦争は兄弟喧嘩だった。兄弟なんだから、もう許し合おう』という雰囲気がどんどん強まっていったのです」と、『北朝鮮化する韓国』に呉 善花は書いている。
わたしたち日本人からすれば、「韓国は朝鮮戦争で『北朝鮮』と中国軍により壊滅的な被害を受けた。兵士、民間人合わせて死者のみで52万人、行方不明者43万人を合わせると100万人近くにも上る犠牲者が発生した。
朝鮮戦争以降にも、1983年ラングーン爆破テロ事件(死者21人)、1987年大韓航空機爆破事件(同115人)、2010年天安艦爆沈事件(本事件に関連した犠牲者は56名)、2010年11月ヨンピョン島砲撃(死者4名)の被害を受けた。
韓国は、1945年以降、『北朝鮮』の戦争犯罪や人権抑圧やテロについての言及を避けているが、1945年以前の日本の植民地統治に対する非難だけを続けている」のが、不思議だった。
呉 善花は言うのである。実は、今では韓国国民の国民情緒は大きく変化して、韓国の国是であった「反日・反共」から「反共」が抜けて、唯一「反日」だけが残って尖鋭化していると。