進歩史観を振り撒くサヨクよりも、未来というものは、あくまでも私たちの努力にかかっているという保守民族派の方が、脱原発の中心なるべきである。だからこそ、私は福島第一原発事故の発生以来、日本を絶望のどん底に落とし入れている放射生物質の危険性を、声を大にして叫んできたのである。その観点からしても、「脱原発!愛国デモ行進」が去る22日、東京の渋谷で行われ、気勢を上げた意義は大きいものがある。保田興重郎は中河与一著の『天の夕顔』の解説で、「今日における浪漫主義文学の見識は、共産主義とアメリカニズムを排斥することになる」と書いている。原発推進の近代主義イデオロギーである共産主義とアメリカニズムは、一挙に打倒しなくてはならないのである。とくにサヨクというのは、社会発展の法則を持ち出して、未来をバラ色に思い描くのが常である。さらに、今回の原発事故の不幸は、政権の座に、統治能力なき民主党政権が就いていたことだ。情報を隠蔽し、多くの人たちを死の淵に追いやってしまっている現状は、まさしく国民の敵である。しかし、同じサヨクで身内だということもあって、反原発と騒いでいるサヨクの連中は、民主党政権の責任はほとんど追及していない。もはや日本を救うことができるのは、保守民族派だけなのである。
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