つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「カムイ外伝」

2009年10月06日 | 芸能
                   映画「カムイ外伝」より

映画「カムイ外伝」を鑑賞した。
白土三平原作の傑作コミックを崔洋一監督が実写化したアクション娯楽大作。
忍びのおきてに背き、たった一人で追っ手から身をかわす不屈の主人公の苦悩と孤独を浮きぼりにする。
孤高のヒーローをその抜群のセンスで演じるのは、松山ケンイチ。ヒロインを小雪が演じている。
人気脚本家、宮藤官九郎と崔洋一監督が共同で手掛けた脚本からあふれ出す人間味に満ちた物語に圧倒される。

鉄の意志を持ち、見事な剣の腕前を持つ忍者カムイ(松山ケンイチ)は、おきてにがんじがらめにされた忍びの世界に閉口してそこから抜け出す。
かつての仲間、大頭やミクモはそんな彼を裏切り者とみなし、執拗にその後を追う。漁師の半兵衛を助けたことでカムイはその家族に歓迎されるが……。

忍者の掟を破って抜忍になったカムイは、かつての仲間と死闘を繰り広げる。
緊張感が最後まで息を抜かせない迫力なドラマが展開。
忍者独特の動きを演出として、CGを随所に盛り込んでいる。
サメ退治をするシーンなどは迫力満点である。
激しい動きで身体を張った演技をした松山ケンイチ(カムイ)の活躍が光る。
忍者の組織を抜け出した者(抜忍)の厳しい状況を上手く表現している。

沖縄のオープンセットでの撮影と海のきれいなところが印象に残った。

(10月6日記)
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