つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

井実彬(あきら)さんについて

2009年10月16日 | 友人
                全国学生躰道大会を観戦する井実彬氏

今年の全国学生躰道優勝大会に井実彬(いじつあきら)氏が観戦に来場した。
井実氏は、国際商科大学(現東京国際大学)の第1期生として1965年に入学した一人です。
大学に空手道部を創部しようと、玄制流空手道最高師範である祝嶺正献先生の自宅に赴き、指導依頼をした人です。
学生数の少ない初年度は20名の同好者を集めて玄制流空手道を創部させた。
理論派である井実氏は、クラブの統制役で尽力していた。
その後、祝嶺正献最高師範により玄制流空手道部は躰道へと名称を変更してあたらなスタートを切ったのです。
全国学生躰道大会における東京国際大学の戦績も上位に入賞したことも多くある。

この日も母校の後輩たちの活躍を見ようと東京武道館まで駆けつけてくれた。
しかし、現役部員たちはインフルエンザに罹り、活動停止となり今大会に出場することはかなわなかった。

今回大会を観戦した井実氏からメールでコメントを頂きました。
池内様
会場では予期せず貴兄にお目にかかれて嬉しく思いました。
多忙な中、わざわざ時間を取って頂いた様子でかえって恐縮しております。
以前、「社会人大会」だったと思いますが、数回観戦に出向いたことがあります。
当時は貴兄の円熟した演技に魅入っていたものです。(さっそくユーチューブで貴兄の雄姿を探し出しましたよ)
期待をしていた商大の不参加がインフルエンザにあったとは・・。
学生諸君の無念さを思うと切なくなります。
是非、次回に期して欲しいものです。
偉大なる祝嶺正献先生のご逝去後、2代目の宗家(代行・工藤依子氏)がしっかりと「理念」を引き継がれていることは「スピーチ」からも窺い知れ、その求心力のなせる業で見事に43回目の大会を遂行されました。
初代宗家祝嶺正献最高師範御逝去の直後ではいろんなことがあったやも知れませんが、2代目のお人柄や組織作りが確立していたこともあって今日の発展に至ったのだと思いました。
なにより、貴兄他の重鎮達、会員個々の自覚の高さが「大きな危機」を乗り越える「原資」になっていたとも言えそうです。
いずれにせよ、傍目からすると今日の有りようは、20数年ほど前と比べると、隔世の感がしましたね。
つまり、「宗家の理念」にぶれることなく、しかし国際化時代に相応しい「洗練された日本の武道」を更に指向している様をたっぷりと体感させて頂きましたと言う事です。

井実彬氏は、11月1日開催の全日本躰道選手権大会(BunB東京スポーツ文化館。新木場駅下車徒歩10分)には、良き仲間である佐藤彰雄さんと一緒に観戦するとのことです。
今から楽しみにしております。

(10月16日記)
コメント
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