ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.11.15 Kさん、ファイトです!

2011-11-15 19:40:22 | 日記
 昨日帰宅早々、土曜日にプチ虹のサロンでお会いしたKさんから、メンバー宛て「ご報告」というメールが届いた。

 「夏頃からお腹の違和感、痛みが続くので、CTを撮り、その結果を今日聞いてきました。原発の膵臓癌か、転移性のものか判別は難しいようです。骨髄抑制の数字を見ながら、ジェムザールの量をもう少し増やす、放射線をあてる等の提案をされて、今日は既定量のジェムザールで帰ってきました。
 正直ショックは隠せませんが、しっかり受け止めて、今まで通り色々楽しみながら、過ごしたいと思っています。・・・・」

 読みながら、息をのんでその場にへたりこんだ。
 土曜日、2ケ月ぶりにお目にかかった時に、少しお痩せになったように見えたし、お腹が痛くて大変だったこと、膵管が腫れているようだということ、月曜日に検査結果を聞きに行く、とお話を伺っていたので、昨日は一日中どうしておられたか、ずっと気になっていた。
 そうはいうものの、ランチ会では美味しそうに召し上がっていたので、大丈夫、大丈夫・・・と自分に言い聞かせていた。

 電話でお声を聞きながらお話すればよかったのだけれど、昨日は自分も胸痛で凹んでいたし、そんな精神状態でお声を聞いたら、言葉より先に涙が出て沈黙してしまいそうな気がして、迷った末、失礼だとは思ったけれどメールでエールをお送りした。

 Kさんはメンバーの中では一番のお姉様。本当にいつも向日葵のような笑顔。明るくて前向きで多趣味で旅行がお好き。2人の息子さんを立派に育て上げておられるので母業でも大先輩。これまで病気以外の子育ての悩み等もずうずうしく相談させて頂いてきた。駄目な時は駄目、とはっきり言ってくださる姉御肌のとても頼りになる方だ。
 肺への転移後ハーセプチン7年、ナベルビン3年を経て、ジェムザールを始められていた。私にとって厳しい治療の前を歩いてくださっている先輩は希望の星だ。

 今朝になって、Sさんともメールでやりとりをしたのだが、神様は本当に意地悪だ。私たち、こんなに頑張っているのにどうしてなんでしょう・・・と。

 けれど、Kさん、ジェムザールはもともと膵臓癌に奏功するとても良いお薬です。Kさんがこれまでなさってきたように、きちんと受け止めて、前向きに治療をされれば、必ずや神様は微笑んでくださると確信しています。陰ながら全力で応援しています。

 もう十分に頑張っている人に対して、外野が「頑張れ」と言うほど残酷なことはない。
 それでも、「どうか神様、これからのKさんの治療が奏功しますように」と祈りたい。

 だから、十分頑張っておられるのは重々承知の上で、それでも敢えて言わせて頂きます。
 「Kさん、ファイトです!」
コメント
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