昨日に引き続き、あと3冊をご紹介したい。(返却期限を過ぎてしまったので、大急ぎ!)
4冊目は柴田岳三さんの「かぎりなき使命―ホスピス・緩和ケアとそのプロたち」(青海社)。
表紙のイラストは、妻をホスピスで看取られたイラストレーターの鈴木強氏が、著者(カレス・マークホスピスの施設長)らの仕事ぶりを描いたものだという。医師、看護師からボランティアの方々まで、ホスピスで働くプロたち一人ひとりが誰だかわかるほど似せて描かれている、と紹介されていた。
まえがきで著者が述べているように、読み進むうちにホスピス・緩和ケアがどのような考え方で運営されているか、そのために一人ひとりがどう行動しているか、さらにはどうしたらそのようなプロになることができるのか、がイメージできるようになっている。
ホスピス・緩和ケアは決して特殊なものではない。「すべての医療者や地域の人びとが死生観をしっかり持ち、ホスピス・緩和ケアを当たり前のように考えるようになれば、がんが治らないまでも、また死に至る病がなくならないまでも、すべてのがん患者、いやすべての病気に苦しむ患者が救われる時代が来るのではないだろうか。」という言葉に明るい未来を見た気がした。
5冊目は鎌田實さんと中川恵一さんの「がん 生きたい患者と救いたい医者」(三省堂)。
表紙下には、お二人の全身写真とともに「今、問う!『がんと日本人』の姿!『がんばらない』『あきらめない』の鎌田實、『ビジュアル版がんの教科書』の中川恵一」とある。
がん治療に関して今を時めくお二人が各々、1章「がんの現在過去未来」、2章「<生きたい>がんの患者さんの心に寄り添う!-言葉の向こう側にある患者さんの心―を担当。3章は「がん難民からの脱出。再発がんだって治る可能性はある-がん治療を拒否した二人が良い医療に出会った」という、乳がん患者さん2人と両先生の対談で進められている。4章は「がん治療の現在を知る」で、鎌田先生が「抗がん剤治療に関して 鎌田流<頭の整理>法教えます」を、また、中川先生が「放射線治療に関して 中川流<頭の整理>法教えます」、を書いておられる。後半の5章、6章は両先生の対談で「がんと日本人とがん医療―命をめぐる現場にて」「日本のがん医療への警鐘」。
お二人の著作は今までも何冊か読んでいるので、とても読みやすく、これまたあっという間に読破。
6冊目は保坂隆さんと寺田佐代子さんの「がんの心の悩み処方箋 精神科医からあなたに」(三省堂)。
保坂さんは精神科の医師、寺田さんは乳がん患者会ファシリテーターである。
1章はがんと心の総論、2章は37の不安と悩みをQ&A方式で、お二人が医師と患者、それぞれの立場で回答するつくりになっており、興味深い。3章は自分で出来る心のケア、4章はクスリの話―睡眠導入剤、抗うつ薬の話、5章はがん患者さんのグループ療法、最終章は家族のために―心のケアを考える、からなっている。付録として「あなたの心のセルフケアのために」ということで、自分で書き込みながらできる「心のセルフケアノート」も付いている。情報満載だった。
あなたへのメッセージとして、
「Yesterday is History
Tomorrow is Mistery
Today is Gift」
とあった。そう、何より今日を大切に過ごすことだ、と思う。
ようやく気持ち悪さから解放されつつあり、朝から大洗濯。その後、およそ1ケ月ぶりにヨガスタジオへ出かけリハビリ程度にピラティスに参加してきた。さすがにこれだけ空いてしまうとなかなかすぐに汗が出てこない。ふと会員証を見れば、ヨガスタジオに通い出して早くも5年が過ぎた。オープン時からのインストラクターが体調不良等で次々に退職し、まだ頑張っていた2人のうちの1人も今年末で退職とのこと。私たち生徒は1日1レッスンでさっぱり気持ち良く帰るけれど、1日に複数のレッスンを続けるにはかなりきつい仕事なのだろう。寂しく思う。
夕方、夫が無事に5泊6日の小笠原出張から帰宅し、久しぶりに3人で夕食を囲んだ。思えば息子が産まれて1泊、2泊という短期出張はあったけれど、こんなに長い出張は初めてのことだ。息子と2人でどうなることかと思ったけれど、日々に追われて過ぎてみればあっという間、であった。
食後は、お茶をしながら夫の撮影してきた写真のスライドショーを見た。青い海、青い空、ハイビスカスにブーゲンビレア、タコノキ、ウミガメ、半袖姿、お見送りの船から次々海に飛び込んで「また来てね!」・・・やはり南国である。
明日からはまた新しい1週間が始まる。後半からは、いよいよ師走、である。
4冊目は柴田岳三さんの「かぎりなき使命―ホスピス・緩和ケアとそのプロたち」(青海社)。
表紙のイラストは、妻をホスピスで看取られたイラストレーターの鈴木強氏が、著者(カレス・マークホスピスの施設長)らの仕事ぶりを描いたものだという。医師、看護師からボランティアの方々まで、ホスピスで働くプロたち一人ひとりが誰だかわかるほど似せて描かれている、と紹介されていた。
まえがきで著者が述べているように、読み進むうちにホスピス・緩和ケアがどのような考え方で運営されているか、そのために一人ひとりがどう行動しているか、さらにはどうしたらそのようなプロになることができるのか、がイメージできるようになっている。
ホスピス・緩和ケアは決して特殊なものではない。「すべての医療者や地域の人びとが死生観をしっかり持ち、ホスピス・緩和ケアを当たり前のように考えるようになれば、がんが治らないまでも、また死に至る病がなくならないまでも、すべてのがん患者、いやすべての病気に苦しむ患者が救われる時代が来るのではないだろうか。」という言葉に明るい未来を見た気がした。
5冊目は鎌田實さんと中川恵一さんの「がん 生きたい患者と救いたい医者」(三省堂)。
表紙下には、お二人の全身写真とともに「今、問う!『がんと日本人』の姿!『がんばらない』『あきらめない』の鎌田實、『ビジュアル版がんの教科書』の中川恵一」とある。
がん治療に関して今を時めくお二人が各々、1章「がんの現在過去未来」、2章「<生きたい>がんの患者さんの心に寄り添う!-言葉の向こう側にある患者さんの心―を担当。3章は「がん難民からの脱出。再発がんだって治る可能性はある-がん治療を拒否した二人が良い医療に出会った」という、乳がん患者さん2人と両先生の対談で進められている。4章は「がん治療の現在を知る」で、鎌田先生が「抗がん剤治療に関して 鎌田流<頭の整理>法教えます」を、また、中川先生が「放射線治療に関して 中川流<頭の整理>法教えます」、を書いておられる。後半の5章、6章は両先生の対談で「がんと日本人とがん医療―命をめぐる現場にて」「日本のがん医療への警鐘」。
お二人の著作は今までも何冊か読んでいるので、とても読みやすく、これまたあっという間に読破。
6冊目は保坂隆さんと寺田佐代子さんの「がんの心の悩み処方箋 精神科医からあなたに」(三省堂)。
保坂さんは精神科の医師、寺田さんは乳がん患者会ファシリテーターである。
1章はがんと心の総論、2章は37の不安と悩みをQ&A方式で、お二人が医師と患者、それぞれの立場で回答するつくりになっており、興味深い。3章は自分で出来る心のケア、4章はクスリの話―睡眠導入剤、抗うつ薬の話、5章はがん患者さんのグループ療法、最終章は家族のために―心のケアを考える、からなっている。付録として「あなたの心のセルフケアのために」ということで、自分で書き込みながらできる「心のセルフケアノート」も付いている。情報満載だった。
あなたへのメッセージとして、
「Yesterday is History
Tomorrow is Mistery
Today is Gift」
とあった。そう、何より今日を大切に過ごすことだ、と思う。
ようやく気持ち悪さから解放されつつあり、朝から大洗濯。その後、およそ1ケ月ぶりにヨガスタジオへ出かけリハビリ程度にピラティスに参加してきた。さすがにこれだけ空いてしまうとなかなかすぐに汗が出てこない。ふと会員証を見れば、ヨガスタジオに通い出して早くも5年が過ぎた。オープン時からのインストラクターが体調不良等で次々に退職し、まだ頑張っていた2人のうちの1人も今年末で退職とのこと。私たち生徒は1日1レッスンでさっぱり気持ち良く帰るけれど、1日に複数のレッスンを続けるにはかなりきつい仕事なのだろう。寂しく思う。
夕方、夫が無事に5泊6日の小笠原出張から帰宅し、久しぶりに3人で夕食を囲んだ。思えば息子が産まれて1泊、2泊という短期出張はあったけれど、こんなに長い出張は初めてのことだ。息子と2人でどうなることかと思ったけれど、日々に追われて過ぎてみればあっという間、であった。
食後は、お茶をしながら夫の撮影してきた写真のスライドショーを見た。青い海、青い空、ハイビスカスにブーゲンビレア、タコノキ、ウミガメ、半袖姿、お見送りの船から次々海に飛び込んで「また来てね!」・・・やはり南国である。
明日からはまた新しい1週間が始まる。後半からは、いよいよ師走、である。